2016年6月22日水曜日

ローマの休日のカメラ




「ローマの休日」の話の続きなのですが、色々とこの映画についてネットで読んでいたところ、この映画でとーーっても重要な役目を果たすカメラライター、これ、日本製だったんですって!!
映画の公開の頃には廃盤になってたけど、注文が多かったから再発売をしたとかなんとか…。ちなみにこの蓋の内側からのぞいてしぼりで調整してシャッターを押して、フィルムを巻き上げるそう。小さいのにうまくできてますね。
そして映画では、このライターや王女様が目を離したすきに普通のカメラで隠し撮りをして、夜のサンタンジェロ城のダンスパーティー用に、一度大きなストロボ付きのカメラを取りに家に帰ったりもしていました。昔のカメラは何かと大変ですね。
ところでこのカメラマン(アーヴィングさん)が、最後の記者会見でこのカメラライターで王女様を撮影してニコッと笑い、王女様が「あ…」と前日ライターで撮られていたことを悟る場面、なぜか私はここで毎回(最近しょっちゅうこの映画を観てる)号泣してしまうのです。不思議な一番の泣きポイント。カメラライターとこの俳優さん、本当にいい仕事をしてますよ。。。

2016年6月16日木曜日

ローマの休日とサンダル





さて!宝塚版「ローマの休日」がとうとう昨日から名古屋で開幕しました!!私は東京で7月に観劇、楽しみ過ぎます♡ 宝塚を観る前にもう一度ちゃんとこの名画を観たいな…と思っていたところ運良く?BSで放送。しみじみキラキラした素敵な映画ですね。大好きです。子供の頃もそりゃ感動したけど、今回観るとこの24時間の出会いがきっと二人を成長させるんだろうなぁ…なんて思っちゃって。
さて、今回ビックリしたのが当時(1953年)のイタリアの物価の安さ(そこ?)。1ドル50セント相当の1000リラで、この頃のローマでは 
1.(露天での)サンダル購入
2.髪のカット
3.ジェラート購入 
をしてもわずかなお釣りが来るという、ちょっと「ほんまかいな」と思うほどの安さ。まぁそれはそれとして、やっぱり編み上げのサンダルって可愛いなぁと改めて今回思った次第でした。今日日使われている「レースアップ」という言葉にいつまでたっても馴染めない私には(だって「レース」ってヒラヒラしてるのイメージするじゃない)やっぱり「編み上げ」です。ひもで調整できるのって、履くときに面倒なのですがやっぱり自分の足首の太さに調整できるからありがたいんです。
低い位置で結ぶこのサンダル、シンプルでとても可愛いですね。

2016年6月15日水曜日

アラバマ物語



前回書いたコーンブレッドを焼いている間、TSUTAYAで借りた南部が舞台の「アラバマ物語」を観ていました(南部ブームだったから)。原作はハーパー・リー著同名の小説(原題は「To kill a mockingbird」)で、ピューリッツァー賞を受賞(…に弱い私)しています。手前の背中を向けている女の子が作者自身の子ども時代で、彼女の目線を通して描かれた黒人差別の根強いアラバマの小さな町のお話しです。
さて、ここでもおそらく日常的であり過ぎるゆえに話題にこそのぼりませんが、映画でもコーンブレッドが出てきます(この写真の場面はこちら)。見えにくいのですが、正面のミルクのグラスのすぐ後ろに見える食べ物、これおそらく四角く切ってたくさん盛られたコーンブレッドで、皆でお皿をまわして取っていました。この食事で招かれた金髪の男の子(貧しい家の子)がコーンブレッドやステーキにまでドボドボとシロップをかけて、それを馬鹿にした主人公は、あとでこっぴどく黒人のメイドに叱られるという、可愛いシーンがありました。
さて、せっかくなら原作本を読もう!と図書館で予約してみると江東区には1冊しかないところ予約が2番目。しかも私の後ろにも2人予約している人が。世田谷区の図書館では11人待ち。「なんでこんなに人気なの!?」と思ったら、この作者ハーパー・リー氏が今年2月に亡くなっていたそうです。…だからかな?ちなみにこの本の「アラバマ物語」は朝ドラでテーマとなっている「暮しの手帖社」から出版されています。いい本、たくさん出していたんですね。

