2012年2月6日月曜日

François Truffaut



2月6日、Googleを開いたら、トリュフォー仕様になってましたね。生誕80年だそうです。トリュフォーは私の好きな二大映画監督の一人です(もう一人は勿論小津)。彼の映画は流れてる空気が押しつけがましくないのに、グイグイ引き込まれていく魅力があります。そして女性達が皆美しい。
「Femme Fatale(ファム・ファタル)」という言葉があり、日本語では「運命の女性」とよく言われてますが、「Femme」が「女性」で、「Fatale」には「不可避の、死や破滅をもたらす、運命の時、最期」と非常に怖いニュアンスがあるんですね~。トリュフォーはわりとこの「Femme Fatale」が出てくる映画が多いのですが、私が一番好きな作品はその逆パターン、一人の男性に恋をして身も心も病み果ててしまう、「アデルの恋の物語(1975)」(写真)です。
主演は若くて本当にピチピチしているイザベル・アジャニ。キラキラさが溢れ出てました。V・ユーゴーの娘アデルが、フランスで少し恋仲になったイギリス人将校を追いかけ、カナダや果てはバルバドスまで行き狂ってしまうという…なかなか壮絶な映画でした。完全に狂ってしまう前も、可愛いながらも狂気とスレスレのところが怖いくらい迫力でした。そして、写真のように、精神のバランスを取るかのように手当たり次第の紙に、想いを綴っていくのですが…全然取れてないんですよね…。こういう映画を観ると、自称根暗な私だけど、ここまで難しくできてなくてよかった~なんて安心してしまいます。あ、でも本当に観る価値ある映画だと思いますので、オススメですよ!

2012年2月3日金曜日

Février



2月になりましたね(2012年もあっという間そうだなぁ…)。去年の今日は元宝塚トップスター☆日向薫さんを見に、富岡八幡の節分祭へ行ってました。今年もゲストで出るらしいけど…今年は遠くから応援してます。
さて、2月のカレンダーは宙組「鳳凰伝」の「トゥーランドット姫」を演じた花總まりさんです。衣装はもちろん、天才有村先生!そして、確かこの公演が最初だったと思うのですが、ポスターはアーティストの森村泰昌氏が手がけ、大変ゴージャスなもので随分と感動したのを覚えています。森村先生のポスター、宝塚の派手さを現代的に見せつつ、決して森村カラーは前面に出さず、でもいつもの宝塚のポスターとは違う華やかさ、洗練された印象があって大好きでした。…が、最近やらないですね。色んな事情があるのかな?有名な写真家にお願いするのもいいけど、彼のポスター、また見たいわぁ。

2012年1月30日月曜日

アメリカ日記⑲ 「スミス、都へ行く」





ええっとーーー、ワシントンD.C編になってから、なにせ頭が悪いもので、何をどう書こうか整理できなくて、ちょっと逃げてましたが、アメリカ日記に再び戻ります。
旅行前にワシントンでお世話になった上司から、「ワシントンが舞台の映画では、古い映画ですが、『スミス、都へ行く(Smith Goes To Washington)』が、内容はポリティカル・ラブロマンスという珍しいジャンルで結構面白い上に、主人公がワシントン見学するところなどは今見ても興味深いと思っています。」というありがたいメールをいただいたので旅の予習で観ました。
上院議員になるために田舎から出てきた若きスミス君が、一人で政治の腐敗と戦う映画ですが、これが本当に面白くて、また泣けた!彼がワシントンのユニオン駅に着いた時、議会議事堂が見えて、アテンドしてくれてる人達を置いて、そのまま観光バスに乗って名所巡りをしてしまうシーンが私は一番好きでした。写真は上から、議会議事堂(うそくさいけど)、ワシントン記念塔、リンカーン・メモリアル。私はこの映画を観てから、ワシントンの観光名所をめぐれたので、スミス君の高揚感が思い出されて感動はひとしおでした!!皆さん、ワシントンへ行かれる際は、絶対に絶対にこの映画を観ていってください!!

