2013年12月31日火曜日

2014年宝塚予定表・・・

 
 
きたない写真ですみません。これは来年の宝塚歌劇団の年間スケジュール…に私が演目を書き込んだ物です。来年宝塚歌劇はめでたく100年を迎えます!!どんな演目が飛び出すのやら…と心ときめかせて期待してたけど、たいしていつもと変わり映えのない…。。。と思いつつも、当たり前に好きな星組の公演はやってくる!!
やはり100周年のトップバッターをきる、星組の「眠らない男・ナポレオン」はプレスギュルビック氏の曲が楽しみだし、底抜けに可愛いねねちゃんの出る「第二章」は東京に来てくれて嬉しいし、礼真琴くんバウ(小劇場)初主演の「かもめ」は観るつもりなかったけど心揺れてるし、「太陽王」とかいうフランスミュージカルも気になるし、次の星組のショーはラテン(黒塗り)らしいし!!!
ハッキリ言ってお金が足りなくなるのが目に見えています。100周年の演目、蓋を開けりゃーたいしたことないじゃん、なんて舐めてかかった私がバカだった。ちゃんと100周年貯金しておかなきゃいけなかったんだんわ・・・・(T ヘ T)
…と、こんな私ですが来年もよろしくお願いいたします。皆様よい年をお迎えください。

2013年12月26日木曜日

横浜元町リカちゃん







ふと目にとまって図書館で借りた島岡圭子著「横浜元町オザワ洋装店物語」という本を今読んでいます。黒船来航からの元町の歴史が簡単に説明され、元町商店街の在り方をオザワ洋装店を中心に綴られています。すでに私の物心ついた時期から元町なんてオシャレな町ではありませんでしたが、この本を読んでいると元町のお店ひとつひとつが丁寧に新しいことに取り組んでお店を構えてきたことがわかります。
で、この「オザワ」は高いオーダーメイドのお店のようなので服を作るのは無理だけど一応私もハマっ子のはしくれ、横浜トラディショナル「ハマトラ」の代表格ミハマの靴でも買おうかな…とHPを見てみると…ダ…ダサ…。どんなに履きやすくてもさすがに買う気になれませんでした。
さて、皆さまこの写真の「横浜元町リカちゃん」をご存じでしょうか?「ハマトラ」三種の神器、フクゾーの洋服、ミハマのカッターシューズ、キタムラのバック、それからポンパドールのバゲットにスタージュエリーのピアス、最後の写真は近沢レースの日傘をさしているそうです。自分では着る気にならないハマトラですがリカちゃんが着ると可愛いわぁ♡ 私はテニスバージョンが好きかな。しかしリカちゃん…デザイナーのママの服着なくていいのかな?

2013年12月25日水曜日

葉山としらす丼





週末は横須賀の友達の家に遊びに行き、旦那様による運転で葉山へドライブをしました。横須賀から葉山は電車だとちょっと回り道ですが、車だと三浦半島を横切って20分くらいと近場。
葉山の海岸からは足元?(麓?)から富士山が見えて(東京だと丹沢(多分)がジャマします。)もうその姿に思わず歓声&拍手が出てしまいます。訪れたのはアーセンプレイスというテラスのある海の目の前のカフェ。窓からは天気もよくてキラキラ太陽をうけた海が広がっていました。
美味しそうなお野菜たっぷりのご飯、迷った末に「しらす丼富士山盛り」(うろ覚え)にしました。玄米入り黒米に、しらすと海苔と大葉がたっぷり乗っていて、その上にお好みでごま油とお醤油をかけます。
・・・・底抜けにーーーーー美味しいでんがなーーーー!!!ご、ご、ご、ごま油最高です!!どうぞ、おうちでもお試しください。
他にも塩麹漬けの大きいあさり、カレー味の切り干し大根、一口づつのバーニャカウダ。デザートには写真にないけど、チーズケーキと手作りプリン!美味しゅうございました…!!
帰りには海沿いのひろみ鄕の家や湘南国際村、このご夫婦が結婚式を挙げたホテルや式場を巡ってもらいました。車を運転しない私には葉山は好きでもなかなか行かれない場所。ありがとうございました!!

2013年12月20日金曜日

お茶碗②





続けるほどのネタでもないのですが引き続きお茶碗について。
毎朝見ているNHK朝ドラ「ごちそうさん」。(写真がきたなくてスミマセン…私のテレビ、まだまさかのブラウン管なんです)最初はブーブー言っていたわりに、お料理の監修が飯島奈美さんなだけあってさすがにご飯は美味しそうだし、みんなの着ている着物は季節ごとに可愛いしで朝ザックリ見て夜も録画を見返すという有様…。
さてその主人公め以子ちゃん(杏)が使っているお茶碗が朱の網目模様でした。(旦那様のは青)それまであまり可愛いと思わなかった網目模様のお茶碗も、ドラマの中で湯呑みとセットで使われていると、なにやら可愛さ5割増し。
新しい飯茶碗を買ったばかりなのに、自分も湯呑み茶碗とセットで網目(赤)が欲しくなってしまいます(ボーナス出たし…)。そしたら買ったばかりのお茶碗は実家に持って行っちゃおうかな…。でもそんなにとっかえひっかえお茶椀を買っては古いのは実家に持っていくなんて、まるで新しく女を作っては飽きたら捨ててその始末は実家(もしくは自分の嫁)にまかせる大店の放蕩息子か若旦那みたいですね。(・・・と、吉屋信子効果でいまだ頭が昭和初期)

