2013年2月27日水曜日

Paris日記12 Les Deux Magots





その日の午後はモントルイユの蚤の市(治安が悪そうな所だった…)へ行ったり、気を取り直してサンジェルマンデプレでちょこちょことショッピングをしたりして、最後にちょっと行ってみたかった老舗カフェ「Les Deux Magots」で夕飯(?)となりました。ここは、ヘミングウェイやピカソ、そしてサルトルとボーヴォワールも常連だったとか。
ここで、友達がパリに来た時には必ず食べるという、彼女にとっても大切なメニュー「タルトタタン(アイスクリーム添え)」を注文しました。そのお味は…オ・イ・シ・イ!!も~朝から歩き回ってクタクタだったし、本当にパアァっと顔が輝いてしまうくらい美味しかったです!!ちなみに飲み物はコーヒー。コーヒーは写真上のようにミルクピッチャー(茶)で出てきました。これでカップ1杯半くらい。ちなみに白いミルクピッチャーにはお湯が入っていて、紅茶が濃くなってきたらそのお湯で薄めるとか…これがパリ式なのかな?(それとも一般常識??)友達も私もサンジェルマンデプレが好きなので、最後にここでお茶ができていい思い出となりました。
でも、今回一つ学びました。それは…「タルトタタンにはコーヒーは合わない」ということ。個人的な好みの話だとは思いますが、次からリンゴのお菓子の時は、絶対紅茶、それもアールグレーを頼むぞ。ムン。

2013年2月26日火曜日

Paris日記11 Musée de la Légion d'honneur








オルセー美術館を出ると、目の前に勲章やメダルっぽい写真がたくさん出てる博物館らしき建物(写真上)が。どんな展示内容か入館料がいくらだかもわからないけど、ちょっと入ってみたくてドアをおそるおそる開けると、係のムッシュが「入館無料!フラッシュは禁止!食べ物禁止!大きい荷物は預けて!」と英語で一気に説明。無料ならばと、見学することになりました。
どうも勲章ばかりを集めた「レジオンドヌール勲章博物館」という所のようで、フランスはもちろん、世界中の勲章、戴冠式っぽい衣装、サーベル、金の月桂樹の冠等々…無料のわりに結構広くて、「もういいよ!」ってっくらい一生分の勲章を見尽くしてきました。ちなみに、
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 レジオンドヌール勲章(名誉軍団国家勲章)は、執政政府期にナポレオン・ボナパルトによって制定されたフランスの栄典制度である。現在もフランスの最高勲章として存在する。(wikiより)
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はぁ~~これもナポレオンの功績のひとつなんですね~。パリから帰ってきて、池田理代子先生の「エロイカ~栄光のナポレオン~」を読んでいます♪♪レジオンドヌール勲章についても、今後出てくるかな?

2013年2月25日月曜日

月組「ベルサイユのばら~オスカルとアンドレ編~」





大変なチケット難となっている月組公演「ベルサイユのばら」を観てきました。・・・・・・・・・と1週間前に書き始めたものの、どうしてもこの作品に対する感想はネガティブなものしか出てこない!!
今月は「クライドルフ」さんや「東京家族」のブログでずいぶんマイナスなことばかり書いてしまい、やっぱりそういうのって私も気分が良くなくて、これじゃ「いじわるばあさん」のブログみたいだよ、と思っていたのですが…
もういいや、2月は毒吐き月間だ!!
と、開き直ってスッキリした途端、何故でしょう。ベルばらを毒づく気分がスッカリ抜けてきた=3そんなわけで今回はベルばらの文句は言いません。まぁひとつ馬好きとして言わせてもらえば、最後のガラスの馬車(写真下)、もう少し馬のクオリティを上げられなかったのか…首が短くて足が太いのかな。ロバと馬のあいのこみたい。(あれ?結局ネガティブな感想?)

2013年2月19日火曜日

Paris日記10 L'hôtel d'Orsay





特別展をガッツリ見て、常設展を流し見て、11:45のオープンと同時にオルセー美術館のレストランへお昼を食べに行きました。「地球の歩き方」を見て、行きたかった所なんです~。内装が…素敵(;v;)グスン。炭酸のお水と16.5ユーロの「本日のランチ」を注文。ランチはサーモンに麦みたいなのが付いてて、かかってたソースが美味しかった…!フランスはこんなミュージアムのレストランでも本当に美味しいです。デザートは「ile flottante(浮いてる島、って感じの意味)」が何だかわからず頼んだら、写真下のような、カスタードクリームにメレンゲの焼いたような物が乗っいて、それにキャラメルと焼いたアーモンドをかけたデザートでした。メレンゲが苦手な友達と私は3口くらい食べてギブ…でも朝から立ちっぱなしだったから、美しいレストランでゆっくり食事できてよかったし、色々話せていい時間を過ごせました。

