2013年7月31日水曜日

ジブリの「風立ちぬ」




さっそく観ましたよん。ジブリの「風立ちぬ」。 
…が、うーーーーん。宣伝通りいつものジブリっぽい作品じゃなかったせいもあって、自分の中に入ってくるまで時間がかかったような…。
縦糸に堀越二郎という飛行機設計技師の半生を、横軸に堀辰雄の「風立ちぬ」のような恋愛を、ということだけど…私の感想としては堀辰雄を混ぜ込んだことでちょっと盛り込みすぎでブレがあったように思います。横軸はジブリのまったくのオリジナルにした方が作品として生き生きしたんじゃないのかな。(うわぁ…巨匠にむかって上からモノ申してる…!!!)
とは言いつつも、もう宮崎駿の才能はやっぱり類を見ない偉大さで…どんなワンカットワンカットも天才の結晶みたいなものが溢れかえっていて、リアルタイムにこんな作品を観られることに目眩さえ感じるほどでした。「借りぐらしのアリエッティ」「コクリコ坂から」としばらく宮崎駿監督作品を観ていなかったせいか、宮崎駿という人の非凡さをまざまざと感じる映画でした。天才って本当に存在するんだわ…。
そういえば挿入歌で古いドイツ映画「会議は踊る」の曲が使われていました。いいですね、時代ですね。

2013年7月30日火曜日

台湾日記2 台湾公演今昔






突然ですが私が今回宿泊したのは台北の西門という「台北の原宿(なり渋谷)」といわれる地区でした。(本当に夜になると若者でごった返していた)その西門駅のそばに日本統治時代に建てられた「紅楼」という昔の劇場があり、中に入ると紅楼歴史コーナーがありました。戦前のものは日本語も多く面白く見てい・た・ら…!!戦前、この劇場でどうも松竹少女歌劇も上演していたそうです。新聞記事を読むと…
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文字通りの豪華版!名実共に日本一!台湾最初の実演大興行!
真実のT.S.S.K 東京松竹少女歌劇
オリエ津阪、紅十六、富士峯子、伊丹陽子
他花形スター70余名、松竹ジョリイシスター、松竹ダンシングチーム
皆さまが夢に描いたオリエ津阪一行が心の花束を沢山持って台湾最初の公演です。みんな残暑にふさはしい楽しい出し物揃いです。大世界館の美麗なステージをご期待下さい。
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それを見た時は「へ~SKD(松竹歌劇団)は戦前に台湾公演してたんだ~」くらいにしか思わなかったのですが…、宝塚は初の台湾公演がついこの間で、SKDは戦前だったんかい!!!と後になって気付きました。今はもうないSKDに対抗意識燃やしても仕方ありませんが、ちょっとした敗北感でしたね~…。でもでも宝塚の方は「国家戯劇院」という国立の超大きい劇場だもんね!!!(戦前に戯劇院はまだないから、これまた言っても仕方ないことなんだけど)

2013年7月29日月曜日

台湾日記1 食べ物



時間が経ってしまいましたが先週台湾から帰ってきました~。変身してシャンプーして九分行ってマッサージして、そして美味しい台湾の食を楽しんできました!!楽しかった~。。。(抜け殻)
まずは上の写真は「明月湯包」というお店の小籠包。黒酢と生姜でいただきます。うんまーー!!マジうんまーー!!
そんでもって、下が現地の人オススメの「涼麺」(35元)。ごまダレ(ピーナッツ入り?)とにんにくが美味しかった!!スープ(35元)は海苔と卵とつみれ(魚丸)。つみれってあんまり好きじゃなかったのだけど、台湾のつみれはビビるほどプリップリで大好物となりました!



夜市の途中で入った麺のお店。牛肉麺。有名人の写真がいっぱい貼ってありました。


そして今回台湾に行ったら食べたかった物!!台湾人のスタンダードな朝食、豆乳にひたして食べる揚げパン。豆乳はあったかくて(冷たいのも選べる)甘くてサラサラしてて美味しかった~♡ホテルの前の汚いお店だったけど大正解!30元。


そして龍山寺近くの「胡椒餅」。地元の人で行列のお店。お肉がミッチリで熱々で皮がパリパリで美味しかった。食べ終わったあと大汗。胡椒による発汗でしょうか??恥ずかし~。45元。


お店に葉っぱ(もう野菜というより「葉っぱ」!)がたくさん並んでいて、それを選らんでカゴに入れてレジに持って行くと美味しいスープで茹でてくれるお店。スープの味が美味しかった~。
  


お茶もしました。九分で有名な「阿妹茶酒店」のテラスでまったり~。バスの時間さえ無ければ延々いられたのに~。きなこを固めたようなお菓子(緑の)が美味しかったです。一人300元。


マンゴージュースも飲んだ。ヨーグルト味で美味しかった!(でも量が多い…)80元?


