2010年6月28日月曜日

麗しのサブリナ


…が上演されるんですよね。次の花組公演で。…何のために??
16年くらい前に一度だけ観たこの映画、つまんなかったことしか覚えてないのだが!!(あと、新素材の開発で、試しにしなる板の上にたくさん人が乗っていたところ。)それでもつまらないなりに、オードリーの着ていたお洋服はどれも可愛らしかった。けど!それを宝塚がやって、どーすんの!?イーディス・ヘッドとジバンシィのデザインした衣装をそのままパクれるハズもなく…。
そして、またボギーかよ!!好きじゃないんだよ!!このデカイ顔!!(写真左)
迷走中の宝塚による迷走中の花組の芝居…、予想を裏切って楽しかったらいいと思うけど…ポスターからして、ため息が出そうなくらい期待できない。

2010年6月26日土曜日

宝塚検定合格!!


会う人会う人全員に、「宝塚検定、3級と2級が受かりました!!」と言いまくってるので、もう皆さんご存じだとは思いますが改めて。おかげさまで無事合格しました。パチパチパチ…。検定認定証がまず届き、1ヶ月遅れでサイン色紙(ミニサイズ!)が届きました。あと阪急系列の?1000円分の商品券。もう少ししたら、来月あたり発売のポケット版宝塚おとめ(星組版)も届くはず!!
サインは春日野八千代先生でお願しました!!ありがたや〜!!歌劇団スタッフが、春日野先生のところへサインをお願に行ってるところとかを想像するだけで胸が熱くなります…。やっぱりお礼状書かなきゃかしら〜!!

2010年6月25日金曜日

オルセー展とウメちゃん③


こちらはモネの「日傘の女性」(子ども抜き)。 この絵はウメちゃんが好きだと言っていたわけではないのですが、この絵の感想をもとめられた時、「ザ・印象!!って思いました。」と言ってました。
なんじゃほりゃ?わかりにくい!!でも、どうもこういうことらしい。この絵を見てると、芝居をする役をつかもうとする途中のようだと。そしてこの絵にも「ライブ感」を感じると。 そうか、役作りをする時に、顔もハッキリしていない程度に漠然としたイメージを作ってから、まわりの空気を作り感じて、具体的なものに人物像を作り上げていくのね。 これには百戦錬磨風の学芸員さんも、そして私もなるほどビックリ!!やっぱりクリエイターは芸術への視線が違うんだな~。
この絵もすごい「ライブ感」ですね!!フランスの草原なんて行ったことないけど、風や草のにおい、陽差し、傘の中の陰、肌で感じ取れるようです。

2010年6月22日火曜日

オルセー展とウメちゃん②


2枚目はゴッホ(ヴァンサン!!)の「星降る夜」でしたーー!!元星組のウメちゃん、この絵の前にいつまでもいたくなる、と言っていましたが、ハイハイハイ!!(←挙手)恐れ多くも私もです!!Moi aussi!! Moi aussi!!

この絵は以前、日本のなんかの展覧会で観たことがあって、ホントに感動しましたね。星が明るく光っていて、湖(なのかな?)には灯りがゆらゆら映っていて。絵とじっと向かい合ってると、対岸の灯りのカフェの食器の触れ合う音、人の声、音楽(バイオリン、アコーディオン…?)まで聞こえてきます。そして、夜の湖を渡る風、そのニオイ、湿度まで感じられました。その明るい風景と対照的な前面の暗い(ような気がする)二人。その時は空いてる展示だったので、この絵に入ろうとしてるのかってくらい長いこと絵の前にいることができました。

私の信じるところの絵の力って、このようにじっと観てると音とか空気とかストーリーとかを感じさせてくれるものだと、ここ12~3年思ってるのですが、それをウメちゃんは「ライブ感」という言葉でまとめてくれました。いや、彼女の言わんとする意味と私の勝手な解釈は違うかもしれないのだけど。なるほろね!!次もなにやらライブ感ある絵です。(つづく)

オルセー展とウメちゃん①


土曜日は、国立新美術館へ行きました。「ルーシー・リー展」と「オルセー美術館2010ポスト印象派展」の二本立て(ちかれたび〜:紅緒語)。

覚悟はしてたものの、オルセー展はすごい混雑ぶりで、人の頭で絵の上半分しか見えない状態。一緒に行った姉と「もういいよ。オルセー行けばもっとゆっくり観られるんだから」と諦めて流し見。なぜなら私達のメインイベントは絵ではないのです!!
目的はその日行われた、この展覧会のナビゲーターである、元宝塚宙組トップ娘役の陽月華嬢のトークセッション!! まぁほとんどが、もう一人のゲスト、ブリヂストン美術館の学芸員が喋ってたんですけどね。 退団後初めて生でウメちゃんを観たけど、相変わらずのファッションリーダーっぷりでした!!

