2009年11月26日木曜日
映画「気狂いピエロ」
ヌーベルバーグの代表作とされている「気狂いピエロ」を観ています。
「オシャレな人達」はみんな、きっとこの映画が好きで、名作だと思ってるだろうから、私もその波に一緒に乗っかりたいとは思うのですが…正直言うとあんまり面白くない。
台詞なんかは、さすがにゴダールだなぁ、と書き留めておきたくなるのも多々あるのですが…この、話に筋があるのかないのか、よくわからないところがダメみたい…。
オシャレ過ぎるのか、感覚的過ぎるのか、どうも肌に合わない。
世間で「オサレ」とされてるものが理解できないって、結構悲しいです(;_;)
でも、すんごい恐れ多いことを、今この場をお借りして申し上げるなら…
この(写真)アンナ・カリーナの髪型がすごく可愛くてちょっと真似したい。
(キャーーーーー言っちゃった!!言っちゃった!!!やーねやーね!)
もう少し髪を伸ばして、前髪ちゃんと作って、内側に巻けば…なんて…
いや、わかってますよ!髪型真似したところでアンナ・カリーナになれないってことは!! これ以上言わせないでーーー(泣)…なんのこっちゃ。
2009年11月25日水曜日
連休3日目-皇室の名宝展-
月曜日は…いただいたチケットの期限がどうにも迫ってたので、がんばって東博の「皇室の名宝―日本美の華」展へ行ってきました~~(;_;)
何で泣いているかというと…行ってビックリ40分待ち!!
展示内容は全然興味ないし、帰ろうかとも思ったのですが、いただいたチケットということと、まぁせっかく上野まで交通費かけて来たんだし…ということで並びましたよ~~!!
そしてやっと入れたはいいけど、すごい人で何にも見られない!!
教科書で習った「蒙古襲来絵詞」は一番人気で見えるか見えないか。
仕方ないから、すいてる人気のない(そして私の興味を少しでもひく)物をフンフンと見てました。源氏物語図屏風とか、香合わせのセットとか…。結局40分くらいしかいなかった。
でも上野の公園や博物館の紅葉が本当にキレイで。快晴の日の銀杏は、変な表現な気もするけど、まさに「水を得た魚」って感じですよね!?
しみじみ「秋」って美しいんだなぁ。毎年こんなに美しかったっけ?と思いながら上野公園を歩いていました。
連休2日目-アルバート君-
フランス語の後、神楽坂名物「ペコちゃん焼き」を持っ てお友達のおうちへ遊びに行く。
英国紳士と結婚し、ロンドン郊外に普段は住んでる彼女の帰国は私にとってはいつも心から待ち遠しいものですが…、今回は彼女の第一子に初めて会えるのということで、本当に楽しみでした。
アルバート君(6ヶ月)!!Nice to meet you!!
赤ちゃんってお人形みたいなんだけど、アルバ君は本物の西洋人形でし た!!瞳の色は室内だったせいか、緑がかったグレーに見えた。髪は金髪。でもなによりアングロサクソンの血を感じさせるのは、そのアルバ君の大きさでしょうか。出産時は標準だったということですが、やっぱり日本の赤ちゃんより大きいと思う。早くカッコよくなってね☆
でもなんというか…、可愛いんですよ。確かに可愛いんだけど、可愛い!!っていうより、私としては、 「やっと会えた!!」って気持ちの方が強かったかな…。赤ちゃん というより一人の人として。こういう感覚は初めてで。多分それは、本当に仲がいい友達の赤ちゃんが初めてだったからなのでしょう。そうすると、やっぱりただ「赤ちゃん」と会う、というより対「人間」なんだな~と思いました。
写真も撮ったんだけど、無断で載せるわけにもいかないので、「キャンディ・キャンディ」のアルバートさんを載せてみました。早くママから許可をもらわんとね。
連休1日目-お祝いとベルギー-
土曜日は、フランス語クラスの友達が9月に結婚をしたので、遅ればせながら皆んなでお祝いしました。場所は神楽坂の「ビストロ le midi」。今年 初めての生ガキを食しました…大好物!!