2012年1月29日日曜日

ラスベガス・バーガー



ここしばらくマクドナルドでは「Big America」シリーズというのををやっていて、第1弾が「グランドキャニオン・バーガー」、第2弾が「ラスベガス」、第3弾が「ブロードウェー」で、第4弾が「ビバリーヒルズ」。1月27日からは第2弾のラスベガス・バーガーです!
1月の東京公演は星組の「オーシャンズ11」。舞台はご存じの通り、華やかな「運命を変えるFateCity」のラスベガス!!…というわけで、星組記念にと、ラスベガス・バーガーを姉と食べてきました~。
そして先日、友達のお家へ遊びに行った際、「オーシャンズ11」のDVDがあったので観せてもらいました。しばらく宝塚版「オーシャン」ばかりだったけど…映画で観るとベガスは本当にネオンで彩られたゴージャスな街!!今一番行きたい街かも…。MGM、フラミンゴ、ベラージオの噴水ショーやミラージュの火山ショー…。もちろんギャンブルも。ダイスとルーレットくらいなら参加できるかな。一体いくら貯金すれば、ラスベガスで思いきり遊べるんでしょうね…(゚♢゚)←遠い目。

2012年1月28日土曜日

買っちブ~⑧ Sahnewunder



ついつい誘惑に負けて買っちブ~(><)ザーネワンダー、チョコレート味のホイップ。ホットケーキやパンに乗せて食べたらおいしいかな~なんて思って…。結構大きなボトルなんだ、これが。でも開封後1ヶ月はもつんですって。さっそくアンデルセンで買った、若干高価な食パン(パスコの「超熟」なんかに比べると…)につけて食べてみました。おいし~い♡ココアに浮かべてもいいですね。それからバナナと食べたら「天にも昇る心地」かも!!
見た目よりもフワフワと軽くて、山盛りに盛っても全然食べた気がしません。ハワイで食べたEggs' n Thingsのパンケーキに乗ってた山盛りクリームもこういうスプレー型のホイップだったのだと納得。
ハワイ風ホットケーキ、さっそく家でも真似してみよ〜ムフムフ。

