軽井沢日記3 有島武郎別荘「浄月庵」

追分を後にして南軽井沢に向かいました。バス停を降りれば「アラ素敵なカフェがある～ここでお茶しよ～」ということに（一人で）。そのカフェは有島武郎の別荘だとか。・・・・そういやそんなカフェがあったかも、前回も入ったっけ？と記憶が曖昧です。確か学生の時来た時には、まだただ移築された別荘を見学できるだけで「この別荘で有島武郎は心中したのか～気味悪いな～」と思いながらも、今はテラス席になってるベランダで写真を撮ったのは覚えてる。社会人になってから来た時に姉と二人でお茶をしたような…してないような…

ともかくお茶。レアチーズケーキと美味しいオリジナルコーヒー。砂糖壺は軽井沢彫り。（多分）ここで数枚はがきを書きました。子爵様のお別荘でケーキをいただくなんて、世が世なら私如きにはとてもとてもかなわないことです。ありがたや～ナンマイダ～。室内には軽井沢にゆかりの版画家ポール・ジャクレーの版画も。やっぱり素敵。

2階は有島武郎の資料館。とはいえ私は「或る女」しか読んだことなかった気がする…。あとは「カインの末裔」…？「或る女」って不思議なラストなんですよ。女主人公が腸チフスかなんかを患って「イタイ、イタイ」と叫んでるところで話が終わるんです。当時学生だった私には？？？ポカーン・・・な結末でした。今でもかな。

有島武郎の息子達。長男は俳優の森雅之。黒澤明監督の「羅生門」と「白痴」くらいしか観たことないけど。

大きくて素敵な別荘でした。もともとは三笠ホテルの近くにあったそうです。

道路脇から見るとこんな感じ↑こんな別荘が軽井沢にある人生。素敵ですね～。カフェ「一房の葡萄」、かなりの癒されスポットでした～。

軽井沢日記2 堀辰雄文学記念館

翌日は追分にある「堀辰雄文学記念館」へバスで行きました～。映画「風立ちぬ」でホットな観光スポットになってました（？）。でも実は彼の小説は「風立ちぬ」と「菜穂子（楡の家）」しか読んだことがないんだ…。「美しい村」もがんばって読んでたのですが時間切れ。

さて記念館の門は追分宿本陣の門を使っているそう。中に入れば堀辰雄が死ぬまで過ごした追分の自宅が公開。保存のため中に入ることはできず外からの見学です。

この籐家具は歌手の高峰三枝子から贈られたとか。不思議な交友関係だブー。

簡素な木の書斎は軽井沢っぽいですね。（追分だけど）

隣には堀辰雄没後奥様が建てた家があり、こちらが展示室になっていました。

靴を脱いでスリッパに履き替えます。ババーンと「堀文学記念館」とね！

庭の隅には小さな書庫が。堀辰雄はこの書庫の完成1ヶ月前に亡くなってしまったとか。残念ですね。

さて、ここでは「風立ちぬ」の節子のモデルとなった矢野綾子嬢への手紙、奥様になる前の多恵夫人への手紙が公開されていて…甘い！！！！歯の浮くような、それでいて普通の人は言わないようなドキッとするようなことをサラっとちょいちょい手紙に混ぜ込んできます。まいったね、こりゃ。ただのメガネ君だと思って接しててもこれじゃ女の子は皆堀辰雄のことが好きになっちゃうよ。
恋文ではありませんが、その中でもよかったのが芥川龍之介から堀辰雄への書簡。
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冠略 原稿用紙で失禮します
詩ニ篇拝見しました
あなたの藝術的心境はよくわかります...
或はあなたと會つただけではわからぬもの迄わかつたかも知れません
あなたの捉へ得たものをはなさずに、そのままずんずんお進みなさい
（略）
二伸 なほわたしの書架にある本で讀みたい本があれば御使ひなさい その外遠慮しちやいけません又わたしに遠慮を要求してもいけません（大正12月11月18日付）
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こんな…人に気を遣ってばかりじゃ死んじゃうよ、芥川。と思うような優しい手紙。双方遠慮しすぎ…。でもこんな素敵な手紙を読めただけでこの記念館に、また軽井沢まで来たかいがありました。

しかしこの記念館の庭は何やら気持ちよくて（方角がいいのかしらん？）、木陰のベンチなんかに座っているとそのまま昼寝して一日そこで過ごしていたくなるような場所でした。

軽井沢日記1 千ヶ滝

なんだか台湾日記がスッキリ終わってないのに我慢できずに軽井沢日記スタート～！！いやはや軽井沢、やっぱりよかったです。湿度が低いせいか日差しは逆に東京よりジリジリ感じられましたがちょっと木陰に入ればひんやり。どこでも草や土の甘いにおいがして幸せでした～。

1日目は千ヶ滝までハイキングをすることに。でも軽井沢って車移動が基本の町だから、まわりに誰もいないし、たまーに車が通るくらいで一人で歩くのはちょっと怖かったです。。。 1泊目の保養所から30分くらい歩いた所、セゾン美術館の前から千ヶ滝行きの遊歩道が始まりますが1.5キロ先の駐車場まで皆車で行くのでまた一人でてくてく歩く歩く…でもお花が咲いてたりしてキレイ。