2016年6月8日水曜日

コーンブレッド


南部流行りなので先日コーンブレッドを焼いてみました。新しく買い揃えた材料は「コーンミール」のみ。適当に「クックパッド」で一番美味しそうなレシピに目星をつけて作ってみたら…美味しいじゃないの!!作り方はとっても簡単で材料をまぜて焼くだけでした。
ざっくりした手順はアメリカのローラ・ヴィタールさんの料理番組?を参考にしました。ここではとにかく「コーンブレッドにはスキレットを使うのがいい」とゴリ押しされたけど…無いから仕方がないですね。スキレットにショートニングを溶かしてから種を流すと外側がカリカリのコーンブレッドが焼けるみたいです。確かに美味しそうだ…。
まぁそれでも、家にあった普通のケーキ型でも美味しく焼けました。コーンのツブツブした食感が珍しく、特に焼きたては甘くて(お砂糖も蜂蜜も入ってるからね…)いくらでも食べてしまいそうです。アメリカのソウル・フード、もっと日本でもいろんなところで食べられたらいいのにな。

2016年5月26日木曜日

南部ブーム




村上春樹と柴田元幸先生により、「すでに絶版になってしまっているけれどもこのまま埋もれさせておくのはあまりにもったいない!」という優れた小説を新訳及び復刊した「村上柴田翻訳堂」というシリーズが新潮社から出ています。
村上春樹の新訳は「結婚式のメンバー」、まだ読みかけですがこれは第2時世界大戦中のアメリカ南部ジョージア州の話。小説の内容よりも、「緑色をした気の触れた夏のできごとで、フランキーはそのとき十二歳だった。」というすごい冒頭部分でわかるようなこの暑い南部という風土に惹かれて読み進めています。南部といえばまず思い出すのはやっぱり「風と共に去りぬ」。それからお洋服の可愛かったミシシッピ州が舞台の映画「ヘルプ」。これらは主人公が実の母親よりも黒人のメイドにより愛情を注がれて育っています。南部のメジャーな食べ物はコーン・ブレッドや豆料理にフライドチキン。建物には基本下の写真のような大きなポーチがあるイメージ(これは作者のカーソン・マッカラーズ)
奴隷制度のあった南部は今に至るまで黒人差別が根強く残る土地ですが、暑い地方独特の文化があるようです。そんなわけでちょっと今は私の中で南部ブーム。コーンブレッドを作ってみたい。映画「アラバマ物語」やミュージカル「パレード」も見てみたい。アトランタオリンピックの開会式の映像なぞを見てみれば、さらに南部をダイジェストで理解できるのでしょう。

2016年5月24日火曜日

ルミネ祭り!




最近物欲があまり無かったのに、ルミネ10%オフがやってきて急にモカッサンが欲しかったことを思い出しました。フランス・ギャルの歌に「L'amerique(アメリカ)」という曲があり、「アメリカに行ったらジーンズとモカッサンが買いたいな♪」という歌詞があって、それ以来長らく欲しかったのです。で、「モカッサンといえばやっぱりミネトンカさんよね!」ということで上の写真の靴をもとめました。似たような色とデザインがいっぱいあったのでたくさん試着をして、最終的に決まったのが「サンダーバード」という鳥のビーズがついた薄めの茶色。かわいい!
そして…「あー靴買っちブー!」と思いつつもフラフラとお店をまわっていたら…下のようなメキシカンサンダルが売っていた!!こういうサンダル、下北沢の古着屋にでも行けばいくらでも売ってるのですが、そんなもん1回履いたら絶対壊れるに決まってる!!でも新品を捜すとなぜかない!…とこちらも長らく欲しかったサンダル。普通の靴みたいなのが欲しかったのですが、履くときに焦るレースアップタイプ。いずれも履きやすく、歩きやすいです。
しかしこの5月のルミネ10%はなにやらデンジェラスなんですよね~…。数年前もエスパドリーユを買いに行ったら、ついでにビルケンでも買い物しちゃってたよ…。10%トラップ。

2016年5月6日金曜日

祝☆発見DVD!!





