近代絵画で誰が好きかと聞かれたら、私は迷わず「マネ!」と即答します。…なわけで、丸の内に新しくできた、三菱一号館美術館「マネとモダン・パリ」展に行ってきました。マネに敬意を払って、入館料払って!!
…でも、なんか…後味悪い展覧会だったかな…。平日夜ということと、場所柄なせいか会社の偉そうなオーラを出したスーツ姿のおじさん(招待客?)が多くて。チケット売り場も感じの良くないスタッフが、威圧的過ぎるほどたくさんいて。会場が狭いから絵と絵、人と人の間隔も心なしか狭いし、自分もあまり引いて見たりできないし。そもそも企画自体があんまり有効に構成されてないと思う。
あんなにマネがあるわりに、どうも「丸の内の一画にあるちょいとしたカルチャースペース」という扱いに思えてしまう。勿論そういう美術館だって、あっていいとは思うのだけど、絵に対して、上から目線というか、傲慢というか、敬意が感じられない。故にきざな言い方ですが、展示品との心の交流がはかりにくい、イヤな場所でした。丸の内でイヤだと思う場所なんて、おおよそないのにな。 それでもやっぱり今回みたいに豪華な展示があったら、またのこのこ出かけてしまうであろうミーハーな自分が情けない…。
あまりに心証がよくなかったので、前回のブログのキャスのクラッチバックを勢いで買ってしまったわけなのです…。 ↓↓