2012年3月30日金曜日

アメリカ日記22 合衆国最高裁判所





Hawaii日記は、ちゃんと年度内に終わらせられたのに…アメリカ日記は3月を超えてもまだまだ終わりが見えてきません…。でも頑張るぞ。(孤立奮闘)
どこから入るのかわからなくて、入るまでたっぷり5分くらい迷ってしまったほど立派なSupreme Court of the United States(合衆国最高裁判所)へも行きました。最初は予定してなかったのですが、もう建物が立派過ぎてスルーできなかった。
裁判にまつわるざっくりした展示(法廷で着る黒い服とか、歴代の裁判長とか)を見学した後、2階へあがると本物の法廷の一部屋を見ることができました。まだ裁判は始まっていなくて、係の人が陪審員に何か注意事項を説明してるっぽかったけど…ウソかも。
ここで一番感動したのは写真にある豪華なエレベーターでした。し・か・も!このエレベーターにはエレベーター・ガールならぬエレベーターおばちゃん(F・A・T!!)がいました~!!し・か・も!椅子付きで!!確かに一日中立ちっぱなしは大変ですものね~。膝に悪いものね~(F・A・T!!)。で、そのエレベーター、ドアも豪華なら、箱の中も上質そうな木材で重厚感たっぷり。 思わず写真を撮ってしまい、乗り合わせた職員さんらしき人とそのおばちゃんに不思議そうな顔をされたので、「私は今までこんなに豪華なエレベーターを見たことがありません(中学校で習った通りの英語)」とか言ってみたりして。いや、これはあながちリップサービスでもなかったです。最高裁判所の中で、一番素敵な空間でした。

2012年3月27日火曜日

星組「REON!!」



柚希礼音スペシャル・ライブ「REON!!」に行ってきました~~!!イヤハヤ…ここ数年のチエ(写真)こと柚希礼音人気のため、期間が1週間しかないこのライブは、チケットが取れないだろうな~と半ば諦めていたのですが、奇跡的にこの度観ることができました!!やっぱり誕生月は星回りがいいのかな??
はぁ~~技術はともかく、星組のみんなはとにかく自由にのびのびとやってました。星組のお家芸「暑苦しさ」も全開!!
今回のライブ、通常の芝居ともショーとも違う形の中で、ものすごい輝きを放っていたのが、レミレミこと白華れみ嬢!!髪をかなり薄めの金髪にして、肩よりも短く切っていて、ぐるぐる内側に巻いてました。VOGUEへ初出勤した時のキャリーみたいな感じで似合っててとっても素敵だった。私も前髪が伸びたら真似しよ〜っと!!(なーんちゃって、なーんちゃって!!)いや〜、彼女はその場面場面のカラーを作り出すことにかけては、宝塚一かもしれません!!シーンごとにその世界観をガッチリお客さんに届けます。本当に年下の女の子とはいえ、惚れ惚れしてしまうわ。
チエも、その相手役のねねちゃんもだけど、レミレミこそまだまだ退団しないで欲しいなぁ、もっともっと観ていたいなぁ、と今回心から思いました。でもいつかは辞めてしまう日が必ず来る。だからそれまで悔いのないように観ておきたい。宝塚って…これだから…目が離せないのよねぇ…(ブツブツ言いながらフェイドアウト)

2012年3月26日月曜日

月組公演「エドワード8世/Misty Station」



月組トップスターコンビ、霧矢大夢と蒼乃夕妃のサヨナラ公演、「『エドワード8世』-王冠を賭けた恋-/『Misty Station』-霧の終着駅-」が23日に初日を迎えました。
なんとこの公演、以前から「一度宝塚を観てみたい」とおっしゃってくださっていた、私のフランス語の先生と観劇することになったのです…!!
最初にグッズショップへお連れして、今回の公演プログラムでざっくり公演の概要(芝居とショーがあること)を説明して、全生徒のプロフィールが載っている「宝塚おとめ」という本で、5組それぞれにトップスターがいること、団員は何人いるか、大体何歳くらいか、など説明。それから、この公演でトップスターが辞めることと、内容がそれにちなんだもの(王室を去る=宝塚を去る/station=出会いと別れ、みたいな…)、宝塚は第一次世界大戦の頃できて、フランスのレビューを元にしてること、などを日本語とフランス語で大汗をかきながら説明。
先生は本当に優しくて、要領を得ない(くせにしつこい)私の説明を一所懸命聞いてくださってありがたかったです。そして大きなロビーと劇場とショー、特に幕開きのプロローグを楽しまれたようです。
外国語で宝塚を説明できてこその1級ですわ~。しかし本当に汗かいた。私のフランス語に一番必要なのは「冷静になる(Pas de panique)」ことだと思い知りました。
あ、ちなみに先生はモリエさんこと青樹泉氏が好きみたいでした。(と言ってもわからないですよね~…)