GWは実家に帰り、エネルギーチャージのみの3日間を過ごしましたが(つまり寝てばっかりだった)…一つ大きな収穫が!!姉が部屋の片付けをしている横をウロウロしていたら、私の一番好きな映画「リアリティ・バイツ」のDVDがダンボールの中から出てきた!!どうしても見つからなくて「Amazonで買わなきゃかなぁ…」と思ってたのですよ!!(あと貸したのに返してくれないと、かなり弟のせいにしてた)
やったーーー!!1994年のウィノナ・ライダーとイーサン・ホーク主演の映画!学生の時から何度繰り返して見て、いろんなことをマネしたか!!(恥ずかしい過去…)今見ても、このウィノナやイーサン・ホークのキラキラさは褪せてなくてちょっとビックリでした。ジェネレーションX。映画としては古くなっているのかどうか…は好きすぎてよくわかりません。

新緑




しばらく心に余裕のない日々を送っておりまして…そうするとあまり出かけないし、ブログに書くようなこともなくて、随分とカサカサした日々を過ごしておりました。ただ、そんな私自身はカサカサでも、外では反比例するように日に日に新緑が美しくなり、毎年新鮮な緑に感動するはするのですが、その美しさが今年は特に目に、心に沁みるようでした。
上からピクニックをした石神井公園。東京にこんな緑深い癒やされる公園があるなんて!
そして真ん中は通勤途中の木場公園。行きも帰りも緑が美しすぎて、ついつい写真を撮ってしまいますが…あのキラキラ感がちっとも写真には収められない!
下の写真は新緑ではないのですが、実家の庭のスズラン等。今年は咲くのがはやかったようでGWに帰ったらすでに見頃は終わっていました。残念!でも可愛い♡
通常営業?に戻ってきたので、またボチボチとブログ再会します。どうぞ、おつきあいのほどよろしくお願いします。

2016年4月12日火曜日

映画「トッツィー」


ちょっと面白そうだったので録画をしておいてそのままになっていたダスティン・ホフマン主演「トッツィー('82年米)」をようやっと観たら…メッチャクチャ面白かった!コメディ映画だからたいしたことないっちゃない映画なんだけど、あーー久しぶりに面白い映画観たな!と感じました。
才能ある完璧主義者の舞台俳優マイケル・ドーシーはその性格からトラブルが多くて俳優の仕事がうまくいかない。お金のためにドロシー・マイケルズの名前で女装して昼メロのオーディションを受けたら合格し、勝手に台詞を変えて演技をしていたらたちまちお茶の間の人気者になり…共演者にも恋をしてさてどうする!?みたいな話。気楽に観られる映画っていいわー。


 映画も楽しかったけど、他にも80年代ファッションが可愛くて可愛くて。共演者役は若かりしジェシカ・ラング。若いときはこんなにも可愛い女優さんだったんですね~!もうそのキラキラなフレッシュさに衝撃でした!!上の写真は台詞あわせのためにドロシーを自宅に招待したところ。上下スウェットで、写真では見えませんがモカッサンを履いているところもカワイイ!!