しかも偶然にも、彼女が好きな絵と私が好きな絵2枚が一緒でした!!(もう、それだけで幸せ!!) 一枚目はロートレック(チビ太!!)の「黒いボアの女」。この絵はとても好きで、前の職場の机にずっとこの絵のチラシ(2008年サントリー美術館「ロートレック展」。ちなみに行っていない)を貼っていて、仕事を辞める時もチラシなのに捨てられず、家に持って帰り自分の部屋に貼ってました。なので、思いがけずこのオルセー展で会えて、「おおおーーサプライズ!!こんな所でまで来てたのね!!」と嬉しい初対面を果たせました。 (つづく)

2010年6月21日月曜日

蒼乃夕妃ちゃんとレピスト



日曜の夜は、月組トップ娘役蒼乃夕妃嬢(愛称「まりもちゃん」)のお茶会へ参加してきました。のんちゃんをのぞけば初めてのお茶会です。

お茶会とは、ホテルを会場にして、私達は円卓に座り、スターを雛壇に迎えてトークを聞いたり、ゲームをしたり、抽選会(全部ハズれた)や、一緒に写真を撮ったりするもの。そしてケーキと紅茶が出ました。

まりもちゃん、登場から退場まで、動きがすごくキビキビ…というか、ビシッビシッと音がしそうなくらいイキオイがありました。力強い予科生のような…。 常々、フィギュアスケートのレピストに顔が似てると思ってたまりもちゃんですが、その様子を見てレピストが演技に入る前にビシビシ腕を振りながらイメトレしてるところを思い出しました。すごいわ、この二人。人種を超えて顔が似てるだけでなく、キレのある動きまで似てるとは…。二人ともカワイイんだから、もっとお姫様みたいに優雅に振舞えばいいのに、と思いつつ、でもこの甘くないところこそ、まりもちゃんと、レピストたらんところなんですよね〜〜。二人ともしっかり自分の足でたってる独立した女の子、といった様子でした。これからも応援し続けます!!

2010年6月20日日曜日

新人公演「スカーレット・ピンパーネル」


宝塚人生20年目にして初めて新人公演を観てきました!!
新人公演とは入団7年目までの若い歌劇団生が、本公演と同じ演目を1日だけ上演するものです。

もちろん注目すべきは、我らがサガジョの星、のんちゃんこと篁祐希嬢!!今回はフランス貴族のドゥトゥルネ伯爵、その他にフランスの民衆と、イギリス貴族と出ずっぱりの大忙しの公演でした。(パリのシーンでは、伯爵の早変わり後、すぐに絵のようなギロチン係まで!)

いやーー、出演者全員「この舞台が終ったら、もう倒れてもいい!!」くらいの、ものすごい大熱演でした。そつのない優秀な新人公演でしたが、みんなのその思いはすごいパワーで伝わってきました。なかなかこういうパワーを直接ぶつけられることはないので、私にとってもとても貴重な経験となりました。普段はポワーンとカワイイのんちゃんのあれだけの頑張りに、改めて心から彼女を尊敬。 千秋楽までガンバレーー!!

2010年6月16日水曜日

ミルキーアクアマリン


指輪を買いました。
ずっと誕生石のアクセサリーが欲しかったのですが、3月の誕生石「アクアマリン」って、ダイヤにうっすら青味がかったような石で、かわいくないなーーと長年思っていたのです。(高価な物でもなさそうだし)
そしたら!!青山でたまたま通りかかったお店のウィンドウに飾られてたこの指輪に出会いました~!!「ミルキーアクアマリン」という石です。ミルキーににごってる色が可愛くて、ゴールドもキレイで即決でした。サイズを直すのに1週間ほどかかると言われ、その間に石の意味を調べたら…

・愛の復活を願うとき
・愛情に恵まれたいとき
・愛する人に素直になりたいとき
・穏やかな気持ちになりたいとき
・幸せな結婚を望むとき

Ce n'est pas mal!!
なんかいいじゃない!!というわけで、モリモリつけてます!
しかし「愛の復活」って…???

2010年6月14日月曜日

宙組「誰がために鐘は鳴る」


2010年下半期の宝塚歌劇上演スケジュールのラインナップがパラパラとアップされております。ビックリだったのが、宙組の「誰がために鐘は鳴る」でしょうか。 宙組、「カサブランカ」に続いて、ショーなし一本物?しかもすみ花、またバーグマンの役をやるの?ネバセイ、バレンシアと続いて宙組スペイン物多いなぁ!!
ヘミングウェイ原作の「誰がために鐘は鳴る」、私は映画は観てませんが(西部劇好きなわりに、ゲイリー・クーパーが好きじゃない)小説は感動しましたよ。 ラスト、主人公(ロバート・ジョーダン)が戦闘中に撃たれて死んでしまう時に、泣いてその場を動こうとしない恋人(マリア)に向かって、「僕は君の心の中にいる、死ぬわけじゃない。ずっと君の中にいるから、お別れじゃない」と、とくとくと何頁にもわたって(大袈裟かな)、早くそこから離れさせるためにも説得するんですよ!!同じ事を何度何度も、静かに噛んで含めるようにして繰り返すんです。その丁寧で心のこもった長い永い説得が忘れられない。
…とか書いてるうちに、すみ花がどんなマリアを演じるのか、段々楽しみになってきました…。(宝塚の虜)

2010年6月12日土曜日

ブログ1周年!!