本当のハイキングコースになってからはこんなせせらぎ＋マイナスイオンな風景も…

滝に着く前にお腹が空いたので軽井沢駅で買ったおやきを食す…

歩くこと30分弱で滝に到着～。あんまり大きくないけど軽井沢では最大の滝だとか。ちなみにハワイの「マノアの滝」の方がマイナスイオンは多かったです。

この日泊まる保養所には大浴場は無いし、2時間以上歩いていっぱい汗をかいたので温泉へ。混雑してるであろう「星野温泉」は避けてプリンスが運営しているという「千ヶ滝温泉」へ行きました。露天風呂ではまたまた草の甘い香りと硫黄の香りで幸せ～～。コーヒー牛乳飲んでこれまた幸せ～～。軽井沢の温泉はやわらかいのでいくら入っていても疲れません。

温泉の外のお庭もキレイに手入れされてて、ここでまたおやきを食す…。

帰りがてら「ああ俗っぽい、ヤダヤダ」と思いつつ星野リゾートでジェラード。

お風呂上がりのジェラードはやはり美味しい…。でも少ない！

台湾日記4 九份

星組公演「ロミオとジュリエット」が千秋楽を迎えてしまいショボーーン… だからというわけではないのですが、台湾日記をざっくり再開します。もう記憶が遠いよ～。さて今回も九份へ行きました。今回は普通のバスを使って。。バスはボロくてガクンガクン。でも300円ちょっとで好きな時間に行かれます。（半日のオプショナルツアーだと4000円くらいします）

日が暮れる前に着けばいいムード。

前回載せた芋餅かき氷を食べながら。。。

サンセットを眺めます。なぜか心のBGMは「ローレライ」。映画「非情城市」に出てきたからかな。

そして「千と千尋の神隠し」のモデルになったという（ほんまかいな）「阿妹茶酒館」のテラス席で潮風にあたりながらお茶をしているうちに…

暗くなってきて、雰囲気が出てきました。



前回は昼間に九份へ行ったので、提灯の灯る夜の九份を見ることができて大満足でした～。

星組公演「ロミオとジュリエット」

いやはや…一体全体星組はどうしちゃったの？？というくらいチケットが取れない今回の星組公演「ロミオとジュリエット」。絶対無理だと思いつつどうにかチケットが取れて役替わり2パターン観ることができました。

3年前の日本初演からの珍しい再演。数カ国で上演されてるらしいミュージカルだけど、やっぱり宝塚、中でも星組が一番よね！！（自分中心で愛をさけぶ！）

しかし、オーシャンあたりから思ってたけど星組トップスター柚希礼音氏（写真のロミオ）がもう神様のようです。宝塚屈指のダンサーでありつつこの数年で歌が本当によくなって、さらにトップスターの堂々たる貫禄を身に付けながらも繊細な演技もできる、現在宝塚ナンバー１の人気を誇っているのですが。。。あの舞台に対する謙虚さ、誠実さ、真面目さ、どうしてこう驕らずに舞台に立てるのでしょう？？それでいて星組の責任も一手にちゃんと背負ってる、むしろここ数年は宝塚歌劇全部も背負ってる！でもちゃんと前を向いて澱むことなくキラキラキラキラしてる。本当に「清く、正しく、美しく」の権化であるかのようで、なにやら神を見てる気分になる今日この頃です…Mon Dieu

でも、最近はそろそろチエのトップ期間もカウントダウン。その素晴らしい舞台姿を観ながら「あと何作見られるんだろう？」とふと思って暗くなってしまいます。でも！誰の上にも時間は公平に過ぎる！暗くなっても仕方ない！次の「REON!!Ⅱ」もチケット争奪戦だ！！そして年が明けたら「ル・スペクタクル・ミュージカル 『眠らない男　―ナポレオン・愛と栄光の涯に―　』L’Homme sans sommeil: Napoléon ～Au-delà de l’Amour et de la Gloire」（長い！）だ！！池田理代子先生の「エロイカ～栄光のナポレオン～」読み返さなきゃ！宝塚ファンは3～4年が束になって飛んでいく…忙しや。

堀辰雄と軽井沢

夏の楽しみだった台湾旅行があっという間に終わってしまい、ブウブウふてくされていたので8月中旬に二泊だけ軽井沢に行ってくることにしました。（7年ぶり！）今回健康保険組合の保養所を初めて使います。
とりあえず気分を盛り上げるために映画のために読み始めたけど甘過ぎて読了できなかった「風立ちぬ／美しい村」を読み返しているます。その文庫本の解説は堀辰雄と交友のあった作家の中村真一郎氏が彼との思い出を書いているのですが…
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戦前の氏の比較的健康だった時は，一緒に銀座や浅草を散歩したり、丸善へ本を買いに行くお伴をしたり、夏は旧軽井沢の別荘を開けるために留守になる追分村の方の家の留守番に住み込んで、その書庫の本を自分のもの同然に自由に使ったり、…（略）
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「追分の家」と「軽井沢の別荘」ってなんじゃそりゃーーーー！！！
パンとお菓子並みに同じじゃん！追分に家があるなら軽井沢に別荘いらないっしょ！？駅にして2駅分だよ！？鎌倉に住んでて葉山に別荘、みたいな？箱根湯本に住んでて強羅に別荘、みたいな？湯河原に住んでて熱海に別荘、みたいな？ま、人のことだからいいんですけどね～。