見えにくいけどブラウスとお出かけ用のピンクのパンツ。この時代はズボンをすべてウエストで履くからカワイイ。そして髪型がダイアナ妃みたいで時代ですね~。


外を歩く普段着はちょっとフォークロアっぽくこれにブーツを合わせていたり。この大きめショルダーもなんとなく80年代♡女装故にしっかり着込んでいたダスティン・ホフマンの女装ルックも可愛かったのですが、対照的に女の子の無防備な感じがファッションと雰囲気もろとも可愛いジェシカ・ラングでした。




2016年4月5日火曜日

世田谷美術館「ファッション史の愉しみ」





現在世田谷美術館では西洋服飾史研究家石山彰氏のコレクションであるファッションブックとファッション・プレート(版画)、そして復元ドレスの展示「ファッション史の愉しみ―石山彰ブック・コレクションより―」が開催されています。
2名入れるチケットをもらったので誰か誘おうかなーと思いつつ、交通の便の悪い砧公園の中の美術館だったので、友達にそんなところまでご足労願うのも申し訳なく一人で行ってきたのですが…質・量ともになかなか見応えのある展示で一人で見るのはもったいなかった!
世界初のファッションブックはイタリアだったらしいのですが、その後すぐにファッションの中心はフランスのパリに移り今に至ります。ファッションの変遷とともに、時代の変化(印刷の発達、産業革命、汽車による流通ect)もファッションに大きな影響を与えたこともよくわかる展示でした。
またとにかく膨大なファッション・プレートとともに歴史をたどれるので興味深かったのが1800年代のドレス。バッスルスタイルからスカートがふくらみ、袖もふくらみ、またスカートが細くなりコルセットの長さも変わりS字スタイルとなる…と流行が10年ごとに変化していく過程などが説明と絵でよくわかりました。
そして一番ビックリしたのがナポレオンの戴冠式の時の衣装の展示…宝塚歌劇の衣装を持ってきたのかと思った…。この復元衣装、宝塚のより色も細工も重厚感あふれるものでした・・・(キーッと悔しがって見せたりして)
4月10日まで。

2016年3月30日水曜日

ボブ・ディラン



思いがけず、4月のボブ・ディラン来日コンサート(オーチャードホール)に誘われて見に行くことになりました。ちょっとチケット代は高いけど、何せ私の好きなジョーン・バエズの曲のベスト3はすべてボブ・ディラン作詞作曲なので、「こりゃ死ぬ前に(ボブ・ディランがね)一度は見とかんとね…」と思い決めました。
でも実はこのフォークの神様、私はそもそも歌声が好きじゃない。作曲家としての才能は私なんかでもわかる。でも村上春樹も絶賛していた歌手としてのその素晴らしさが未だによくわからない。しかも昔はこーんな美少年(写真)だったのに…今はどんなことになってるのか。20年近く前に「ダーマ&グレッグ」に出演してた時だって、かなりのおじいちゃんに見えたし、実際ダーマにおじいちゃん扱いされてたもんな~。
でもやっぱり彼はアメリカ音楽史に名前を残す人。文献もいっぱいあるからしばらくボブ・ディランの予習の毎日になりますです…。(ちなみに私はボブ・ディランよりも先に「ビバヒル」のディラン・マッケイを先に知りました。ウフッ)


2016年3月25日金曜日

資生堂TSUBAKI湯






昨日は一日千葉出張だったので(千葉なので出張というほどでもないのだけど)、帰りは京成線を使い押上駅から徒歩6分の「大黒湯」へ行ってきました。今、ここ大黒湯では資生堂TUSIBAKIと蜷川実花さんのコラボのお風呂に入れるんですよ~!極寒だった昨日はなかなかの銭湯日和でした!
脱衣所が実花さんワールドで、お風呂にも椿の造花がたくさんぶら下がっていたり、銭湯には珍しい露天風呂にも造花が飾られたりしていて可愛かったです。椅子や洗面器なども椿カラーに!もちろんTSUBAKI製品使い放題です!(脱衣所にはオイルやヘアスプレー商品も)
椿以外にも、ここの銭湯は日替わり薬湯があるらしくその日は「びわの葉」で、もともと泉質のあるお湯がさらにトロンとしてとっても気持ちよかったです。他にもよもぎ蒸しのスチームサウナ(追加料金200円)やデッキ(寒くていられなかったけど)など盛りだくさんな銭湯でした!なにせ肌にやさしい天然温泉なので塩素くささもあまりないし、お風呂上がりもキシキシしない!寒くてガチガチだった体が芯からあったまり、帰り道電車の中もずーーーっと足先までポカポカでした。(VIVA温泉☆)
開店15時で15:30頃入った時点では先客は数人だったのですが、後から後から地元のおばあちゃん以外にも若い女子達が続々と入ってきてカランが足りないくらいの状態に!(こんな混んでる銭湯は初めて!)TSUBAKI&蜷川実花さんコラボ、大成功の模様でした。機会もないでしょうが、墨田区へ行かれる方は是非!!3月31日まで。