2013年2月18日月曜日

Paris日記9 L'impressionnisme et la mode







Paris日記にようやく戻ります。オルセー美術館には以前行ったことがあったので、リニューアルしたとはいえ、今回行くつもりは全然ありませんでしたが…地下鉄のポスター(写真上)でその時の特別展示が「印象派とモード展」だとわかり、こりゃエライこっちゃ!!と服飾出身のパリに住んでる友達を誘った次第でした。
も~印象派モード☆ドストライクの有名な作品がわんさかあって、絵をもとに作られたドレスもたくさん展示されてて…素敵過ぎてこれまた全然消化しきれなかったのですが…印象派時代のドレスの素晴らしさを知り始めた学生時代の頃の自分に見せてあげたかったな、そしたら今の私よりもっと感動したんだろうな、なんて思った展示でした。
でもオシャレな友達とパリでこういう展示を見ることができるって…「大人って素敵!!」と思わずにはいられまん。若い頃の方が色々新鮮かもしれないけど、やっぱり今が一番いいかな。

2013年2月15日金曜日

東京家族



小津映画友達に誘われて「東京家族」を観に行きました。予告編を観る限り、そうとうつまらないだろうとは思ってたけど…案の定全然面白くなかった。(いや、不覚にもラストのシーンでは泣いちゃったけどね!)
台詞回しは微妙に小津節な人とそうでない人が共存してるし、今時日本のどこに居たってそうそう東京は遠くないし(多分)、それ故「今生の別れ」って感覚が私達には無いし、ともかく普遍的な家族のテーマなわりに、時代感とかがハチャメチャで何か1本通ってない落ち着きの悪い映画でした。いくらオマージュとはいえ、あれほどの鬼才でもリメイクっておいそれとやっちゃいけないんだなぁ…。
でも、でもね!!このリメイク版でわかったことがあるんですよ!!それは「笠智衆(写真下のおじいちゃん)の偉大さ」でした。彼の演技を観るたびにいつも「ありえないくらい棒読み(×0×;)!!」と思ってたけど…笠智衆は存在しているだけで偉大な俳優だったのだと、今回思い知らされました。どこがどう偉大なのかと聞かれるとわからないんだけど…。
あと…妻夫木君を生まれて初めてカッコいいと思った。冒頭のグレーのパーカーがメチャクチャお似合いでした♡♡(エヘ)
そしてワンシーンだけ田中壮太郎氏も出演されてまーす♪♪(役を言ってしまうと、蒼井優ちゃんが勤める本屋さんに来ているお客のお父さんです。父親役…!!!)

2013年2月14日木曜日

エルンスト・クライドルフ







先日横浜そごうでスイスの絵本画家、「クライドルフの世界」展を観てきました。
「私、この世界観、絶対に好きなはずだもん!!」と勢いよく乗り込んだものの…意外とキツかった…。いや、素敵なんですよ!?本当にガッシュも水彩も、正確で繊細でアルプスの花々も美しくて。でも…草花が擬人化されている絵に、どうしも頭と体がついていけず(あと虫の絵。特に幼虫)…そうすると自分が「ファンタジーが解せない現実的で心優しくない、平気で野の花を踏みつける粗暴な人間」に思えてきて。多分あまりに繊細すぎる本人(実際静養のためアルプスに行ったり、神経衰弱を繰り返したりしてたらしい…)とリンクできる部分が無さ過ぎたんだろうな…。でも、アルプスの草や花を愛してやまない心は、溢れるほどに伝わってきました!あと2枚目のように、絵本の中表紙のデザインなども手がけたという…な、なんと美しい!!
そんなわけで、チケットをくれた友達へのお礼状も含め、5枚もポストカードを購入してしまいました~♪クライドルフさんの色が大好きなんだな~。

2013年2月13日水曜日

買っちブ~⑨ 電子レンジ圧力鍋




パリで使ったカードの請求も来てないのに…
横浜そごう改装セールにてマイヤーの電子レンジ圧力鍋をただの勢いで買っちブ~!!2枚目の写真、美味しそうですね~♡♡いつかこんなの作れるようになるのかな?
私はとりあえずカレーを作ってみました。材料を入れて電子レンジに入れっぱなしで18分。どの野菜もちゃんと火が通ってて素晴らしい!!…が、結局この電子圧力鍋の最大の売りは「時間短縮」だとか。アフターファイブの後は100%自分の自由な時間の私には別にそんなに急いで料理する必要もなく…(時間が無かったら作らないし)。「コレ、はたして必要あったかな???」と若干考えてしまいましたが、私の部屋の台所はIHコンロ1つなので、電子レンジでカレーを作ってる間にコンロのお鍋でほうれん草を茹でられる、というのは確かにありがたい。温められるお鍋を一つ買ったと思えばいいのかも♪背伸びせずに圧力鍋と付き合っていこうと思います。ウム。