2013年12月18日水曜日

お茶碗①




長いことお揃いの飯茶碗、湯呑み、箸置きを使っていましたが、最初に湯呑みを割り、数ヶ月前に飯茶碗を割ってしまいました。
小津安二郎監督の「麦秋」で原節子が使っていたお茶碗(何だか随分小ぶりに見えますね)をずっと「いいなぁ」と思っていたので、新しいお茶碗は亀甲模様で!と探してみるとこれがまた全っっ然見つからない!!百貨店やら骨董屋やらで探してもないので、とうとう先日門前仲町の「陶器の福山」(←意外にもこのお店、ホームページがあった…)で写真のようなお茶碗をもとめました。このお茶碗を包んでくれたのは皮肉にも??亀甲模様の包装紙だったので、お店の人とも話したけれど最近あんまり亀甲の飯茶碗は見ないそうです。
つづく。

2013年12月17日火曜日

吉屋信子② 手紙



また吉屋信子です。
時代が時代なだけに、戦前なぞは家に電話がなかったりするものだから連絡手段は基本ハガキか手紙、急ぎの時だけ電報です。でもこの電報も届いた時に先方がビックリして大ごとになるのを遠慮して、そうしょっちゅうは出さないようです。
そんなわけで、手紙がよく出てくるのですが、さすがに吉屋信子が書く小説内のお手紙はお見事!色々ありましたが「安宅家の人々」という小説の中の主人公雅子が義姉へ出す手紙をご紹介させていただきます。
戦争で焼け出されたので、主人公雅子の夫譲二が一人で義兄夫婦の家に居候するお願いをしに行った際、お土産に雅子の好きなスイカを持たされたけど帰途で夫が落として割ってしまい捨ててきてしまいます。夫からは「義姉にはスイカが美味しかったとか適当にお礼を書いてくれ」と言われたけれど、嘘の嫌いな雅子はこんな風に手紙をしたためます。

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その節せっかくおことづけ戴いた西瓜を譲二の不注意で、途中取り落として割ってしまいましたそうでして、ここまで持って参れなかったと聞いて、ほんとにがっかりいたしましたが、戦争中果物が不自由だったとき戴いて私がよろこんだこと、お忘れなきお心づくし、嬉しく存じます。
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結局家のそばで割れて捨てられてるスイカを義姉は見つけてしまうので、雅子さんが正直に書いたのは大正解で読者はホッするのですが…
この、スイカが食べられなくて残念だったけど、それ以上にその心遣いが嬉しかったことなどをスッキリまとめて書けるこの手紙の手腕。こんなお手紙を書けるようになりたいものです。でも手紙って文章の上手い下手はあるけれど、やっぱり心をこめて正直な気持ちを書くのが一番なのでしょうね。
しばらく私の読書タイムに吉屋信子が続いているので、自然言葉遣いも丁寧になりそうな…なってないかな?

2013年12月13日金曜日

小津安二郎生誕110年





12日にGoogleを開いたら「東京物語」の原節子と笠智衆になってました…。12月12日は小津安二郎監督の誕生日にして命日だったのですね~。と、いうわけで!!その日は職場近くの「江東区古石場文化センター」内にある「小津安二郎展示紹介コーナー」へ行ってきました!!小津は1903年深川に生まれたので、職場最寄り駅近くのよく通る道に「生誕の碑」なんかもあっていつも心で合掌です。
さてこの展示室、「小津の使った湯呑み」だの「徳利とお猪口」だの台本だの、せいぜい使っていた帽子くらいの展示で、さすがは無料なだけあってたいしたことないのですが、今回文化センターロビーでちょっとした特別展示(主にポスター。やっぱりしょぼい)開催にあたり、写真中のような垂れ幕?が!そこにはこう書かれています。
「なんでもないことは流行に従う、
重大なことは道徳に従う、
芸術のことは自分に従う 小津安二郎」
そ…底抜けに簡潔にして力強くなんとも小津らしい!!
さて、私の小津作品の好きなランキングは以下の通りです。

第1位:麦秋
第2位:秋日和
第3位:東京物語

皆さまはどの作品がお好きですか?

2013年12月10日火曜日

吉屋信子① 少女歌劇



最近はずっと吉屋信子という戦前戦後の売れっ子作家の小説ばかりを読んでいます。もうもうとにかく底抜けに面白い!!少女小説からスタートした人で、少女雑誌、婦人雑誌、新聞小説などが主な仕事なので純文学ではないのですが、いつでも心を高く持って小説を書きつつ、あのエンターテイメント性…まぁとにかく読み始めると止まらなくて、最近はついつい寝不足です。