2016年3月23日水曜日

タングルティーザー



元タカラジェンヌがオススメしていてかねてより気になっていた「タングルティーザー」。お誕生日月間なのでお姉様におねだり?してプレゼントしてもらいました。
このブラシ、イギリスで生まれ「モチャモチャの髪の毛もなぜかスルスル梳けて、しかもまとまりやすくなるうえツヤが出る!」というフレコミ。半信半疑で店頭(日比谷シャンテ)で試したところ、本当に私の鳥の巣のような髪も問題なく梳かせました!!私の髪はからまりやすくて、濡れてても乾いていてもブラシが通らず、ブラシの歯が折れるほどだったのに、これだとノンストレス!!(しかもブラシにホコリが付いていようものならそれが髪にからまり、朝の慌ててる時間だと本当に大変だったのですよ~!!)
このタングルティーザー、嘘か本当か、エマ・ワトソンやヴィクトリア・ベッカム、果てはケイト妃までご愛用とか…海外ではいかがわしいテレビショッピングなんかもやってるみたいです。
とにもかくにも、お姉ちゃま、ありがとう!!

2016年3月4日金曜日

買っちブー!ホームベーカリー



えへへ…とうとう買ってしまいましたホームベーカリー!!私はなんとなく家電(ドライヤーとかフードプロセッサーとか)はパナソニックが好きなので、一番シンプルな機能のパナ製品を選びました。
とりあえずさっそくパンを焼いてホカホカの焼きたてを食べてみるとみると…なんかドライイーストくさい。うーーん??と思っていたけれど、翌日にはそれほど気にならず。やっぱり天然酵母って美味しいのかも。酵母作りもこの機械でできるらしいので試してみよっ!ちなみに食パンって焼きたてより数時間経ってる方が美味しいんですって。確かにお店で焼きたてを買っても、それを口に入れるまでには数時間は経ってるのかも。
まだまだ「パンドゥミ」と「サンドイッチ用」しか作ってませんが、やっぱり手作りっぽい味がして美味しい!あとはチーズとベーコン、さつま芋、枝豆チーズ、チョコレート、他にもライ麦や全粒粉とバリエーションに夢はふくらみます!!

2016年2月23日火曜日

「母と暮らせば」


そろそろ上映している映画館も少なくなってきた山田洋次監督の「母と暮らせば」。駆け込みで観てきました~!!な・ぜ・な・ら!田中壮太郎くんがちょこっっっっと出演していると言うので!!
広島を舞台にした井上ひさしの「父と暮らせば」と対をなす、長崎が舞台のこの映画。とりあえず壮太郎くんが出ているから劇場で観なくっちゃ!と期待せずに行ったら…途中で涙を拭くのが面倒くさくなるくらい始終泣き通しでした。
原爆直下で「死ぬ予感」がまったくないままに一瞬で死んでしまった息子ニノ。広島長崎の悲劇は日本人として色々と見聞きしているはずなのに、20代そこそこで婚約者と未亡人の母親を残して死ななくてはならない無念さは、やっぱりこうやって一人一人丁寧に描かれていないと想像のできない、しょうもない私。クスリとおかしかったり愛おしかったり、でもどうしても悲しい物語でした。
そして・・・自分が許せないのだけど、なんと壮太郎くんをキャッチできないままにエンドロール…(わりと最初の方に名前が出てきた!!)学生の役か、南方の兵士の役か、同寮の役か…一体どこにいたんだろう…。

