2011年11月25日金曜日

アメリカ日記⑭ ジョン万次郎君





捕鯨博物館のあった町からほど近いフェアヘブンという町へも行きました。ここは江戸時代に14歳で漂流し、アメリカで暮らす事になったジョン万次郎が過ごした町。質素ながらもしっかりしたおうち(写真上)を見てると、アメリカ東部の船長さんに養子にしてもらえるなんて、よっぽど万次郎は利発な子だったんだろうなぁ…としみじみ思います。この町は「万次郎トレイル」という、万次郎ゆかりの建物をまわるコースができています。私達は以下の3か所を見学しました。といっても、どこも要予約なので、全部外から見るだけ。(写真はすべてT氏撮影)
(写真上)ホイットフィールド・万次郎友好記念館。ここは聖路加病院の日野原氏が発起人となり、2009年に記念館となったそうです。ポーチ付きの小さくてかわいいおうち。
(写真中)Old Stone School House。メチャクチャ探してたのに見落としてた、小さな小学校。子どもにまざって16歳の万次郎はここで英語や数学を勉強したそうです。バカにされたりPTA(?)の反対なんかもあったんじゃなかったかな…万次郎君、エライ!!
(写真下)バートレット航海学校。かつては学校だったそうですが、今は人が住んでました。ここで万次郎は測量、航海、捕鯨、造船等を勉強したそうです。
万次郎ができたのは英語だけじゃなかったんですね~。アメリカ人の船長の養子になった以上、ほかのことを勉強する選択肢はなかったのかもしれないけど、アメリカでのこれらの生活に触れると、根っから海に馴染み深い土佐っ子だったんだなぁ、と思えてきました。