2013年2月8日金曜日

Paris日記8 朝のセーヌ散歩

観光最終日は、朝イチでオルセー美術館へ友達と行くことにしました。オルセーはいつも行列がある印象だから、開館1時間前に集合と決めアパルトマンから歩いて向かいましたら…
朝もやのセーヌ川が、なんともロマンチックで素敵…!南京錠で恋人達が愛を誓うことで有名なポンデザールを渡り…


左手にパリで最古の橋、ポンヌフを眺め、


橋を渡りきれば対岸にルーブルがあり、雨上がりの舗道で気分はすっかりエポニーヌ???


オルセーに着く頃には、ようやく東の空が明るくなり始め…(これでも8:30AM!!)なんて興奮しながら写真を撮り撮り歩いていたら、待ち合わせの時間に遅れ、友達を寒い中散々待たせてしまった…!!ごめんなさい~!!結局チケット売り場には誰も並んでいなくて、開館時間までセーヌ沿いを散歩をすることに。


2日前にホッパー展を観に行ったグランパレのそばにある、私がパリで一番好きな橋であり、一番好きな場所「アレクサンドルⅢ世橋」を渡って右岸へ。


この橋は1900年のパリ万博の時に、ロシアの最後の皇帝ニコライⅡ世が寄贈した物で、「アレクサンドルⅢ世」とは彼のお父さんだそう。セーヌに架かる橋の中で、この橋だけずいぶん豪華だな、と思っていたらロシア趣味だったんですね~。フランス語の先生に言わせると「Très Romantique!」とのこと。本当に!!


左岸には大きな大きなアンヴァリット(軍事博物館でナポレオンのお墓)。本当に立派な建物。でもまだ入ったことがないので、次こそは!


オランジュリー美術館、コンコルド広場、マドレーヌ寺院を眺め…今回の旅行で行かれなかった所も見ることができてちょっとした観光気分。おばあちゃんみたいだけど本当に「早起きは三文の徳」ですね。


コンコルド橋を渡って左岸に戻り、開館10分前に美術館へ戻りました。メトロとバス乗り放題チケット「パリ・ビジット」を買っていたので地下鉄ばかり使っていましたが、こうやってゆっくり歩くことでパリの美しさを満喫することができました。知ってるつもりだったけど、本当になんて美しい街なんでしょう。

2013年2月7日木曜日

Paris日記7 封蝋








ジャンッ!!突然ですが、パリのL'Ecritoireという文房具屋さんで封蝋用の蝋(シーリングワックス)を買ってきました♡♡これまで赤しか持ってなくて、伊東屋でも好きな色が売ってなかったから嬉しいな~。
昨日は買った5色を全部試してみてました。上手く溶かせなかったり、煤っぽくなって黒が混ざっちゃったりと、技術的にはまだまだなのですが(緑が一番上手くいったかな)、こりゃカ・ワ・イ・イ!!手紙、書かなきゃね!!

2013年2月5日火曜日

ジャンゴ 繋がれざる者



普段、タランティーノの映画なんてまったく観ないのですが…3月から公開の新作はなんとウエスタンだそう!!タイトルは「ジャンゴ 繋がれざる者」。これは…観に行くべきですよね!!「1秒たりとも退屈しない」と聞いていたので予告編を観たら…なんだかとんでもないことになってる!!!!!
西部劇が好きだと公言しているわりに、私が観ているのはほとんど西部劇全盛期に作られたものばかりなので、1970~2010年くらいのアメリカにおける西部劇映画を40年分すっ飛ばしてるもんだから…(その間だって「ダンス・ウィズ・ウルブズ」や「ラストマン・スタンディング」なんかはあったのだけど)、その進化した21世紀の西部劇に目をむいた!アクションはハンパないし、スケール大きいし、スピーディーだしで「こりゃ映画館で観なきゃもったいない!」と予告編を途中で観るのを止めてしまったほど。
はぁーーそれにしてもこの写真だけで、馬のニオイや歯をガチャガチャ言わせる音や鞍の革の音が聞こえてくるようでムフムフします~♡♡♡楽しみだな!!