2012年3月16日金曜日

フェルメール




もう終わってしまった展示ですが、先日Bunkamuraへ「フェルメールからのラブレター展」を観に行きました。(Kさん、チケットありがとうございました!!)
今回は上の3点が来日。意外だったのですが、修復を終えた真ん中の「手紙を読む青衣の女」は、日本初公開だそうです。へぇ~~。
これは、「斜陽」の和子のモデルである太田静子さんと太宰治の娘、太田治子さんが、NHK「課外授業ようこそ先輩」で扱った絵です。この手紙には何が書かれているか想像して、自分たちで差出人になったつもりでこの手紙を書いてみる、というものでした。絵をよく見ると、この女性は妊婦さんらしい、そして海図があることから、家族の誰かが船乗りなのではないか、ということがわかります。おそらく女性の旦那さんであり、お腹の子のお父さんが差出人だろう、ということで、小学6年生の子達が、一所懸命考えて、「愛してる、元気な子を産んでくれ」なんて書いてて、とっても可愛かったし、すごくいい授業でした。
だからこの絵が観られて、本当に嬉しかったんだけど、この展示で一番ディープインパクトだったのは、フェルメールに子供が11人もいたということでした…。(ちなみに奥さんは一人。)11人。子供の顔見て、反射的にちゃんとその子の名前、言えたのかなぁ。だって11人って!!