さてさて軽井沢、ゆったりしたいけどバスや電車の本数がビビるほど少なくて…なんだかまた時間にしばられた旅行になりそうな気がします（-_-）

台湾日記3 夜市

とにもかくにも台湾といえば「夜市」です！！台湾というのはどうしてこう宵っ張りな国なのか。12時くらいまで夜市をやっているのでついつい遅くまでブラブラしてしまい…電車がなくなっちゃう！と日付が変わる頃に電車に乗り込み、ホテルの最寄り駅に着けば24時間営業のマッサージ屋がチラホラ。そこからマッサージ40分コースなんてやってもらってると、ホテルに着く時間はあっという間に1時をまわるという日々でした。
さて夜市。まず1日目はお目当ての小籠包屋さんの近くに夜市があるということで食後はその臨江街夜市をプラプラ。メインストリートのみの夜市で、小規模なせいか観光客も少なく歩きやすい夜市でした。洋服屋やアクセサリー屋なんかも多く目移りしちゃって大変。私はワンピースとカチューシャ（星の♡）を買いました。デザートなんかも食べたかったけど翌朝から変身写真館だったので自粛…。髪飾りの洪水です！

ねねちゃんがこんな顔の付いたゴム買って髪に付けてた気がする…↑

2日目は九分からの帰りのバスの車窓から有名な饒河街観光夜市が見えたのでそこで下車して夜市遊び！フレッシュジュース！

ドライフルーツやナッツの量り売り。

その日「変身写真館」ではつけまつ毛3枚重ねでした！ちょっと欲しくなる…

ちょっと体験したかった「産毛取り」。細い糸を使って取っていくらしいのですが…理屈がわからん。

ネイルシールもよく見かけました。試しに色々貼ってくれたんだけど…日本の方が高いだけあって？可愛い。

普段はMTRという東京メトロみたいな地下鉄を使ってましたが、この夜市は台湾鉄道松山駅が最寄りだったので、この旅行中一度だけJRみたいな台湾鉄道に乗りました。ちょっと薄暗め？

最後の夜は台北最大の夜市、支林夜市で〆。でもこの日は土曜日で人出がすごくて…最後の夜だから散財するぞ！と気合いを入れていたわりに引き気味でした…。疲れてたのか写真もほとんど撮ってなくて、撮ってた写真はロンシャンのバッタもんくらい↓

結局3つの夜市で買ったのは、ワンピース、水着、サンダル、カチューシャ、つけまつ毛とそののり、ネイルシールくらいかな。どれも安っぽいけど全部合わせても8000円ちょっとです。台湾では「390元」という値段が多く、日本円にして1350円くらい。日本の2980円（ニーキュッパ）みたいな感じでしょうか。洋服や靴・サンダルや水着の多くはだいたいこのお値段でした。

連続テレビ小説「あまちゃん」じぇじぇじぇ～展 Part2

週末、NHKのスタジオパークに初めて行きました。NHKスタジオってあの渋谷の一等地にあって本当に広い！！さて、お目当ては「連続テレビ小説「あまちゃん」じぇじぇじぇ～展 Part2」です！

入場無料だと思い込んでいたけどちゃっかり200円とられて入れば「潮騒のメモリーズ」の等身大パネルが！海女姿のアキちゃんも！

海女クラブの写真も展示されていて、北三陸駅の駅舎セットが再現！不思議の国の北リアス！

弥生さん。

琥珀セット。海女のミサンガは売ってなかった～。

切符売り場には大吉さんが。

アイドル評論家ヒビキ一郎の「オレは認めねえ」。

あの有名な看板も～！！

リアスのドアを通って次のコーナーへ行けば、東京編に。東京EDOシアターのステージ！

太巻社長と記念写真も撮れます。太い物には巻かれろ！

そして「アメ横女学園」のDVDやウチワなども展示。「涙目セプテンバー」「空回りオクトーバー」など。

そして！！最後に今回の大いなるミッション「安部ちゃんのまめぶを食べる」！！ドラマでは人気の無いまめぶですが、NHKのレストランではみんなが食べてましたよ。昆布と醤油ベースのおつゆに野菜と、黒砂糖とくるみの入ったお団子が入った物。そしてウニがちょこーっと乗った海鮮丼。どちらも美味しかったです♡

食後にジョージ・クルーニーの顔の描いてあるカフェラテが出てきたら最高なのにね。でも大満足でした！！