さて、話が面白いのと同時に「う、うまい!」と思う箇所をご紹介させていただきます。以下昭和8年「婦人倶楽部」連載の「女の友情」という小説からの抜粋です。由紀子という女学校を卒業したばかりの女の子がほぼ婚約の決まっている青年紳士慎之助と、彼女の妹悦子と3人で宝塚を観に行く場面です。
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そして折しも開幕---日本舞踊を取り入れた軽い一幕だった。
「ホウ、少女歌劇というのは、娘手踊のようなものですね」
慎之助が彼一流の意見を吐いた。ただし彼はその夜初めてそういうものを見たので、彼は外国舞踊家のサカロフ夫妻やテレジーナ嬢やアルヘンチーナ女史の来朝の時より舞踊をみない高級なる藝術観賞家らしかった。
「あらひどいわ、娘手踊なんておっしゃって!」
と、ヅカファンの悦子は慎之助を怨んで抗議した。
「おや、これは失礼しました、ハゝゝゝ」
慎之助は少し少女の悦子を軽くあしらった。
「レビューの時はステージ・ダンスをみな上手に踊りますのよ、舞踊専科の人達とても素敵ですわ、そして日本の踊だって出来るからなお偉いと思うわ」
悦子がまるで宝塚を一人で背負っているように威張るので、
「ハア、なるほど、そうですか、偉い女の子が揃っていますな」
と慎之助も悦子嬢の御機嫌を損ねぬようにした。
その一幕が終わると短い休憩なので三人は席を立たなかった。すると悦子が慎之助に御贔屓のスターの名やそのスターのニックネームまで教えて彼を感化させようとしてお喋りをはじめた。
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昭和8年といえば1933年でちょうど80年前の話になるのですが----・・・私と悦子ちゃんとやってること一緒じゃん!!ファンでもない人をつまかえて宝塚の成り立ちについてやら、スターについてやら、頼まれもしないのに空気を読まず説明して、その素晴らしさの押し売りをして…
と、まぁそういう「あーいるいる、そういう人」というキャラクターを的確に面白おかしく(実際にはそんな人につかまったら面白おかしくないのでしょうが)書ける吉屋信子、本当にスゴ腕の小説家です。

2013年12月5日木曜日

ぬか漬け



現在放送中の朝ドラ「ごちそうさん」に影響されてぬか漬けを始めました。
ドラマではこのぬか床が重要な役割を担って…るのかわからないけど、よく出てくるので俄然食べたくなってしまったのです!ぬか漬けは大好きなのに実家ではぬか床がなかったので、私にとってぬか漬けはめったに食べられない貴重品?でした。
便利な世の中になったもので、スーパーに行けば水を混ぜるだけでぬか床ができる(昆布や唐辛子や卵の殻が全部入ってる)ぬかが178円と安価で売っていて、さっそく挑戦。昔友達の家に泊まりに行った時にぬか漬けをさせていただいた記憶をもとに見よう見まねで漬けてみると…普通に美味しい!!キュウリ、茄子、にんじん、大根、蕪と色々試しました。面倒くさいかと思ったぬか床の手入れも、お世話するものがあると思うと結構楽しいです。
写真は朝ドラヒロイン・バトンタッチセレモニー。この杏の亀甲模様の着物がドラマの中で私は一番好きです。

2013年12月2日月曜日

手ぬぐい



「寄る年波には勝てぬ」という言葉がありますが・・・
特に体のどこが不調だというのでもないけど、若くないんだしちょっとづつでも体は大事にしていかなきゃいけないんだろうな、と最近ボンヤリ思うようになりました。そんな中偶然が重なって最近体にいいことをしています。
多分ひとつ目が前回の「ハラマキ」なのですが、他に今やっていることは「手ぬぐい洗顔」です。健康とは違うけど、これまで毎日ナイロンのアカスリで顔をゴシゴシ洗ってましたが、いくら気持ちよくてもさすがにいかんだろ、と思ってた矢先に「手ぬぐい洗顔」という本に偶然書店で出会いました(立ち読みだけど)。
とにかく何でもいいから固形石鹸で手ぬぐいをよく泡立て洗顔をする、また体も洗う、というだけのものです。でも泡で洗うだけより角質がよく落ちるそうですよ。肘やかかとにも効果的だとか。また、朝濡らして電子レンジで1分間チンしたホカホカの手ぬぐいを目に当てるだけでも血行がよくなるらしく、私も毎朝やっています。手ぬぐいは布端を始末してないので雑菌がたまらず乾くのも早い!夜お風呂で使った手ぬぐいも翌朝にはパリパリに乾いてます。
清潔で何度も使える手ぬぐい、箪笥に眠っているようでしたら是非引っ張り出して使ってみてください!!何せ手ぬぐいって肌触りもいいし、カワイイですよね!!

2013年11月28日木曜日

バックの修理




先日ベルトが切れてしまったバックの修理を姉の会社の職人さんにお願いしたら、とってもキレイに直していただいて戻ってきました。
このハンドバッグ、ボストンのウェスタンテイストの変な古着屋でもとめて、デザインも大きさも気に入っていたのですが…、いかんせん古くて一度使うごとに一カ所壊れていくという大変な代物だったのです。まず中のファスナーが壊れ、留め具が外れ、とうとうボロボロのベルトがブチッと切れてしまい…どうにもならず修理のお願いをしました。
そしたら!!バックと同じ色の新しいベルトがついて、「カシメ(写真下のボタンみたいな物)」も革でくるんであってこっています。しかも!中のファスナーまでピカピカな物に替えてくださって、ファスナーのつまみにも引っ張りやすいように革のひもを付けてくださってました!!
もう…本当に…壊れてしまった物を復元できる職人さんを心から底抜けに尊敬してしまいます。職人さん、お姉ちゃま、ありがとうございました。