その後皆んなと別れて、損保ジャパンで開催中の「ベルギー近代絵画のあゆみ」展へ行きました。こう言っちゃなんだけど、おそろしく「残念」な感じの展覧会。 フランス の絵画に追いつけ追い越せと頑張るベルギー人達の絵。でもどの絵もどの 絵も、どうしても70%くらいの力しかなくて。やっぱり芸術の先駆者である印象派の人達ってスゴイんだ、と改めて思いました。
でも中でも好きだったのこの絵。女性文学サークルの人達なんですって。
それだけで微笑ましい。とくに手前の美人でないけれど、一人年若い彼女。まわりの人達は男性の書いた小説を読んで語り合ってるだけのところ、「それでも私は書くわ」って 静かな情熱と決意(ともすると、それは一般的な女性として幸せを放棄することになる かもしれない)を感じさせます。
あとその隣の女性の白い手袋がエレガントで好きでした。
2009年11月20日金曜日
Beaujolais☆nouveau
昨日はボジョレー解禁日ということで、白金台の八芳園で開催された 在日フランス人協会のボジョレーヌーボー☆パーティーに参加してきました。 喋ったのは、スウェーデン人のカップル(しかも日本語)だけだったけどね!!
ワインは、まぁ飲めないながらも、おいしいかな、という程度でしたが、中でも感動したのが「メゾンカイザー」のバゲットと、なんとかってところの(聞き取れなかった)カマンベール!!今まで実はそんなにカマンベールって好きじゃなかったのだけど、なんだかしょっぱくて、柔らかくて、本当においしかった。
ビュッフェのお料理がすぐになくなってしまったので(怒)、延々バゲット&チーズを食べ続けてた私…
その後は当たらなかった抽選会(賞品はシャネルの5番とか!!)や ダンスがあって、食べて飲んで騒いで笑って踊って(カワイ目のひげダンス)…
久しぶりに弾けたなーーーという感じでした。
曲がかかっても、なかなかエンジンのかからないフランス人達でしたが、
踊り始めると、さすがラテン系。とにかくダンスがうまい。そして距離が近い。
文化の違いは色々感じつつも、それでも音楽がかかると体を動かしたくなる、という人間の本能?のようなものは、やっぱり人類共通だとしみじみ思いました。
2009年11月16日月曜日
さよなら 浜田寅彦
昨日は、先月15日に亡くなった俳優座の浜田寅彦氏のお別れ会でした。
勿論、面識もなかったし、彼の芝居も実は1回しか観たことがなかったのですが、それでもそれが忘れがたい舞台だったので、ワインを持って、お別れ会の会場である六本木の「俳優座劇場稽古場」へ出かけました。お別れ会には知りあいの役者さんが来ていなかったので、ワインを置いて早々に退散したのですが…
俳優座公演の「かもめ」のソーリン。
ちょうど10年前に観たチェーホフの「かもめ」で私はこの作品が好きになり、どこぞの劇場で「かもめ」が上演されていると、いそいそと観に行くようになりました。ロシア人キャストのものも含め、5~6本は観たかな?
彼の役は青年トレープレフが可愛くて仕方がない伯父さん役。このトレープレフ(田中壮太郎氏)を可愛がる様子が、とても愛情に溢れてて素敵でした。私が観た「かもめ」の中で一番優しくて、親密な感じのするソーリンだった。多分それは、劇団の公演ならではで、普段から田中君をとても可愛がっていたんだと思う。そういうのがにじみ出てた。
90歳でなお現役だった浜田寅彦。大往生とはいえ、あの車椅子に座りながら愛おしそうにトレープレフの手を取っていたソーリンの姿を思い出し、亡くなったのかと思うと胸がキリキリします。
天国でもどうぞ、天下一品のおじいちゃん役を演じてください!!
2009年11月11日水曜日
奈良の都 その8 奈良ホテル
今回はミッションのひとつであった、「奈良ホテル」について少し。
きったない格好で入ってすみません!!とトホホとなりながらも、ドアボーイやラウンジのボーイさん、フロントのお会計のお姉さん達がとても親切でちょっと感涙(;0;)ありがとう…というか、さすが高級ホテル。プロなのね。
ティーラウンジで、ロシアンティーとチーズケーキをオーダー。
上記2つのホテルのラウンジの感覚で(←特別おいしいわけじゃなかった)、何も期待してなかったら、このロシアンティーがメチャクチャ美味しかった!!紅茶はアッサムで、自家製というハニーミルクとマーマレードがついてる。ロシア人は紅茶にジャムを入れるのではなく、それを舐めながら紅茶を飲むらしいので、とりあえずそれに倣ったのだけど、とにかくこのはちみつとジャムが本当に、目が醒めるくらいおいしかった。私が奈良に来た目的はバンビじゃなくて、このロシアンティーを飲むためだったのか!?と思うほど。
奈良ホテルのおすすめは、オリジナル「松の実ケーキ」らしいけど、私はロシアのお土産で食べた変な松の実チョコのトラウマがあったので(とにかく胃がもたれた)チーズケーキにしたら、こちらも大当たり☆わりと大きめだし、チーズが薄過ぎも濃過ぎもしない、考えられる限り私にとっての理想的なチーズケーキだったのだ!
