小津映画友達に誘われて「東京家族」を観に行きました。予告編を観る限り、そうとうつまらないだろうとは思ってたけど…案の定全然面白くなかった。(いや、不覚にもラストのシーンでは泣いちゃったけどね!)
台詞回しは微妙に小津節な人とそうでない人が共存してるし、今時日本のどこに居たってそうそう東京は遠くないし(多分)、それ故「今生の別れ」って感覚が私達には無いし、ともかく普遍的な家族のテーマなわりに、時代感とかがハチャメチャで何か1本通ってない落ち着きの悪い映画でした。いくらオマージュとはいえ、あれほどの鬼才でもリメイクっておいそれとやっちゃいけないんだなぁ…。
でも、でもね!!このリメイク版でわかったことがあるんですよ!!それは「笠智衆(写真下のおじいちゃん)の偉大さ」でした。彼の演技を観るたびにいつも「ありえないくらい棒読み(×0×;)!!」と思ってたけど…笠智衆は存在しているだけで偉大な俳優だったのだと、今回思い知らされました。どこがどう偉大なのかと聞かれるとわからないんだけど…。
あと…妻夫木君を生まれて初めてカッコいいと思った。冒頭のグレーのパーカーがメチャクチャお似合いでした♡♡(エヘ)
そしてワンシーンだけ田中壮太郎氏も出演されてまーす♪♪(役を言ってしまうと、蒼井優ちゃんが勤める本屋さんに来ているお客のお父さんです。父親役…!!!)