2013年11月27日水曜日

新橋演舞場「さらば八月の大地」






もう千秋楽を迎えてしまいましたが、先週新橋演舞場へ、鄭義信脚本・山田洋次演出の「さらば八月の大地」を観に行きました。このブログにもチョイチョイ出てくる田中壮太郎氏出演です!!
(写真上)幕は舞台となっている満州新京にある満州映画協会撮影所。本当にこんな荒野にスタジオがあったのでしょうね~。
(写真中上)松竹の新橋演舞場のロビーには、小津安二郎監督も愛用したという、アメリカ製の「ミッチェル撮影機」が展示されていました。松竹の歴史を感じます。
(写真中下)そして檀れい嬢も出演。こういう昔っぽいライティングのスチールはもう底抜けに美しい!!檀さんお得意の正面ショット!!ブロマイドにしてマルベル堂で売るべきだ!!でも演技は相変わらずで歌はブランクのせいか更に下手になってて底抜けに驚きました。。。
(写真下)ジャン!今回壮太郎氏(左)は中国人脚本家という役どころ。山田洋次監督との仕事の時はなぜかいつもメガネ君。今回は主演の中村勘九郎君の存在感、華に圧倒されっぱなしでした。子供の頃から舞台に立っている経験値というより生まれた時から歴史ある名前を背負って生きるって、こういうことなのかと思わせる見事過ぎる舞台姿でした。

演舞場は今回が2回目だったのですが、思えば1回目は10年以上前に観た勘九郎君のお父さん、当時の中村勘九郎さんのお芝居でした。
とにもかくにも天井桟敷状態でしたが(安いんだもん)、新橋演舞場の前の喫茶店には白塗りの芸者さんがお茶してたり、ロビーや客席にも半玉さんが観劇に来ていたりと、何せ華やかで観劇+αの楽しみがある劇場でした。

2013年11月26日火曜日

イヤホンケース



週末は実家に帰ったので久々に工作をしました。イヤホンのケース。いっっっつもイヤホンがカバンの中でグチャグチャにこんがらがり、それをほぐすのに毎回毎回時間がかかっていたのであの糸巻きみたいなのを作ろうとずっと思っていたら、Pinterestの「DIY」コーナーで素敵なのがあったので丸パクリしました。
姉から革の端布をもらって裁断して、ボタンを付けてもらい、穴開けパンチでイヤホンを通す穴を開けて完成~!!これでカバンの中で、ゴチャゴチャにからまったイヤホンが更にキーホルダーにまでからまったりしなくなりました(どんだけカバンの中きたないんだ…)。
ちなみに背景の杉綾の織物は、この間のKissaniさんの個展でもとめたストールです。改めてブログでお披露目しようと思ってたのにこんな形になってしまった…。でも底抜けにカワイイ~~!

2013年11月22日金曜日

買っちブ~⑪ ほぼ日ハラマキ



毎年恒例丸ビルポイント5倍デーがやってきたので、Loftで「ほぼ日ハラマキ」を買っちブー!
私は真冬でもTシャツと綿のパジャマズボンで寝てるので、あったかいお布団の中とはいえお腹が出てることがしょっちゅうでした。「冷えは万病のもと」と言うし、冬はハラマキをした方がいいのかな、と思いもとめました。
とはいえ、ほぼ日ハラマキはハラマキにしては結構いいお値段(3,570円)するし、素材は綿で「本当にあったかいのかなぁ…?」とちょっと心配でしたが、これがつけてみると本当にじんわりとあったかい!!今日は早速仕事にもしていきました。駅から職場まで20分歩くので汗をかくほど暑くなるのですが、綿で通気性がいいから熱がこもらなくて快適!!お尻まですっぽり隠れるもう少し長いサイズも欲しくなってしまいます。
なんだかハラマキって「男はつらいよ」の寅さんみたいで、していて楽しいです。

2013年11月19日火曜日

TOLO CAFFEEとトトロのシュークリーム





私の家の近くにある「TOLO COFFEE & BAKERY」へ行きました。もともと素敵な建物のお店があることは知っていて、引っ越したばかりの頃「最寄り駅付近にパン屋は無いだろうか…」と探したけど、当時そこはケーキなどの洋菓子屋さんでした。数ヶ月前に行った時には「あ、パンも売ってる」と思ったのでしたが時間が遅くて希望のものは買えず。そして今回行ってみたら…トトロのシュークリーム「白髭のシュークリーム工房」とやらが1階部分に入ってる!!
姉のお友達がそこのカフェが好きだというので一緒に行くことになったのですが、ここはかつて外国人が別荘?として使っていたという素敵な建物で、冬は暖炉に火が入るそうです。午前中は日当たりも良くポカポカで、静かで窓の外はお庭の木の紅葉が見えて…そんな秋日和の似合うカフェでサラダとカルボナーラとトトロのシュークリームと香りのいいフレンチコーヒーを楽しみました。
トトロのシュークリームはジブリとの契約で三鷹の森とここだけでしか買えないとか。トトロがキライな日本人はあんまりいないから、お土産にいいですね!!実際とても美味しかったです…が、一つ400円前後。普段そうそう自分のおやつには買えないお値段です…。