2016年2月16日火曜日

宝塚ポケットカレンダー2016


花組 花乃まりあ

月組 愛希れいか

雪組 咲妃みゆ



 宙 実咲凜音

さてさて毎年恒例、宝塚ポケットカレンダー発売の季節がめぐって参りました!皆様、今年の発売日は2月20日(土)ですよ~!!今年は…宙組のミリオンかなぁ…。月組のチャピちゃんもいいんだけど、ショーで黒髪ってやっぱりあんまり好きではないし、星組のふうちゃんも可愛いんだけど「Guys and Dolls」のシャンシャンがどうしてもみっちゃんのスカイを連想させて…なんだかイヤなのだ~。
しかし現在の95期、96期のトップ娘役陣、それぞれ実力はあるのにその優等生っぽい感じのせいかなんだか地味だな~。いまいちねねちゃんのようなパンチのある娘役、あるいは実力は皆無だけど存在感と花のある檀さんみたいな娘役がいなくてちょっとつまらないかも。

2016年2月4日木曜日

陸奥A子



先日、1985年前後に雑誌「りぼん」に掲載されていた陸奥A子の作品(自選集)を初めて読みました。1985年、昭和60年。私は幼稚園だったので世の中の流行とはあまり関係のない世界に生きていましたが、女の子の間では(幼稚園の先生とか)丸文字が流行っていて、甘くカワイイものが溢れている時代、という印象はあります。「ぶりっこ」とか「サンリオ」とかね。
そんな時代の「乙女チック漫画」と言われた陸奥A子先生の漫画!もうね、キラキラしててお花が飛んでるようで、ピンクで(漫画は白黒だけど)ときめき過ぎてツライ…。羽海野チカ先生のお言葉をお借りすれば「口から砂糖がザーザー出てきちゃう」ってなものです。特にこの絵でもわかるように結構細かく背景とか小物とかを細かく描き込まれるので見ていて、80年代の小道具にときめく!この絵はレコードだけど、女の子同士で可愛いパジャマを着てお泊まり会をすればカセットデッキから音楽は流れてるし、飲み物はたいていミルクティーだし、ファンシーなカフェ(って言葉、この頃まだ浸透してないよね)でたのむのはパフェだし、恋をしてルンルンしてるし、お洋服はオシャレでこってて可愛いし!!
あああ、もう本も漫画も私の部屋には置き場所がないんだけど、欲しいわぁ、これ…!!(ツライ…)

2016年2月3日水曜日

ディーン・フジオカと池部良と・・・



小津安二郎監督の「早春」(1956)という映画を15年ぶりに見返しました。主演は元宝塚の淡島千景、当時新進の岸惠子、そして二枚目俳優池部良。
ひさびさに見た池部良、「おや?目元がディーン・フジオカに似てる?」と思いました。顔の輪郭が全然違うからまったく今までそんなこと思わなかったけど…黒目がちなところとか?(似てないかなぁ…)そんな池部良は映画の中で「ちょいとジェラール・フィリップに似た人」と言われていますが…それはさすがに褒め過ぎですよね。まぁとにもかくにも三人の共通点はイケメンさん。当時の言葉で間違いなく「二枚目」です。
この池部良、この度改めてWikiで調べたら太平洋戦争中最後は中尉になり、引用しますと
「1946年6月まで抑留され南方から苦労して復員船に乗る。他の隊の将校は海に放り込まれたりするが、池部隊では部下が円陣を作って隊長を守ってくれ、日本に帰る。」
ですって。いい人だったんですね~慕われていたんですね~。あんまり映画からはそういう雰囲気、わからないけど。おディーン様のお人柄はどうなのでしょう。(それにしても戦場でいばってた将校は海に放り込まれたんだ…日頃の態度って本当に大事ですね…)