よく見えないけど、温泉上がりにタピオカミルクティーも飲みました。モチッモチのゴロンゴロン。45元。


クレープアイス。皮の上にを鉋(カンナ)でおろしたピーナッツ飴?とパクチーと小豆やピーナッツのアイスを乗せて巻いて二等分にして食べる。ピーナッツとパクチーとアイスと…初めての組み合わせでしたが、これがなかなかイケる!!55元?




九分で有名なスイーツといえば、ここの「頼阿婆芋圓」の芋団子。里芋と片栗粉のお団子で、他に小豆や緑豆やマンゴーがかき氷の上に乗っています。ウンメ~!!冬はお汁粉になるそうな。40元。


そして台湾名物?マンゴーかき氷!有名店のではないのですが、ちゃんとマンゴー味の氷をかいてくれてるので、全部マンゴー味でした!!


おまけ。宿泊した「ニューワールドホテル(新仕界大飯店)」の朝食。微妙。


帰り、飛行場までのバスの中で食べたファミマで買ったご飯。赤い餅米?に卵や高菜が巻いてあって…こちらもどうも微妙。


台湾日記の他にも色々ブログに書きたいことがあるのですが、おっつきません…。


2013年7月17日水曜日

非情城市



さて、明日からいよいよ台湾旅行です♪♪
九分人気の火付け役となった映画「非情城市」を観ました。またまたトニー・レオン(写真右)が出演しています♡
日本の統治が終わってから国民党軍が来るまでの台湾の混乱した時期の話です。前回台湾に行った時も予習がてら観たけど…難しいストーリーではないのですが、人間関係がよくわからずに何が起こってるのか把握できないままでした。今回はWikiや色んな人のブログなどを読みながら、そして2回ほど繰り返し観てやっと理解できた…(バカ過ぎ)。この時代、ようやく日本人がいなくなったのに内省人(台湾人)と外省人(中国人)の対立が激しくなる中、いろいろな人間関係のバランスが崩れていき次々と人が死んでいく、文字通り悲しい悲しいお話でした。みんなが切ない。
さてこの1989年公開の映画。まだまだトニー・レオンが垢抜けてなくて…それでも十分カッコイイのですが、ふとした角度(うつむいた時)が村上春樹氏の若かりし頃にちょっと似てて(眉毛が太いのかな)…いや、もちろんトニー・レオンの方が2600倍くらいカッコイイのはわかってるのですが…台湾のはるきち君です。大好物の二乗になんだかムフムフしちゃいました。ウフ。

2013年7月10日水曜日

生誕100周年記念 中原淳一展






先日、横浜そごうで開催中の「生誕100周年記念 中原淳一展」へ行きました。これまでにも中原淳一展はあちこちで開催されては見に行っていたのでそれほど目新しい印象はないのですが、今回は淳一先生の描いたドレスをKEITA MARUYAMAが再現してました…それが上の写真。スカートに小鳥が止まっちゃったりしてて淳一先生の絵よりも可愛くなってる…。丸山敬太曰く「中原淳一のデザインは甘いようでいて必ず辛めの要素も入っているバランスがスゴイ」とのこと(うろ覚え)。まぁそうよね。(上から)

そ・し・て!!ミュージアム・ショップでは散財しちゃうだろうな~という予感は的中し…やっぱり色々と買い込んでしまった。中でも目玉はiPhone5のケース!!まだ私はiPhone4Sなのですが先を見越して買っちブー!私が機種変更する頃には5Sかな~。どうかサイズが5と変わってませんように~ナンマイダ~!!ちなみに下の写真はノート(その名も「パリーの花屋」)です。目力強っっ!!淳一先生グッズは楽天市場で買えるようです。

さて、淳一先生のデザインは変わらず色褪せることはないのですが、見る側、つまり私が変わったな~と感じた今回の展示でした。淳一先生の推進する「美しい生活」等に対して「いちいちそんなことしてらんないよ…」と展示を見ながら随分思ったので…年と共に美への向上心のようなものが無くなってきてるみたい。こうやって女はオバチャンになっていくのか…とわかっただけでも何だか面白かった気もします。こんなんでいいのかな?確実に楽にはなってるけど(・・;)