2013年11月12日火曜日

東山千栄子さん③ 関東大震災



さて、またまた東山千栄子さんに戻りますが、これで最後です。長らくおつきあいありがとうございました。最後は関東大震災の話(これまた時代や…)。
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表面は調うた生活をしながら、過ぎて行く月日をとらえる術もなく暮らしているところへ、あの大震災が見舞いました。
下町の住居ではありませんから直ぐに戸外へのがれて、身命に及ぶような被害はありませんでしたけれど、瞬間に行われた帝都の大破壊の前に、私は初めて長い眠りの眼をさまされました。
あっという間に生命を失った数十万の人々、人間の一生はいつ済んでしまうか知れないのだった。現在に不満なのは何かを未来に待つもののあるしるしなのだが、それが何なのかも突きとめないで惰性で生きている間に、自然の暴力で突然未来を遮断されてしまう。
そう感じた時、私の胸ににわかに激しいうずき上がったのは「これはこうしてはいられない」という思い、これまでにない強い反省に直面しました。「たとえ一日でもより完全に生き切らなくては」そういう焦燥にかられながら、その秋から冬、春と過ぎたところで丁度築地小劇場の発足に出会ったのでした。
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3.11で「震災婚」「震災離婚」などという言葉も出ましたが、結婚だけに限らず対象の違いはあれど、何かこのままではいけどないと同じような気持ちになった方はずいぶんいたのではないでしょうか。そして「現在に不満なのは何かを未来に待つもののあるしるしなのだが」という文章、わかるような…あんまりわからないような…東山千栄子さんには幸運にも築地があったけど、そうは思っても具体的に動ける人は少ないですよね。。。

築地小劇場には私の大伯父などは随分通ったそうで、私の母も学生時代俳優座の芝居を観ては東山千栄子さんからサインをもらっていました。私が生まれた年に彼女は亡くなっているので私は小津作品や「紀ノ川」「喜劇・にっぽんのお婆あちゃん」のような映画しか観たことはありません。でも「新劇女優」というタイトルでしたが映像で残るっていうのはスゴイことですね。舞台だけだとそうはいかないから。

写真は「フィガロの結婚」の伯爵夫人ロジーナ。珍しくキレイです。

2013年11月8日金曜日

タイ料理




毎年恒例のKissaniさんの個展が5周年ともあり、表参道駅から個展会場galerie doux dimancheさんへの道のりは馴染みのものとなりました。その途中にある古~~~い木造のおうち、もう開けてはいないけど人は住んでいる様子のクリーニング屋さん(看板がそのままになっている)が、素敵だなぁ…といつもいつも気になっていました。
なんと!!今年行ってみるとそのおうちがタイ料理屋さんになってる!!個展の帰りに姉と姉の同僚の方と入ってみました…ら!!これがこれが大当たりなお店でして!!美味しくて安いプレートご飯に生春巻きとカレーがついて900円というお値段なうえ、そのお店のタイ人のお母さんが、これまた驚くほど面白ろ優しい!!「おまかせにしてくれたら、サービスする!」「夜はお客さんが来なくて私クビになる!」「お腹いっぱいになってくれたら、それが一番嬉しい」「コップンカー」と、たくさん喋ってくれてお腹も心も満たされました~♡♡なにより、ずいぶんタイ仕様にはなっていたけどずーーーっと気になっていた昭和な古いおうちにあがれて(お店だけど)、その空間を楽しめて幸せでした~。
ランチは今年の8月から、ディナーは10月からというできたばかりのお店で、HPや食べログ等はまだないようですが、Lai Mai(多分)というこのお店、表参道駅徒歩3分、本当にオススメです!!…というか、このお母さんがクビにならないよう皆で食べに行きましょ~(;0;)

2013年11月7日木曜日

祝☆Kissani嬢個展5周年!!





さて、毎年恒例のKissani嬢の表参道galerie doux dimancheでの個展も今年でなんと5周年目を迎えました~パチパチパチ…素晴らしいですね!!
その歴史を拙ブログでふり返ってみますと…1年目「“Minkävärinen?" あなたは何色?」、2年目「“Kaulaliinoja" ストール」、3年目「“Lämpimiä Kaulaliinoja" あったかストール」、4年目「“Syyskukkia" 秋の花」、そして今年5年目「“Talvinen Ruutukuvio" 冬のチェック柄」となります。
さて、「冬のチェック柄」という今回の展示、前回よりもさらにフカフカのストールというよりマフラーも増え、あったかさが増し、更に素敵な素敵なヘリンボーン柄もありました!!毎度毎度のことですが惹かれるストールを試しに巻いては、Kissaniさんや他のお客様に「似合う」だの「カワイイ」だの「今日のお洋服にピッタリ」だの言っていただき、すっかりその気になり今回はなんと!!私には珍しい濃いブルー系チェックの「Lady」というストールを1枚もとめました。
今までのKissaniさんストールはいつもピンクがメインでしたが…今回は大人ですよ~!ブルー、紺だけどベージュも入っているからあたたかい色合い。ベージュの服にもデニムにもパリで買ったプリアージュにも合わせやすいのです!!早速今日から巻いています♡♡
私が撮った写真はイマイチなので、Kissaniさんのブログからキレイな個展の様子をご覧ください。10日(日)まで。

