2013年6月18日火曜日

ラスヴェガス万歳!(つづき)




さて、台湾のことはちょっと置いておいて(でも本当はロサンゼルス日記を終わらせたい…)。
以前このブログで書いた、村上春樹著「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の中に出てくるエルビス・プレスリー主演の映画「ラスヴェガス万歳!」をようやく観ることができました。…が!!!!これは…かなり結構つまらなかった…。相変わらず曲はいいんだけど、ハッキリ言ってこれといったストーリーが無い。話だってラスヴェガスじゃなくても全然いいような。近隣の名所がちょいちょい出てくるからネバタ州観光協会企画の映画なのか?ラストにちょっと息を飲むカーレースシーンがあるけど、背景と車に乗ったエルビスはあきらかに合成だったし・・・
ちなみに小説で、映画についてはこんな風に語られています。
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「あの映画、見たこたあるか?」
「ずっと前テレビの深夜放送で見た。初めから終わりまで全部見たわけじゃないけど」
「つまらん映画だったろう?」
つくるは中立的な笑みを浮かべた。
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いやいやいや、中立的な笑みを浮かべられるつくる君は大人だよ!誰が観たってつまらん映画だろ、これ!!!そんな映画にお金払っちゃったよ!!
…とはいえアメリカのハッピーな映画だから、まぁゴキゲンでしたけどね。。。(←案外キライじゃない)まず今回のエルビスの役名が「ラッキー・ジャクソン」。名前がラッキー!いいですね~。で、レースにばかり夢中になってるラッキーにガールフレンドが「ライバルは青いレーシング・カー♪」と怒りながらサンドイッチの差し入れを用意するナンバーが上の写真。ケチャップで「LUCKY」と書いてて…カワイイ!!お洋服もお腹の出てるピッタリ白レースのトップスに濃いピンクのフンワリスカート。
そして、本当に話の筋とはまったく関係なくエルビスの歌う「テキサスの黄色いバラ」と「The Eyes of Texas (線路は続くよどこまでも)」。このシーンは何だか妙に素晴らしく…テキサスっていい所なのかも…とさえ思ってしまいました。
にしても「つまらん映画」でしたよ、やっぱり。