2日目はどんより曇っていて、テンション低かったのだけど、このティータイムのおかげで、随分元気になりました。 またあのお茶とチーズケーキのためだけにも、奈良に行きたい!!
写真、バンビの絵がついている電灯で、さすが奈良ホテル!と感動して撮りました。
2009年11月10日火曜日
奈良の都 その7 若草山
ここにも鹿がいるというので、入山料150円を払って入った若草山。
入ると「登山道」という矢印があったので、とりあえず…と登ったら!!
ハイキング用の階段がかなり急傾斜で…途中でめげそうになった。
でも登りましたともさ!! 一~三の山まであるそうですが、 どうにもキツくて一の山で断念…。 しかし後から聞くところによると、どうやらその時間、二だか三だかの山頂では、古代のドラマだか映画だかの 撮影をしていたらしく奈良時代劇☆騎馬兵のロケがあったらしい…。
(しかも一の山には全然いなかった鹿が、いっぱいいたとか)
く、くやしい~~宝塚の次に好きなのは馬なのに…(多分)
でも、本当にもう一の山登山で大汗かいて、足もガクガクだったんだもん…
それでも、もう少し頑張ればよかったのかなぁ…ちょっと後悔。
でも、本当に見晴らしがよくて、奈良の街々が見下ろせて気持ちのいい山でした。一番思い出になった場所だと思います。 麓にいたここのバンビはまぁまぁ。
2009年11月5日木曜日
奈良の都 その6 春日大社
志賀直哉旧居の後に行ったのが、春日大社だったのですが…
この写真、すごくないですか????見えにくくてすみません。
これ、デッカイ鹿なんですよ!!手水舎が鹿!!(何かくわえてるし)
春日大社はもともと鹿が神使らしいから、まぁいいんだけど…
なんかすごいですよね…バンビ好きの私でさえ、あえて感想も
感慨もないんだけど、ちょっとすごかったので、載せてみました。
春日大社は本殿が有料(500円)だったため、外からの参拝でした。
2009年11月2日月曜日
奈良の都 その5 志賀直哉旧居
午後はレンタル自転車をかっ飛ばして、「志賀直哉旧居」へ行きました。
近現代日本文学専攻のワタクシとしては外せない場所!!
日本はまったくどこを旅しても文学散歩になるから好きだーーー。
この写真は2階からの眺めですが、山が見えてちょうど紅葉で素晴らしかった。静かな場所だしこれなら志賀直哉系の小説(あんまり都市物ではない感じ?)の執筆がはかどりそう!!
こんな所で育ったら、さぞ心穏やかな素直な人間になれるだどうな…と思ってたら、志賀直哉は「男の子を育てるには奈良は向かない」と東京に引っ越してしまったのだそう。なんだかそれもよくわかる。刺激がなさ過ぎるし、あまりにぼんやり・のんびり育ってしまいそうな場所だもんね。
ところで志賀直哉自ら設計図をひいたというこのおうちで、「暗夜行路」の後半が執筆されたらしいのですが…忘れちゃったよ、「暗夜行路」。
時任謙作!?妻が不倫?違ったかな?
奈良の都 その4 茶がゆ
奈良の都 その3 大仏
とりあえず、奈良に来たんだし、これだけは観ておくか…とお金を払って入ったのが大仏殿。小学生の頃来たきりで、その当時は「ふーん、思ってたよりあんまり大きくないんだな」という冷めた感想だったんだけど、今回も同じ印象…。20年経っても成長してないのか!?
いや、多分建物がすごく大きいから、どんなに大きな物が入ってるんだろう、と期待してしまい過ぎて、大仏が小さく見えるんだと思う。(私のせいじゃない)でも、この大仏殿前の芝生はすごくきれいな緑だったし、まわりは山があるし、快晴だし、とっても気持ちのいい所でした。
にしても、当然だけど大仏殿周辺は修学旅行生が多い!!ここはディズニーランドか!?と思うくらいの小学生と中学生の団体がひっきりなしに来る。そして、例の柱を通り抜けたい小中学生が20mくらいの列を作って並んでた。そりゃ通り抜けたいよね。だからって、御利益があるわけじゃないよ。私も昔はやったけど。(冷めた大人でごめんね。)
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