2013年11月6日水曜日

東山千栄子さん③ 奥様と女中の違い



さて東山千栄子さん、1917年に夫婦で短期間日本に帰ってきていた間にロシア革命が起きてしまい(歴史~!)、その後の旦那様のフランスやアメリカへの赴任には同行せず(もったいな~い!)、その間日本で「有閑夫人」をやっていたそうです。
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そんな私が、どうして役者になったのだという質問には、モスコー芸術座で観たチェホフの芝居、トルストイの芝居、メーテルリンクの芝居、その美しい舞台が私の心の底に演劇の情熱を燃やさした―と答えたいところなのですが、実際のところは大正八年に日本に帰ってきてみると、子供もいないし、両親も亡くなっていて、全くの有閑夫人だった、私の心の空虚さが、築地小劇場に入った動機だったのです。
女中が三人も四人もいて主人と二きりの生活―自分の情熱のはけ口がないのです。結局、恋愛でもするようになる。正直なところ、そんなゴシップもとんだことがあります。それでは主人の顔を汚すことになるので、奥様芸だったけれども、長唄をやったり、ピアノを習ったり、絵を描いたり、とにかく自分の情熱をもてあましていたわけです。
そんなときに小山内先生や土方与志先生が築地小劇場を始めたという話をきき、なかなか評判も高いので、一度観に行ったわけです。(略)芝居を観ていますと、洋服の着附けなどが下手で、西洋人になっていないのです。八年も外国生活をしてきたので、着物の着附けだけでも、私がやったら、奥様と女中の区別位はつくのじゃないかと思ったが―年もとっているし、素養もある筈はなし、とてもスターなんかにはなれそうもないけれど、女中の役でもなんでもいい、情熱のはけ口として、こんなにたのしい世界は、他にはないのじゃないか―。
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夫婦二人にたいして女中さんが3~4人だの、あのお顔とキャラでゴシップだの、趣味で長唄!?だの、もうツッコミたいところがたくさんなのですが、やはりこれを読んでビックリしたのは、大正時代の日本人がいかに洋装の知識が無かったか、ということです。奥様と女中の区別もつかない衣装ってどんなの着てたのさ、築地の人達は!?!?…と思うと同時に、とうに廃れてしまった新劇ですが、何にでも手探りの黎明期があったんだなぁ~と日本近代演劇の歴史を垣間見たようで小さく感動せずにはいられませんでした。
写真は千田是也のハムレットと母ガートルードです。あの顔でガートルードか。。。

2013年10月29日火曜日

東山千恵子さん② 女学校時代の話



さて、東山千栄子さんの話の続きです。
生家が佐倉藩の家老であったり、明治の世に養父が帝大教授であったり、女学校を卒業してからはフランス語を習ったり、旦那様が貿易商でモスクワ支店長だったり、金貨で買い物をしたり、ヨーロッパの小説の原書の入手は思いのままだったり、モスクワではオペラやバレエやはてはスタニスラフスキーやチェーホフの芝居をリアルタイムで観たり…ともう私なぞから見たら「自慢!?全部自慢!?自慢大会!?」と思えるようなエピソードの連続なのですが… 女学生時代の章で、こんな風に書かれていました。
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私が麹町の富士見高等小学校の高等二年のとき、学習院女学部の入学試験を受けました。明治三十六年のことです。
当時はまだ階級的な差別観が、どの社会でもきびしくて、私の家は代々佐倉藩の家老だったとはいえ、貴族の子弟を教育する、学習院に堂々といけるほどの格ではなかったのですが、なんでも、学者の子供を、華族のあいだにいっしょに入れて、生徒全体の学力を高めることになっていたんだそうです。富士見小学校は、当時できる生徒ばかりでした。ちょっと自慢めいてきますが、私は二、三番を下ったことがなく、学習院の試験もよくできました。
ところで、私の代わりに、合格者の発表を見にいった人が、おどろいて帰ってきました。一年生の合格者の中に、私の名前はなく、二年編入の名前のなかに、私の名前がはいっているというのです。私もびっくりしました。ハテ、そんなことがユメにもあることでしょうかと、首をかしげました。ところが、ほんとうでした。あとで、学校に家の人が、たしかめにいったところ、私を一年生にいれたのでは、学力がありすぎ、ほかの生徒がこまることを心配して、特に二年編入ということになったということです。
下田歌子先生が校長先生でした。学習院はほかとちがって、通信簿は、封書になっていて、そのまま親に渡すようになっていました。一学期の通信簿の成績で、乙が二つあったので、私は、おやおや、小学校では全甲の成績だったのに、ばかに成績がおちたと首をかしげました。ところが、ほかの人たちは、「甲が二つあったわ」とか「甲が四つになったわ」などと言って、話しあっているのです。こんなわけで、学習院は勉強の点では、ずいぶん楽でした。
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・・・???わざわざ「ちょっと自慢めいてきますが」とあえて断って話す内容が、たかだか小学校と試験の成績の話。他の「自慢」に聞こえる話は彼女にとってただの自分の歴史の一部でしかなく、「自慢めく」話でさえないのでしょうか???だとすると、朝吹登水子の軽井沢のお嬢様生活も自慢じゃなかったのかな…??
ところで、学習院女子部長が下田歌子だった時代…に生きてる人なんですね…明治だわ。
写真は生涯の当たり役となった、チェーホフ「桜の園」のラネーフスカヤ夫人です。