2013年7月9日火曜日

宗家の三姉妹




台湾旅行に向けて「宗家の三姉妹」を約10年ぶりに見返しました。初めて観た時は、わかったつもりになってたけどあまり歴史を理解できてなかった気がする・・・。
上海のお金持ち(って表現がバカっぽいのですが)の三人娘。長女は中国一のお金持ち(それはそれで大きな意味がある)と結婚し、次女は辛亥革命をした孫文と結婚し、三女は台湾の初代総統蒋介石と結婚。
私は歴史が全然わかってなかったから、「蒋介石(国民党)が毛沢東(共産党)に敗れて台湾に逃げてきた」と聞いてはいてもピンと来なかったし、前回の台湾旅行では孫文も蒋介石もエライまつられてるから「台湾の人!」という印象だったけど彼らの生まれは中国大陸で、始めは台湾になんて全然関係ない人達だったんですね…。ちなみにテレサ・テン(台湾旅行に向けて最近調べて詳しいのだ)の両親も国民党軍にいて、蒋介石と共に台湾に渡ってきた人達らしいです。だからテレサ・テンは両親の生まれ故郷中国でのコンサートが念願だったとか。
台湾というのは、そうやって政治(内戦)に敗れて祖国から離れた人達が多く住む国(地域)だということがよくわかりました。が、この映画では台湾に行くところまではないので、台湾はあんまり関係ありませんでした・・・。ただ、歴史的にすごい三姉妹が実際に存在したんだなぁ、と心底感心しました!!

2013年7月5日金曜日

まんぷく食堂





ベルばらのチケットが無事に取れたらお腹が空いてしまったので(10時ちょっと過ぎなのに…朝ご飯食べてきたのに…)、長年気になっていた有楽町のガード下にある「まんぷく食堂」で朝定食を食べました。飲み屋のイメージが強いけど24時間営業。399円の朝定食は11時までで、コロッケかまぐろの漬け丼を選べました。とりあえずコロッケ。そしてお味噌汁、ご飯、昆布、ぬか漬けが付いてます。(食べログの評価みたいだな…)
冷凍っぽいけど揚げたてのコロッケも、あつあつのお味噌汁もお腹が空いてたから美味しかったです。店内や窓の外の有楽町コンコースには東宝系の昔のポスターが貼ってあって。。。それを写真に撮っている外国人観光客の姿などを眺めながら、のんびり楽しい(時間が時間なだけに、店内には私一人だった)ブランチ?でした。そう、コロッケ2つのおかげでその名の通りまんぷくになり、夕飯まで何も食べる必要がなかったくらいでした!!

2013年7月4日木曜日

雪組公演「ベルサイユのばら-フェルゼン編-」





雪組公演「ベルサイユのばら-フェルゼン編-」、朝早くから並んで当日券で観てきました。この宝塚の「ベルばら」は宝塚の代表作品にして、皮肉にも宝塚ファンの中では「一番つまらない」と悪名高い演目です。本当に、あの国宝とも言うべき素晴らしい原作をうまくいかせないなら、やめちまいな!!(もしくは「死んじまいな!」)と脚本家に言いたいんですけどね。先日も友達と「1幕の芝居部分はまるまる全部いらないよね?」という身も蓋も無い話に!
それはそれとして、今回は雪組新トップスター壮一帆氏・愛加あゆ嬢のお披露目公演。新鮮さはないけれど安定してて大変麗しい壮フェルゼンでした。
名場面「駆けろペガサスの如く」(写真中)は、数えてみれば私が初めて観た宝塚、星組のフェルゼンとマリー・アントワネット編以来23年ぶり!!(ヒーーー)やはり名曲です。
また、早霧せいな演じるオスカルもブイエ将軍よりも低いダミ声?で「(゜0゜;)????」と驚きましたが、アンドレが死んだ後のバスティーユの場面(写真下)がなにやら悲しげで悲しげで…生まれて初めてこの場面で泣きそうになりました。
今年も半分以上終わり、宝塚100周年に少しづつ近づいています!

2013年7月1日月曜日

写真館DNA




上の写真は私の母方の祖母、いよ子です。これは戦争が終わってオシャレが解禁になり、かつ嫁に行く前の昭和20〜21年頃の写真(お正月?)かと思われます。。。。ハイ、私の祖母なので当然お顔はこの程度なのですが、何やらすごーく写真館で写真を撮るのが好きだったらしく…。この写真を見た弟は、「たいしてめんこくもないのに、よくやるね」と恐ろしいほど率直な感想を述べてました。私だって内心そう思ったけど、母に遠慮して口には出さなかったのに!!
これまた顔がそんなに可愛くない子供(母やその弟妹)ができても、「◯◯買ってあげるから一緒に写真館行こう」と乗り気じゃない子供達を町の写真館に連れて行ってたそうです。
スナップ写真ならともかく…と半ば飽きれていた私ですが気付けば!!衣装の差こそあれ、私、台湾で同じことしようとしてるーーー!!!!なんか…冷静に考えれば趣旨(というほどのものもないけど。つまり自分が楽しいから撮るってだけ)も基本は一緒だよな〜〜…。トホホと思いながらもやっぱり私は祖母いよ子DNAを脈々と受け継いでると改めて感じました。