有島武郎別荘のカフェの隣にある「軽井沢タリアセン」へ行きました。学生の時に一度来たことがあり、その当時でさえ「なんだこの人工的でテーマパークみ
たいな所は・・・」と思っていたのですが、2008年に朝吹登美子の山荘「睡鳩荘」が移築されたというので若干不本意ながらも見に行くことに。
軽井沢別荘建築の中でも屈指のものだとか。テラスも広い~!!でもちょうど西日タイム・・・暑くていられない!
たっぷりスペースを取ったというリビングが重厚~。なんでも籐家具はフィリピンのもので、カーテンはフランスで作らせ、絨毯は駐日仏大使が本国に帰る際譲り受けたものとかだそうざぁます。
これが噂のカーテンね。ふぅん。
で、何故ここへ来たかというと、この朝吹登水子著「私の軽井沢物語-霧の中の時を求めて-」という本を読んだから。(飾ってありました!)貴族ではないながらも三井財閥重鎮のおうちの軽井沢での古き良き時代の別荘生活がうかがえる本です。
その本にたくさん写真が載っていたので、すっかり馴染みとなったお父様…!の肖像画。子どもにもちゃんと帽子を取って挨拶をし敬語を使ったそう。
避暑のためのたっぷり空間を使った設計だそうです。ただ戦争中疎開した際には逆にとても寒かったとか。
2階には当時の別荘の番地が出てる地図が展示されてました。朝吹山荘はつるや旅館の先にあったようです。
登水子お嬢様の別荘を見ることができて幸せ~。こんな立派な別荘が旧軽にあったらさぞや静かで涼しくて快適だろうなとため息が出てしまいますね。