2012年3月22日木曜日

星組公演「天使のはしご」



少し前の話になってしまいますが、星組の「天使のはしご」を観てきました。これはイギリスの女流作家ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」が原作。たまたまワシントンDCへ旅行した際、お会いした方から「ジェーン・オースティン、きっと好きだと思うから、是非読んでみて」とおすすめいただいてたので、昨年読んだばかりでした。タイムリ~♪
本公演ではないので(バウ公演という)、いつものような華やかさはないのですが、星組の温かさは言わずもがなで健在。 有村先生の新調衣装もたくさん観られました。
J・オースティンの作品は他に「分別と多感」も読んでいたので、頭の中でグチャグチャになってしまいましたが、どっちにしても大団円。やっぱりこういう、すったもんだの末にハッピーエンドというのは、本公演よりも規模が少し小さくなるバウ公演にはいいですね!!まったく星組は人を幸せにさせるわ~。

着せ替え人形




先日実家に帰ったら、母の御年83歳の知人の、彼女が子ども時代に遊んでいたという玩具が大きなダンボールで届いていました。昭和4年生まれとすると、だいたい昭和10年前後の物でしょうか。
「知育玩具」と言うらしい、頭をよくするためのゲームのような玩具もたくさんありましたが、他にも小さいピアノ、ミニ謄写版セット、本格的なシロフォン、お人形、おままごと、女の子なのになぜかブリキの車や鉄砲などもありました。
父は地球儀や車、姉は「Constracture」とかいうパーツを組み合わせて建物を作る玩具、私はピンポンセットと昭和初期の若奥様みたいな着せ替え人形に夢中になりました。それぞれ興味が違います。
その着せ替え人形の背景に、桂離宮の写真(図鑑)を置いて母と姉と三人がかりで撮影したのが上の写真です。
「やっぱり桂離宮は美しいわねぇ」「ほうですか?ウチはこういうのより、少女歌劇の方がよっぽど好きや(エセ舞妓ことば)」「そしたら、次に玉奴さんが東京へいらしたら、是非日比谷へ行きましょうね」「ホンマ?ええどすわぁ(エセ)」「それよりも、吉屋信子先生の新聞連載『良人の貞操』お読みになって?」「ああ、おねえさん達が夢中になってはりましたわぁ。でもうちんとこ、毎日新聞じゃないよって(エセ)」…みたいな台詞が、着せ替え人形を持ってると、いくらでも出てくるのですが、あまりやり過ぎると両親が本気で心配すると思ってほどほどにしておきました。 (あぁ、もっとやりたい)

2012年3月19日月曜日

アメリカ日記21 アメリカ議会図書館





決して忘れてるわけではない、アメリカ日記。この日の午前中に行ったのは堅い場所ばかりなので、皆さんが読んでくださっても面白くないだろうなーと思うと、なかなか進みません。私も書いててそんなに面白くないし。なのでサクサク行きましょう!(とりあえず書くことは書く)
Library of Congress(アメリカ議会図書館)へ行ったのですが、映画「キューティーブロンド2」でエルが勉強していた豪華な閲覧室へは残念ながら入れませんでした~。 それでも見学できる部屋はすべて豪華!
ちなみに前回の議会議事堂のセキュリティチェックで、私の持ってたステンレスの水筒を「捨てろ」とゴミ箱を指して言われたので、「とんでもないぜ」と、写真上の議会図書館の木の茂みにこっそり水筒を隠し、再度チェックを受けて無事パス。議会図書館、お世話になりました~。
ミュージアムショップでは、T・ジェファーソンの名言”I cannot live without books.”がプリントされた鉛筆を3本購入。これはワシントンでお世話になった本と共に生きる上司、図書館司書をいている友人、そして私の母と、本が大好きな3人にあげました。私は本がなくても生きていけると思う…。