2016年1月27日水曜日

荒井由実 「ひこうき雲」



宮崎駿監督作品「風立ちぬ」の主題歌にもなったユーミンの「ひこうき雲」。父の持っている古いギター用の「フォーク全集」みたいな本に出ていたので、いい曲だったし最近ちょこちょこ練習していました。(相変わらず全然チューニングできないんだけど=3)
でもいざ弾いてみると、ちょっとメロディーに自信がなくて確認のためYouTubeで検索・・・してみたら!古いユーミンの動画が出てきました~!!しかもピアノ弾き語り!!ユーミン、指長~い!ピアノ上手~!髪の毛も時代~♡でも途中から清水ミチコにしか見えてこない…。
この曲は1973年に発表されたようですが、この映像はいつのものでしょうね?メイクと髪型からして80年代前半かなぁ…とふんでいますが、まるで金子功×大橋歩さんの絵の時代みたい。
まぁそれはそれとして、やっぱりいい曲です。歌詞なんかを聴いてると改めて誰かお友達が亡くなったのかなぁ、それにしても本人もその友達も若くなきゃこんな歌は作れないなぁ…としみじみ感動してしまうのでした。皆様是非、聴いてみたくださいませ。


2016年1月25日月曜日

蔵書印


私の母は学生の頃、蔵書印が欲しくて伯父さんにたのんで作ってもらったそうです。なので彼女のもっている本の中表紙にはベタッと公印のような朱色の蔵書印が押してあります。(作ってもらったわりにデザインが気に入らなかったらしいけど…)そして私の上司も手持ちの報告書等には自分の物だとわかるように、裏表紙の真ん中に彼女の大好きなカバのスタンプを押しています。
そうなってくると私も蔵書印とまで言わない蔵書スタンプが欲しくなってきます。欧米では約3㎝四方の紙に美しい自分のオリジナルデザインを印刷した物を本にはさんだり貼ったりする蔵書票があるみたいだけど…やっぱり私はスタンプかな。と、手持ちの小さめのスタンプを取り出してみました。
個人的には薔薇のスタンプがやっぱり素敵だと思うのだけど(姉のパリ蚤の市土産)、やはりここはイニシアルの方が所有物っぽいかな。お花がからまってる「K」は素敵だけどちょーーっとデザインがいまひとつ~…。…となかなか決まりません。しょっちゅう蔵書印変えるのはカッコ悪いしそもそも意味が無いのでよく考えてみようと思います…。(何の為に誰に対して断ってるんだか。SMAPの謝罪みたい=3)

2016年1月18日月曜日

銀座NAGANO




先日は銀座にある毎度おなじみ長野のアンテナショップで日比谷花壇の先生にフラワーアレンジメントを習い、きのこ料理を味わう、という講座に参加してきました。

全農長野では四季をとおしてたくさんのお花を全国に出荷しているそうです。今回は長野からやってきた「アネモネ」でミニブーケを作りました。一度お誕生日にプレゼントしてもらったことのある色がハッキリとしていて大好きなお花です。が、難しかった…!!不器用さとセンスの無さはこの35年の経験上わかっているつもりだったのに、自分の不器用さに毎度毎度新鮮に感心します。他の人に比べてきたなくて全然ブーケっぽくない!しかも最大の難関は写真のようにくるりとお花を包装紙で包む段階。2枚の紙を使うのですがまったく先生のようにいかなかった…。先生にやっていただいてようやく形に。

後半はきのこ料理のプレートが用意され、前回おやき講座でお世話になった野菜ソムリエのKAORU先生のきのこ講釈を伺いました。長野はきのこ出荷率日本一だそうですよ!!そしてきのこ料理はうま味があるから塩分も少なめでいいそうです。豆乳と生姜で味付けしたスープには水でもどしたそばの実が入っているので風味があって美味しかったし、洋酒につけたあんぽ柿ののったヨーグルトも初めてのお味でした。