2013年10月28日月曜日

東山千栄子さん① フランスでのお買い物



少し前のブログに書いた東山千栄子さんの自叙伝「新劇女優」、とても面白かったのでちょっとご紹介。文筆が本業ではないので、わりと文章はたどたどしいのだけど何やら言葉遣いとお嬢さんとも天然とも言える不思議な視点が面白くて止まりませんでした。
帝大で国際法の教鞭をとっていた養父の家でお嬢さんのように育った「せん」さん(本名)は結婚してからすぐに旦那様のお仕事でモスクワへ行き、その間語学や社交のお勉強のために単身仏蘭西(リヨン)へ短期間行きました。そこでは・・・
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ようやく少し買物位出来るようになって、一人で外出しますと、ふらんすの都会のそれは美しいこと、ちょっとした店をのぞきましても、買手を待っている品々がどれもゝ洗練された意匠、すぐれた感触、単に欲しいとか欲しくないとかの境を超えて、私はもう一つ一つが持っている芸術的魅力に深く惹きつけられました。
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わ…わかる!!!!「単に欲しいとか欲しくないとかの境を超えて」というのが、なんとも理解できます。これまでいつも女中がいて自分でお金を持って買い物なぞしたことのないようなお嬢様だった東山千栄子さん、このフランス滞在中サインひとつで好きなだけ銀行からお金をおろして買い物ができる環境だったため、キレイな金貨をおろしては何でも買ってしまい、銀行の残高を見て吃驚した旦那様からすぐモスクワへ戻るよう言われてしまい、4ヶ月しかフランスへ居られなかったことを悔やんでいました。
写真は当時ベルリン第一級の洋服屋に作らせた昼の礼装ローブ・モンタントと、当時モスクワ一流の男性結髪師理がセットしたウェーブだそうです。

2013年10月22日火曜日

金鈕


フリーマーケットでの「大草原の小さな家」の他の戦利品?は、12個入りで25円(50円が半額になってた)の金ボタンでした。
写真のコート、清澄商店街のつぶれる寸前の昭和な洋品店で900円(もちろん新品)でもとめたものですが、さすがは900円。昭和の小学生が付けているようなチャチなボタンがずっと気に入らず、長いこと付け替えたいとは思っていても12カ所を1つ100円のボタンにしたら1200円。コートの値段をうわまわるバカバカしさからそのままにしていたのですが、この度フリマで出会ったボタンに夜なべ仕事で台風の夜コツコツとつけ替えてみたら…いいじゃあ~りませんか!ただ・・・買ったボタンの数がちょうどコートの数と同じ12個で、ボタンのスペアが無い心許ない状況なのです・・・

2013年10月21日月曜日

「大草原の小さな家」②



「大草原の小さな家」の話は続きます…。
「ハチミツとクローバー」や「3月のライオン」で有名な漫画家・羽海野チカさんもこの大草原シリーズのファンだったそう。数年前の彼女のブログがあまりに素晴らしかったので、勝手に抜粋させていただきます…(本当はダメなんだろうな)小説家や漫画家さんというは…本当に表現力がハンパなく、こんなに素敵にこの「大草原」シリーズの感動を伝えることができるなんて。そっちにむしろ感動してしまいます。
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「子供の感受性」とかいうものもあるが
経験しないとほんとうには解れないものが
人間にはやっぱりある
(それでいうとまだまだ私はあまりにも経験不足だけれど)

「大草原の小さな家」が小学生の頃から大好きで
あんまりにも何度も何度も繰り返し図書館で借りてくるので
両親が中学に上がる時、お祝いに、
といってシリーズを買ってくれた
当時の我が家の事を思い出すと
あの福音館書店のハードカバーのシリーズは
両親にとって とても高価なプレゼントだったと思うのだ
それだけでも 今思うと泣けて来る

その頃の私は その「大好きな本」が
これでもう何回も借りて来ては返しに行く、
というのを繰り返さなくて良くなって
ただもう嬉しいばかりだった
いつも図書館の本棚にあった本が、
自分の家の本棚に全部おさまっているのだ
なんとも不思議で幸せだった
大事に大事に、あきれるくらい繰り返し読んだ
挿絵のガース・ウイリアムズさんの
細やかな鉛筆画も大好きだった

小学生の頃はローラと自分を
当たり前のように重ねて読んでいたのだけれど
大人になってから読んだらまだ若い 
父さんのチャールズと母さんのキャロラインがなんにもない、
空と馬車と大地しかない開拓地で子供3人を
どんなにがんばって育てたか
どんなに頑張って支え合って生きていたかのほうに
涙が出た

この頃はローラの姿が私の母の小さかった頃の
姿にも重なって 見えるようになって来た
それは全部 切なくて幸せで胸がくるしいものだ
人生で何度も繰り返し読み続けられる本を持てたのは
とても幸せな事だ

うまくまだ言えないけれど
やっぱり人間は自分が進めた所までしか
本当には理解できない
何十年もかけて、
自分の心の進んだ距離を何度も読む事で、
何度も計ることができるのは
物語の持つ大きな力だとおもう
できれば
できれば私もそんな物語を創れたらとおもう

2013年10月17日木曜日

「大草原の小さな家」①



前回フリーマーケットで買った「大草原の小さな家」シリーズですが、テレビドラマも放送されていたのでご存じの方も多いのではないでしょうか。 これは私が小中学生の頃に好きでよく読んでいた本なのです。(ちなみに私が読んでいたのは講談社の「青い鳥文庫」)
昔、私の母のヒッピーのお友達で開拓者のようなコミューン生活みたいなのをしていた方は、いつか家の本棚にシリーズ全巻を揃えるのが夢だったとか。 母も父の転勤生活が終わったら揃えたいと思いながらもそのままだったようです。