2012年3月16日金曜日

フェルメール




もう終わってしまった展示ですが、先日Bunkamuraへ「フェルメールからのラブレター展」を観に行きました。(Kさん、チケットありがとうございました!!)
今回は上の3点が来日。意外だったのですが、修復を終えた真ん中の「手紙を読む青衣の女」は、日本初公開だそうです。へぇ~~。
これは、「斜陽」の和子のモデルである太田静子さんと太宰治の娘、太田治子さんが、NHK「課外授業ようこそ先輩」で扱った絵です。この手紙には何が書かれているか想像して、自分たちで差出人になったつもりでこの手紙を書いてみる、というものでした。絵をよく見ると、この女性は妊婦さんらしい、そして海図があることから、家族の誰かが船乗りなのではないか、ということがわかります。おそらく女性の旦那さんであり、お腹の子のお父さんが差出人だろう、ということで、小学6年生の子達が、一所懸命考えて、「愛してる、元気な子を産んでくれ」なんて書いてて、とっても可愛かったし、すごくいい授業でした。
だからこの絵が観られて、本当に嬉しかったんだけど、この展示で一番ディープインパクトだったのは、フェルメールに子供が11人もいたということでした…。(ちなみに奥さんは一人。)11人。子供の顔見て、反射的にちゃんとその子の名前、言えたのかなぁ。だって11人って!!

2012年3月14日水曜日

斜陽とヴィダル・サスーン



前回のポローニアスの台詞と同じくらい、買っちブ~な私の心を後押し?するのは、またまた登場、太宰治の「斜陽」の台詞。戦後の没落貴族である主人公和子ちゃんのお母様が、このままでは生活もままならないのに、娘にこう言います。
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「私は、生れてはじめて、和田の叔父さまのお言いつけ(注:和子の就職の斡旋)に、そむいた。……お母さまはね、いま、叔父さまに御返事のお手紙を書いたの。私の子供たちの事は、私におまかせ下さい、と書いたの。かず子、着物を売りましょうよ。二人の着物をどんどん売って、思い切りむだ使いして、ぜいたくな暮しをしましょうよ。私はもう、あなたに、畑仕事などさせたくない。高いお野菜を買ったって、いいじゃないの。あんなに毎日の畑仕事は、あなたには無理です」
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「思い切りむだ使いして、ぜいたくな暮しをしましょうよ」というところしか、耳に入ってこない~。そうよね。無駄遣いしたっていいわよね、お母様!!(私は畑仕事してないけど)…というわけで、長らく欲しかったヴィダル・サスーンの「マジックシャイン」シリーズの32mmコテを買っちブ~!Tさん!あの後、その足でビックカメラに直行しちゃったわよ!そして「美容に妥協はダメです」とのお言葉通り、高い方買っちゃったよ!!ただ、まだ上手く使いこなせないんだ~~。

2012年3月13日火曜日

ハムレットとリボンブローチ



二兎社の新作に79歳の平幹二朗氏が出演することになりました。約半世紀前の俳優座公演「ハムレット」(演出:千田是也、出演:仲代達矢、平幹二朗、市原悦子!他)に血道をあげていた私の母にそれを伝えると、「平の見納めかもしれない」ということで、観に行くことにしたそうです。そのことで、何か母にスイッチが入ったらしく、ハムレット関係の興奮気味なメールが数回届き、その中の一つに台詞の抜粋がありました。
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ポローニアス 「人には親しむがよいが、狎(な)れてはいかん。一度これと見きわめた友人は、二度と離さぬように鋼の鉤でしっかりおのれの心にひっかけておけ。服装は財布の許すかぎり立派なのをそろえるがよい、が、奇抜なのはいかんな。要は立派で、しかもけばけばしくないことだ。(中略)それから、金は貸しも借りもせぬがいちばんじゃな。金を貸せば、その金ばかりか友人まで失くしてしまう。また金を借りると、とかく倹約心がにぶる。さて、最後にいちばん大事なことは、おのれに誠実なれ、ということだ。」
(三神勲訳)
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………色々いい事を言ってるみたい。「おのれに誠実なれ」。ハイ、お母さん。…いつでも自分に誠実な私は、今日も心欲するままに買い物をしています。買い物をしたい心は裏切れません!!
そんなわけで、写真は鎌倉でカゴと一緒に買った、kissaniさんのリボンブローチです♪♪ピンクと銀色がどこまでもカワイイ!!ブローチですが、私はゴムを通して、髪飾りとして使っています。
シェークスピアの言葉は400年経っても、私達の心にリアルに息づいています。(絶対意味違うけど)

