2010年11月25日木曜日

三島由紀夫


今日は三島由紀夫の命日にして、あの自殺からちょうど40年です。ここ10年ほど、私はこの日は喪に服すため、なんとなく黒い服を着てます。(たまに忘れるけど)
三島由紀夫。日本文学史上、こんなに面白い作家はいないと私は思いますね!!並外れた頭のよさと、この上ない残念さを兼ね備えた小説家。
武家の血は流れつつも実家は華族ではなく、不細工じゃないけど美男子ではなく(足も短かったらしい)、世界的に有名だけどノーベル賞は取れなかった。リサイタルには出ちゃうわ、映画は作って出ちゃうわ、楯の会(ネーミングセンスは抜群☆)は作っちゃうわ。すべてが微妙にイタくて、でもそれを誰よりも自分が理解してるから、あれだけの世界を築き上げられたのね。
・・・・・・最近のお気に入り☆短編「スタア」(昭和35年)より・・・・・・
「スタアってどんな気持ちでしょうねえ」
とよく後援会のジャガイモ娘たちが僕(注:美男映画スタア)に問いかける。
(ふしぎに後援会の会員には、何て醜い女の子が多いことだろう。時には不具者もいる。ためしに町へ出て、あれだけの数の醜い娘を集めようとしたら、大へんな骨折りにちがいない。)
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…何なのよこれーーー!!宝塚ファン、そして私へのあてつけ!? (被害妄想) 三島よ、あなたの行き着く先は地獄以外他は無い。