銀座NAGANOでは冷凍おやきもこれまでよりも何種類かのお店のものが販売されていて、ほんの少し食べ比べができるようになっていましたよ。やっぱり長野はいいですね。

2016年1月12日火曜日

日光旅行2日目~市内観光~



保養所では夜、ひたすら年賀状を書いては大浴場へ行く(温泉ではない…!)を繰り返していました。こちらの保養所、やたら昭和にタイムスリップしたような造り♡(バブル以前かなぁ…?)この談話室では液晶大型テレビのみが平成であることを思い出させてくれました。でもともかく広くてノビノビ。
翌日はプラプラ歩きながら東照宮のそばまで行き(入らなかった)、縁結びが売りの(?)二荒山(ふたらさん)神社へお参りに行きました。ガイドブックが言うほどパワースポット感の無い神社だったけれど、御簾の向こうに鹿の絵が飾ってあって(神様なのか?)ちょっと嬉しかったです。



その後市内を歩いていると、明治11年にイザベラ・バードが泊まった金谷ホテルの前身「金谷カテッジイン」を発見!!旅行の予習に「イザベラ・バードの日本紀行」を読み、彼女がこの宿を大絶賛していた為ちょっと見てみたかったからラッキー☆でした。(有料だったから外からの見学のみ)


その後は大正天皇が皇太子時代に建てられて、今上天皇も戦争中ここへ疎開したという日光田母沢御邸へ行きました。ともかく広い!そして死ぬほど寒かった…。もう足の裏が冷たくて冷たくて。そうか~昔の人って天皇といえどこんなに寒い思いをしてたんだな~とそればかり思っていました。(ちなみに皇族の人達は夏しかここを使わないから、そんなに寒い思いはしてないはず)


広いお庭には防空壕もありました。とても中が広そうな防空壕。


その後は古い石造りの家をレストランにした「明治の館」で昼食となりました。この建物は明治時代に日本に蓄音機を広めた商人が手間暇かけて建てた別荘だそうで、他にも色々と歴史があるそうです…。


私はハンバーグ♡ パンもちゃんと美味しかったです。


そしてデザートは、東京~日光までの電車の中で一緒になった日光が地元だというおじちゃんが「絶対に美味しい」と教えてくれたここのチーズケーキ「ニルバーナ」。本当に期待を超える美味しさでした!!日光はたくさん有名なチーズケーキがあるようですが(金谷ホテルのとか霧降高原のとか)私もダントツここのチーズケーキを推しますね!!(他を食べてないけど)


安くもないけど決して高くもなくて、ウエイトレスさん達の感じもよかったし、「明治の館」はオススメです。日光駅前にカフェもあるので、そこでケーキやお菓子などは買えます。
ちなみにその電車のおじちゃんにもう一つ薦められたのは駅前にある「さかえや」の「あげゆばまんじゅう」(200円)。揚げたてで塩がふってあって甘くてしょっぱい熱々カリカリのおまんじゅうは文句なしの美味しさでした。行きも帰りも食べちゃったよ。いや~地元の人が薦める物に間違いはないね!


そして東武線を利用したのですが、JRの駅舎が素敵だというので最後にちょこっと見学。さすが皇族も来る(よく来てた)比較的高級リゾート地だっただけのことはあって、ピンク色の素敵な建物でした~。2階は一等の乗客用の待合室だったらしく豪華はシャンデリアも飾られていました。


昭和初期から戦前頃のお嬢さんが白いワンピースに籐網みのバスケットを下げて汽車を降りてきそうな駅ですね。帝大生のやはり日光を避暑で過ごす婚約者に会いに。(妄想)

年末の日光はそんなに人も多くなくてよかったです。でも次は温泉のある土地を旅行したい・・・。