2010年1月29日金曜日

さよなら サリンジャー



一昨日サリンジャーが亡くなったらしい。
とはいえ、恥ずかしながら彼の本は、かの有名な「ライ麦畑でつかまえて」、1冊しか読んだことがありませんでした。野崎氏の訳と村上春樹の訳で1回づつ読んだだけだったかな。

学生時代に読んだ時は、うまくその世界をイメージできないなりに、ものすごい繊細さとゴン太さのある小説だという印象がありました。その後春樹訳を読み、その頃にはNYを旅行したということや、私が少し大人になったことや、春樹のシンプルな訳のおかげで、この本の素晴らしさにやっと触れることができました。
ともかく放校になった男の子が傷ついてないわけがないじゃないか、と。

タイトルの「ライ麦畑~(ドリフが歌ってる曲ですね。♪誰かさんと誰かさんが麦畑♪)」の曲を、セントラルパークの脇の道路で女の子が歌っているシーンなんて(うろ覚えだけど)、冬のキラキラした光と共に枯れ葉が足下に落ちてる光景が、まるでそこに立ちのぼってくるようです。

「ライ麦畑~」は私にとって特別な小説ではありませんが、どれだけ多くの人がこの小説を鏡に、自分の心を映し出し、救われただろうと考えると、その小さくて大きな宇宙に目眩がします。サリンジャーはそんな「多くの人にとって」特別な小説であり、小説家だったのだろうと思います。

2010年1月28日木曜日

クインテット



私にとって小さな幸せなニュース。
朝、たまに見ることがあった「クインテット」というNHK教育の音楽番組を
ちゃんとHPで調べたら、月曜~金曜毎朝7:25~7:35の放送とのこと。
たまに3チャンに替えてもやってたりやってなかったりだったのだけど、 10分番組だからその時間につけてなかったのね…。ちょうどメイクタイム!!

5.5人のパペットと、宮川彬良さん(唯一の実写の人間!)がくりひろげる
音楽劇??で、名曲を宮川さんが楽しく編曲したり、色んなジャンルの曲を
わかりやすく紹介したりする番組です。(それをパペット達が演奏するの!)
子供向け番組なのでしょうが、ベッタリせず案外シニカルで面白い。
とにかく、毎朝楽しい編曲とパペット達にものすごく癒されます!!
これから毎朝彼らと会えるのかと思うと、ホントに小さく幸せです。
是非、このお時間におうちにいる方は「クインテット(五重奏)」観てみて下さい☆

2010年1月22日金曜日

ボードレール



Hymne

À la très chère, à la très belle
Qui remplit mon coeur de clarté,
À l'ange, À l'idole immortelle,
Salut en l'immortalité!

Elle se répand dans ma vie
Comme un air imprégné de sel,
Et dans mon âme inassouvie
Verse le goût de l'éternel.

Sachet toujours frais qui parfume
L'atmosphère d'un cher réduit,
Encensoir oublié qui fume
En secret à travers la nuit,

Comment, amour incorruptible,
T'exprimer avec vérité?
Grain de musc qui gis, invisible,
Au fond de mon éternité!

À la très bonne, à la très belle
Qui fait ma joie et ma santé,
À l'ange, à l'idole immortelle,
Salut en l'immortalité!

今月から、週1でフランス語の詩の授業をとることにしました。
ホントはフランス概論?みたいな授業を申し込んでたのですが、
定員割れで、この詩のクラスに移されたのです…。
先生は、たくさんの著書を出されているソルボンヌ出身の生粋パリジェンヌ、
パワフルなドラ・トーザン先生。

先日はシャルル・ボードレールの「賛歌」という詩が取り上げられました。
まだ1回しか授業を受けてないのですが、「詩」ってスゴイ!!
フランス人のスピリットに触れたければ、まず詩を読め!!
ってくらい「ウオオオーーー!なんかフランス人っぽいーーー!!」
と何度も何度も感じた詩でした。
愛について語ってるんだけど…まだまだうまく説明はできないのですが、
こういう詩を読むと…多分翻訳じゃ伝わらない部分で、フランスという国の「愛を語らせたら、右に出るモノはいない!」という凄味?が、私でさえひしひしと肌で感じられます。

内容は…不滅の愛を謳ってるのですが、これがまた、なんかいい香りがしそうな夜の、しっとりした空気に包まれて…「運命の女」って本当にいるのね…、といったところでしょうか??(これ内容か?)

2010年1月21日木曜日

ハプスブルクの宝剣



2月の東京宝塚星組公演にむけて、現在、原作の藤本ひとみ著「ハプスブルクの宝剣」を読んでます☆ おもしろーーーーい!!
面白くて簡単だからモリモリ読めちゃう!
チエ(写真の黒い人)演じるエリヤーフー、チョーーかっこいい役だし!!
視力がよさそうなところとか、もうピッタリ!?

ああ、そしてこの藤本ひとみ×演出の植田景子先生×星組という、なんともキッチュでハリボテ豪華でロマンス系な組み合わせ…
こういうの私、とにかく大好物!!
曲も多いみたいだし、華やかな星組らしい作品に仕上がってそうです♪

しかもショーが草野先生とくりゃ、「エル・アルコン鷹/レビュー・オルキス」にも負けず劣らずの心踊るハ・デー☆な公演となること間違いなしでしょう!!