2012年3月12日月曜日

カゴ



先週、鎌倉で買ったカゴです。 (写真がきたないわ~撮り直さなきゃ…)
「バスケット」と言った方がいいのかな?可愛いですね~。お買い物にも、ピクニックにも、普通のお出かけにも!持ってるだけで、気分は「サウンド・オブ・ミュージック」の子どもたちです。(ちょっと違うけど)
私が持つと、うっかり「サザエさん」のフネさんになっちゃうかしら…と少し心配してたのですが、昨日これを持って出かけた帰りに、バゲットを買ったら…バスケットからバゲットが飛び出してるという…なんだか勘違いパリジェンヌみたいで、そはそれで恥ずかしかったです。(小心者)
いやいや、「冬でもジェーン・バーキンはカゴバック」を合い言葉に強気で行きます!!さて!暖かくなったら、ピクニックに行きましょうね!!(カゴ使いたさに、今から誘う)

2012年3月7日水曜日

Kissani嬢 個展「Kevätkukat」





週末は、Kissaniさんの個展へ行きました。場所はAtelier Kikaさんという、鎌倉にある素敵なギャラリー。今回の展示のタイトルは「Kevätkukat」、フィンランド語で「春の花」という意味だそうです。春のフィンランドにどういうお花が咲くのか知らない私ですが、Kissaniさんのストールはまさに春色~~!まだまだ寒いのに、ギャラリーに入ったとたん、春らしい空気を思わせる美しいストールの色が目に飛び込んできました。当日はあいにくの曇り空で、写真が暗くなってしまいましたが、本当に淡く優しい色。お洋服屋さんの「New Arrival」より、ガツンと春を感じ、春を五感で思い起こさせるような。
今回、ストールは購入しませんでしたが、Kikaさん常設のKissaniリボンブローチと、なぜか長野の職人さんが作ったという素敵なカゴを買っちブ~。どちらも素敵だったので、後日ご報告させていただきます!
それから、ギャラリーで売っているお花(鉢)が…これまたオシャレで…本当に素晴らしかったです。が、写真を撮り忘れたわ。

2012年3月2日金曜日

Mars



私の誕生月、3月になりました~。ハハハ…。まぁいいや。(投げやり)
今月は蒼乃夕妃嬢お披露目公演、「スカーレット・ピンパーネル」(月組)のマルグリットです。この宝塚カレンダーは職場の机の奥の方にこっそりと貼っているのですが、可愛いピンクのドレープが毎日目を楽しませてくれます。桃の節句の月にふさわしいですね。(しつこいようですが、これも天才有村先生による)
さて、今年研9のマリモちゃん。来月で宝塚を退団です。現在大劇場で「『エドワード8世』-王冠を賭けた恋-/『Misty Station』-霧の終着駅-」を上演中で、東京は3月23日から4月22日まで。この公演で、サガジョの後輩ノンちゃんこと篁祐希嬢も一緒に退団です。さみしいけれど、最後までがんばって応援していきたいと思います!

2012年3月1日木曜日

人生はビギナーズ





ンフーーーッ!ムフンムフン。クリストファー・プラマーのオスカーに浮かれて「人生はビギナーズ」を観てきましたよ!!
映画自体は素晴らしくオシャレなのに、監督・脚本のマイク・ミルズの技術の未熟さが目立ったけど…でもガッツリ、ハートに届く映画でした!!そして、この冬の寒さでキュウっとなってしまった体と心をゆっくりときほぐされるような暖かさがありました。
クリストファー・プラマーの役どころは、ガン末期の元美術史家(ゆえにオシャレ♡)。わずかな余命を楽しみたいと、ゲイであることを息子にカミングアウトし、積極的に人生を楽しみます。ユアン・マグレガーの父親役で…この世界で№1の美男父子ですね!(二人とも随分お老けになったけど…) レインボーカラーのスカーフを巻いてゲイのコミュニティーに参加したり、ゲイクラブへ行ったり、犬と会話したりと、ちょっと哀愁をのぞかせつつ楽しそうにしてました。
もうこれくらいおじいちゃん(82歳)になると、演技が上手いんだかなんだか、正直よくわからないところがあるのですが、「なんだか俳優業がますます楽しそう!!」ということは伝わってきました。死んでしまう役どころにもかかわらず、今回もすっごく元気そうだった!演技としていいのか悪いのかはともかく、全然末期がん患者には見えないくらい元気そうで、役柄・本人共に、キラキラした人生を見せてもらった気分です!!