私の好きな西部劇と同じ国と時代ながらも、まるで対極のような生活がそこにはあります。銃は熊を倒したり食糧にする狩りのため。馬は基本馬車用で、出てくる動物は家畜である牛の方が断然多い。麦、野菜、魚は自給自足だけど、お砂糖や紅茶は町に出た時にのみ手に入る貴重なもの。天災で農作物が取れない年は、父さんが歩いて200マイル(…がどれくらいだかわからないのだけど)離れた町まで行き、製材所や脱穀の仕事などをします。それでもいつもこのインガルス一家は丁寧に生活をしています。おうちはいつもピカピカに磨かれチリひとつなく、カーテンはよく洗いのり付けされて、ベッドはいつも藁のいい香りをさせています。数少ない娯楽といえば父さんが夜弾いてくれるバイオリン。そして聖書の言葉とともに志し高く生きていく家族。

母が私に「戦後は本当に物が無かったのよ!」と言っても(そうは言ってももう昭和20年代も後半だから本当に物がない頃は知らないと思うんだけど…)、ピンとこなかったのですが、これを読むと「物が無い」「お金が無い」ということが肌でわかるようです。それでも決して心は貧しくないところがこの物語が時代や国を超えて大切にされる理由なのでしょう。

アメリカの出版社のHPで初めて知ったのですが、今年はこのシリーズが出版されて75周年だとか。カラー版の「大草原の小さな家」が出版されるそうです。上の挿絵は、私が一番好きだった教会のクリスマスの場面です。

2013年10月15日火曜日

フリーマーケット



毎年10月、近所の「羽根木公園」では年に1度の大きなお祭り「羽根木雑居まつり」があり、今年もそのお祭りのフリーマーケットに小銭をたくさん持って参戦してきましたよ~!!小学生の頃からフリーマーケットで掘り出し物を探すのが好きなんです…。
さて、今回の戦利品はほぼ洋服と本となりました。どれも古いけれど比較的状態のいいものです。チョッキ、ジャケット、ワンピース、スカート2枚で600円。かぎ針2本と金ボタンで100円。そして福音館の「大草原の小さな家」シリーズのハードカバー5冊で500円。写真に入れるのを忘れてしまいましたが、他に新品のオレンジと黒の格子柄のウールの着物が300円とキルティングの軽めのコート200円、レジャーシート30円をもとめました。合計1730円。フリマにしてはなかなかの散財だけど、古着屋でこれだけ買ったらもっとしたでしょうから、ま、いっか!何せ縁あって?「大草原」シリーズが我が家に来てくれが嬉しいです。

2013年10月2日水曜日

Napoléon





柚希礼音主演「REON!!Ⅱ」も見終わり、池田理代子先生の14冊にも及ぶ「栄光のナポレオン-エロイカ」も読み終わり…あとは来年1月、宝塚100周年イヤーの幕開けとなる星組公演の「眠らない男・ナポレオン ―愛と栄光の涯に―」を待つだけじゃ、と悠然と構えておったら…こんな色んな意味で常識を逸したすんごいポスターを歌劇団は出してきおった…!!!な…な…何コレ!?!?!?
今回のポスター撮影は久しぶりにレスリー・キー氏に戻り、本当によかったなぁと心から思ってたのに…レスリーのせっかくの写真が変な肖像画になってる…(指とか変だし!!)何で森村泰昌氏に頼まないで、こんな中途半端なこと劇団制作部だけでしちゃったのよ!!でも衣装はやたらと豪華で、特にねねちゃんメチャクチャ気合い入ってるし…。
もう、ツッコみたくても私には何が何やらわからず、ただもう半泣き状態デス。あ、でもこのポスターをフランス人に見せたら、何ていうかな…。
それはともかく、上の本物のナポレオンの絵、ものすごい躍動感ですね。写真でもこうは表現できまい。絵ってスゴイな~。

2013年10月1日火曜日

チケット貧乏…





なんのかんのと…この9月は値の張るチケットの舞台が多くすでに10月中旬までの生活費を使いきってしまった。どうするんだ私!!
さて、上から美輪様のロマンティック音楽会のことは前回書いたとおりでして、次に観たのはケラリーノ・サンドロヴィッチ演出、チェーホフ作の「かもめ」。

やはり「かもめ」はいいですね。もう自分でも何が好きなんだかよくわかりませんが、月がのぼる夏の湖も、嵐の夜の客間も心がざわざわします。特に今回素敵だったのが蒼井優嬢のニーナ。私が観た中で一番の「ニーナ」でした。ものすごくよく通る声と長い指が可愛くて、2005年ドラマ「タイガー&ドラゴン」で「こんなにスゴイ女優さんがいるんだ~」と鮮烈な印象を残したことを思い出しました。

そんでもって~!!チケット難のため、かなりど根性を出さないと取れないと思っていた「REON!!Ⅱ」のチケットは姉に譲ってもらい…お姉ちゃま、本当にありがとうございました!!Ⅱということもあり、前回の焼き直しも多かったのですが、大好きな名シーン「薔薇のタンゴ」が今の星組のメンバーで蘇っていたのが、何よりも幸せでした!!うーーん!星組は熱いダンス、似合うわ~!!

この後、小安いお芝居を観る予定があるのですが…こちらはピューリッツア賞受賞の戯曲(このフレーズの芝居にめっぽう弱い私…)なので期待大です!!し・か・も!!在団中「リアル・マヤ」の異名を持っていた元・宙組トップ娘役野々すみ花嬢主演です!!すみ花のお芝居はいつか小さい劇場で観たいと思ってところ、意外とすぐに夢が叶いました!!楽しみです!!

でも…お財布がスッカラン…何を節約すればいいんだろう…??ここでニーナの台詞をひとつ。「むごいものだわ、生活って」