なんとなく西部づいてたので、タランティーノの「ジャンゴ」にカメオ出演していたフランコ・ネロが主演のイタリア映画「続・荒野の用心棒(1966)(原題:ジャンゴ)」を借りて観ました。
「マカロニウェスタン(イタリア制作の西部劇)」って、どうも埃と汗と血で画面が茶色っぽくて薄汚い印象があったので敬遠していたので今回が初めて。観てみりゃ…しょっぱなから出てくる女の人の顔の作りと化粧が濃くて(拷問されててもアイラインがバッチリ☆)開始1分で早々に胸焼け…みんな顔濃すぎ。そんでもって男も女もエロいムード。またアメリカの西部劇と違って牧歌的な風景もなく、正義もなく、残虐な「仁義なき西部劇」…なわりに妙にカトリックの国なせいか腐敗した宗教じみたところもあって。もともと私、イタリア映画が苦手なくせに、まったく何でこんなの借りちゃったんだろ。。
またねーー(文句ばっかりで申し訳ないのだけど)、アメリカ人とメキシコ人の対立がストーリーの主軸なのですが、アメリカ人といってもイタリア語を喋るイタリア人の役者が演じてるせいで、メキシコ人(の役の人)がイタリア語で「あのアメ公を殺してやる」とか言われても、「この映画にアメリカ人なんていたっけ??」と頭が混乱してしまうという有様。。。(←バカだからなんだけど)
何だか変なの~~と終始感じ続けていた映画でしたが、それでも西部の設定のわりに男の人達の着こなしはどこかミラノ風味で、毛皮やストールや帽子使いがそこはかとなくオシャレでした♡この写真のフランコ・ネロの帽子にしても、一日中帽子を試着しまくって決まったものなんですって!!