2010年1月19日火曜日

旅行②まかいの牧場



2日目のアクティビティー(ってほどでもないけど)は、「まかいの牧場」。
体験の「みつろうキャンドル」をパパッと作っていざ、馬の世界へ☆
まかいの牧場には5~6頭の馬がいました。
でも、なんだか久しぶりだったので、ちょっと怖かったな…。
全部馬車用の馬かと思ったら、そうでもなかった。(なんだか、皆太め)

素晴らしかったのは、ここの鞍はすべてウエスタンだったこと!!
鞍にはブリティッシュとウエスタンがあって…(うんちくが始まります。飛ばしてー)
ウエスタンは写真のように、鞍の手前に持ち手があります。
これは鞍に乗る時などにつかまるのですが、ブリティッシュは、金具と革紐。あと、あぶみもウエスタンはすべて革製品だけど、ブリティッシュはやはり金具と革。

写真のようなウエスタンの革でできた鐙だと、足をかけたときに
「ムギギリッ」という革独特の音が出て、これがまたいい。
あと、馬が停止してる時、手綱を持ちながら例の取っ手みたいな持ち手(ホーンというらしい)に手を置いておくのも好き。
西部劇でよく見る、馬上からこのホーンに腕をもたせて、体を前のめりにして地面に立ってる人を見下ろしながら話すポーズとかたまりません。

でも、牧場はさすがに外で寒く、ここではしゃいでたら風邪がぶり返しました。

2010年1月18日月曜日

旅行①富士山



金曜日の夜から、前職場の課内旅行のご招待を受け、1泊旅行をしました。
木曜の夜から高熱が出て、金曜の日中にとにかく気合いと薬で熱を下げた。
だから体調万全でのぞめなかったのだけど、無理してでも行ってよかった!!

山梨県なので、夜の宴会には、ほうとうが出てくるし!
河口湖畔の温泉はやわらかい水質なので、翌日の肌はすべすべだし!
とにかく宿の屋上に出れば富士山が叫び出したいほどデッカイし!!

写真は朝日がのぼってきて(左側から)富士山がほんのり赤く染まってる様子。 宿の屋上でこの風景を見てましたが、しかし寒かったーーー。
屋上には足湯もあったのですが、なにせタイツやら靴下やらを重ね履き
してたので、それにつかることも出来ず…(;0;)

2日目は「まかいの牧場」へ行きました。(つづく)

2010年1月17日日曜日

バンザーイ☆

iPhoneの無料アプリ(って言うのかな?)のおかけで、
ケータイからブログをアップできるようになりました!!

とりあえず、iPhoneに入ってる写真をアップ…
と思ったのに、ろくな写真がなーーーい!
なので、元日に内職して作った「オリジナル☆宝塚カレンダー」でもご覧いただこうと思います…。

2010年1月14日木曜日

エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜



先日やっと「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」を観ました。
宝塚のおかげか、わりとシャンソンが好きな私ですが、
シャンソンの代名詞的なピアフは実はこれまで少し苦手でした。
世界観が濃すぎるのと、あの眉毛の細さが…(写真)ちょっと…
ピアフの「好きだし、すごいと思うんだけど濃さが苦手」っていうのは、日本でいうところの中島みゆきが才能溢れて素晴らしいとは思うけど、私にゃー濃すぎる!!っていうのに似てるかも。 (…似てるか?)

それはともかく、映画を観ると、やはりピアフの魂こもった歌は素晴らしい!
映画を観終わった後、家中にあるシャンソンを探したけど、ピアフが歌っている曲は「バラ色の人生」1曲だけでした。永遠の恋人、ボクサーのマルセルのための追悼曲「愛の賛歌」が聴きたかったな。

映画での恋人マルセルは、すごくかっこいい俳優さんがやってましたが、
写真が本物のマルセルのようです…。だよね…実物はこんなもんだよね。
(なんかフランス人のボクサーというより、外国人の力士みたい…)

2010年1月7日木曜日

宙組公演「カサブランカ」



昨夜は宙組公演「カサブランカ」を観てきましたーー!!
大空祐飛率いる新生宙組!そしてイケコ演出!

…「ちょいと話を引き延ばしすぎだよ」と飽きる部分もあったけど、完成度は高かったと思う。歌は下手だし、フレッシュさのかけらもないけど、男役の身のこなし完璧な大空さんと、こちらも歌が下手だし、胴回りが太いとこが気になものの、ものすごい落ち着いて集中した演技をしてたすみ花で、なかなか魅せる。そして観てるだけで幸せなラントム(これ重要)。
イケコ気合いの1本モノミュージカル(「薔薇の封印」「大王四神記」等)の中ではいい方なんじゃないかな。

にしても、映画でも出てきた「As Time Goes By-時の過ぎ行くままに-」が繰り返し劇中で使われていて、しみじみ名曲だなぁと感じ、今回の公演でかなり好きになりました。
そして今回の公演では反戦が前面に押し出されているわけではないけれど、本当に戦争なんてイヤだと思いました。

2010年1月1日金曜日

Bonne Année 2010



明けましておめでとうございます。

さてさて今年は私が30歳大台に乗る年でもあるのですが、それ以外に私の宝塚生活20周年の年でもあります☆1990年に私は生れて初めて宝塚を観ました。演目は「ベルサイユのばら」(写真)
この時買ってもらったプログラムはボロボロになるまでよく読みました。

宝塚生活30周年に向けて今年もがんばりまーす☆
…こんな私ですが、今年もよろしくお願いします!!
Je vous souhaite une bonne annee 2010!!