このブログを始めて今日でちょうど1周年。
何様発言ばかりのこのブログにおつきあいくださってる皆様、ありがとうございます!! これからも「おてんばルル」みたいな感じで続けて行きますので、よろしくお願いします☆

2010年6月11日金曜日

月組「スカーレット・ピンパーネル」


待ちに待った「スカーレット・ピンパーネル」、観てきました〜!!!!
正直月組はトップコンビと、同じ母校出身ののんちゃんしか好きなスターがいないので、それほど期待はしてなかったのですが…
いやーー楽しかった!! やっぱり作品の力でしょうかね!?知ってる出演者がいなくても楽しめる、というのは来日ミュージカルや海外で観るミュージカルが楽しいのと似ている気がする。
キリヤンの歌唱力は素晴らしかった。これなら作曲をしたワイルドホーンも満足でしょう!! まりもちゃん、歌上手なんだから、全体的にもっと自信を持ってガンバレーー!!でもちょっと優等生で真面目過ぎちゃうかな?
初演と違った緊張感のあるいい再演でした。この意気込みは星組の「エリザベート」を思い出すなぁー。
ああ、あと何回通えるかしら…???

2010年6月10日木曜日

横浜市歌 3番


3 今は百舟百千舟 泊る處ぞ見よや   
  果なく榮えて行くらん御代を 飾る寶も入り來る港
3番はまたマーチ調に戻り、横浜港の活気をお届けします!?
2番(横浜はかつて何も無い所でした)の歌詞を引き継いで、「でも今は、こんなにたくさんの船が停泊しており、この大日本帝国の繁栄の玄関口です」みたいなことを歌っています。
最初、「飾る宝も」の「宝」って…ちょいと文豪鴎外にしては陳腐では?まるで鬼退治から戻った桃太郎みたいじゃない、なぞと思った私ですが…。でも、この港から入ってくるのは商品的な「物」だけではなく、人材も思想も文学も文化も色々なジャンルのものなのですよね。(勿論いいものばかりではないけど)そういった日本に流れ込んでくる物を総称して、「宝」とまとめた鴎外ってやっぱりスゴイかも…なぞと改めて思いました。限られた7×7×3番でホント、想像力をかき立てる世界観を作り上げますね…。やりよる…。
この絵は、「はいからさんが通る」などを書いた、大和和紀さんの「ヨコハマ物語」という漫画のイラストです。明治初期の横浜が舞台なのですが、この漫画がなかったら私はここまで横浜が好きじゃなかったと思います。やっぱり大和漫画はええな~。ご興味のある方はご一報くださいな♪

2010年6月3日木曜日

横浜市歌 2番


2番 されば港の数多かれど 此横浜に優るあらめや
    むかし思へば苫屋の烟 ちらりほらりと立てりし處

2番だけマーチ調から転調し、なぜかメロ〜に。
前半、「たくさんの港の中でも、横浜が一番」と言ってくれていますが…これねぇ…。鴎外は渡欧してるので、フランスのマルセイユ港をはじめたくさんの港を見てるだろうに、「優るあらめや」まで言っちゃうのは、かえって白々しい感じがちょっとしますね。 ここでは日本国内に限った話なのでしょうが。
しかもそう言ってるそばから、後半「昔は貧しい家から炊事の煙が見えるところだったのにね」という今では栄えた横浜の昔を語るあたりが…。
江戸時代までは小さな貧しい漁村だったのに、たまたま開国とともに日本随一の港町となり、近代日本の玄関になった横浜を、「ま、結局は新しい街だね」と、鴎外の歴史ある津和野の誇りのようなものが見え隠れする気がします。
余談ですが、この「たねまる」君の声(が出るらしい)は、横浜出身の松本梨香さんがされてるそうです。松本梨香さんといえば、今時の子は「ポケモン」のイメージでしょうが、私世代にしてみると、「ビバリーヒルズ高校白書」の我らがケリー・テイラーの声をされてる(ある意味)偉大な方です!!

2010年6月2日水曜日

横浜市歌 1番


1番  わが日の本は島國よ 朝日輝ふ海に   
    連り峙(そばだ)つ島々なれば あらゆる國より舟こそ通へ

横浜市歌1番!まずこの歌詞は視点がスゴイですね。
まず地球を眺められるくらい高い所に視点があるイメージ。で、ググーっとアジアに視点を絞っていき、視点を下げて、高さが飛行機くらいになります。そうすると雲の合間をぬって中国や朝鮮半島の横に日本列島が見えてきます。もっと高度を下げると、朝日をあびてキラキラした水面が目に映ります。東京湾が識別できるくらいになるにつれ、だんだん蒸気船が行き交う活気に満ちた横浜港が見えてくるようです。そこで、なんとなく視点が私達くらいの高さに戻り、水平に船が見えてくるような気になります。かもめ。かもめ視点でしょうか。(「鴎外」なだけに)
飛行機に乗って、島国日本を上から見たことのない人がこういう歌詞を書けるって、スゴイと思ってしまいます…。

そして、はからずも本日6月2日は開港記念日。横浜市立の学校は今日はお休みです。