2011年11月25日金曜日

アメリカ日記⑬ 捕鯨博物館

ホエール・ウォッチングに連れて行っていただけるということで、旅行前に大好きなグレゴリー・ペック主演の映画「白鯨」(1956年米:ありがたいことにテクニカラーだった)を予習として観ました。
舞台はニュー・ベッドフォード。ということで、地図でその場所を調べると「あ…行くというケープ・コッドとは少し離れてる…」と残念に思っていたところ、ボストン市内に戻る途中足を伸ばすことに。あ、ありがたや…(;_;)!!
ニュー・ベッドフォードに着いたのは夕方で、まずは映画にも出てきた教会を外から見ました。(日曜なのに開いてなかった…)よくよく見ると、風見船です。


教会の看板にはジャジャンと、メルヴィルの「モビー・ディック」とあります。


そばには教会の中の様子と、映画のことも説明。G・ペックの顔も見えます♡


教会の向かいにある「捕鯨博物館」へ、閉館30分前に滑り込みましたが、ここが本当に楽しかった!!もう映画の世界がそのままに!!まずは博物館の中心にドドーンと捕鯨船が!!旗も…メルちゃん!!


マストの上で監視してる係が鯨が見つけると、皆がボートに乗り込み、力いっぱい漕いで鯨を追い、銛を投げます。(←知ったかぶり)


自分の背よりはるかに長い銛に興奮しました。クイークェグ…(TOT)/


他にも、鯨の骨で作ったコルセットや


ルレットも!もう、素敵過ぎるでしょう!!(器用なアメリカ人もいたらしい…)


カゴも美しい~~。こんなの部屋にあったら私だって編み物始めちゃう!!


他にも航海日誌(?)なぞも。モチロン読めないYO!


航海士の荷物でしょうか。奥さんが詰めたのかな。蓋の内側に絵が描いてあります。


Octant=天体の角度を計測するための測定器、らしいです。映画でエイハブ船長の船長室にも、こんなのが置いてあったかも。


博物館2階からの風景。捕鯨はしてなくても素敵な港町です。そして、私の大好きな段々の雲!


見どころ満載で本当に楽しかった~。新しくてキレイな博物館でした。

そして余談ですが、宝塚のショー(2005年雪組「ワンダーランド」)でかつて「白鯨へのレクイエム」というシーンがあったのですが、そこに出てくる水夏希さん演じるエイハブ船長の歌詞、♪サント・エルモの灯が~マストに輝く時~海の白い悪魔、白鯨が現れる~白い大きな鯨、モービー・ディッ~ク♪という謎めいた?歌詞が、映画を観ることですべて理解できました。石田先生、まんま「白鯨」の世界を描いてたんだなぁ…。

それにしても、アメリカ・マサチューセッツまで来て、すべてが宝塚に結びつくところが我ながらスゴイやら恐ろしいやら。まぁ、宝塚検定1級保持者ともなれば、こんなもんですかね?(ドヤ顔)