2012年1月26日木曜日

宝塚マッチ



どうしても、もう、とても、生きておられないような心細さ。これが、あの、不安、とかいう感情なのであろうか、胸に苦しい浪が打ち寄せ、それはちょうど、夕立がすんだのちの空を、あわただしく白雲がつぎつぎと走って走り過ぎて行くように、私の心臓をしめつけたり、ゆるめたり、私の脈は結滞して、呼吸が稀薄になり、眼のさきがもやもやと暗くなって、全身の力が、手の指の先からふっと抜けてしまう心地がして、編物をつづけてゆく事が出来なくなった。
 このごろは雨が陰気に降りつづいて、何をするにも、もの憂くて、きょうはお座敷の縁側に籐椅子を持ち出し、ことしの春にいちど編みかけてそのままにしていたセエタを、また編みつづけてみる気になったのである。淡い牡丹色のぼやけたような毛糸で、私はそれに、コバルトブルウの糸を足して、セエタにするつもりなのだ。そうして、この淡い牡丹色の毛糸は、いまからもう二十年の前、私がまだ初等科にかよっていた頃、お母さまがこれで私の頸巻を編んで下さった毛糸だった。その頸巻の端が頭巾になっていて、私はそれをかぶって鏡を覗いてみたら、小鬼のようであった。それに、色が、他の学友の頸巻の色と、まるで違っているので、私は、いやでいやで仕様が無かった。関西の多額納税の学友が、「いい頸巻してはるな」と、おとなびた口調でほめて下さったが、私は、いよいよ恥ずかしくなって、もうそれからは、いちどもこの頸巻をした事が無く、永い事うち棄ててあったのだ。それを、ことしの春、死蔵品の復活とやらいう意味で、ときほぐして私のセエタにしようと思ってとりかかってみたのだが、どうも、このぼやけたような色合いが気に入らず、また打ちすて、きょうはあまりに所在ないまま、ふと取り出して、のろのろと編みつづけてみたのだ。けれども、編んでいるうちに、私は、この淡い牡丹色の毛糸と、灰色の雨空と、一つに溶け合って、なんとも言えないくらい柔かくてマイルドな色調を作り出している事に気がついた。私は知らなかったのだ。コスチウムは、空の色との調和を考えなければならぬものだという大事なことを知らなかったのだ。調和って、なんて美しくて素晴しい事なんだろうと、いささか驚き、呆然とした形だった。灰色の雨空と、淡い牡丹色の毛糸と、その二つを組合せると両方が同時にいきいきして来るから不思議である。手に持っている毛糸が急にほっかり暖かく、つめたい雨空もビロウドみたいに柔かく感ぜられる。そうして、モネーの霧の中の寺院の絵を思い出させる。私はこの毛糸の色に依って、はじめて「グウ」というものを知らされたような気がした。よいこのみ。そうしてお母さまは、冬の雪空に、この淡い牡丹色が、どんなに美しく調和するかちゃんと識っていらしてわざわざ選んで下さったのに、私は馬鹿でいやがって、けれども、それを子供の私に強制しようともなさらず、私のすきなようにさせて置かれたお母さま。私がこの色の美しさを、本当にわかるまで、二十年間も、この色に就いて一言も説明なさらず、黙って、そしらぬ振りをして待っていらしたお母さま。しみじみ、いいお母さまだと思うと同時に、こんないいお母さまを、私と直治と二人でいじめて、困らせ弱らせ、いまに死なせてしまうのではなかろうかと、ふうっとたまらない恐怖と心配の雲が胸に湧いて、あれこれ思いをめぐらせばめぐらすほど、前途にとてもおそろしい、悪い事ばかり予想せられ、もう、とても、生きておられないくらいに不安になり、指先の力も抜けて、編棒を膝に置き、大きい溜息をついて、顔を仰向け眼をつぶって、
「お母さま」
 と思わず言った。
 お母さまは、お座敷の隅の机によりかかって、ご本を読んでいらしたのだが、
「はい?」
 と、不審そうに返事をなさった。
 私は、まごつき、それから、ことさらに大声で、
「とうとう薔薇が咲きました。お母さま、ご存じだった? 私は、いま気がついた。とうとう咲いたわ」
 お座敷のお縁側のすぐ前の薔薇。それは、和田の叔父さまが、むかし、フランスだかイギリスだか、ちょっと忘れたけれど、とにかく遠いところからお持帰りになった薔薇で、二、三箇月前に、叔父さまが、この山荘の庭に移し植えて下さった薔薇である。けさそれが、やっと一つ咲いたのを、私はちゃんと知っていたのだけれども、てれ隠しに、たったいま気づいたみたいに大げさに騒いで見せたのである。花は、濃い紫色で、りんとした傲りと強さがあった。
「知っていました」
 とお母さまはしずかにおっしゃって、
「あなたには、そんな事が、とても重大らしいのね」
「そうかも知れないわ。可哀そう?」
「いいえ、あなたには、そういうところがあるって言っただけなの。お勝手のマッチ箱にルナアルの絵を貼ったり、お人形のハンカチイフを作ってみたり、そういう事が好きなのね。それに、お庭の薔薇のことだって、あなたの言うことを聞いていると、生きている人の事を言っているみたい」
「子供が無いからよ」
 自分でも全く思いがけなかった言葉が、口から出た。言ってしまって、はっとして、まの悪い思いで膝の編物をいじっていたら、
 ――二十九だからなあ。
 そうおっしゃる男の人の声が、電話で聞くようなくすぐったいバスで、はっきり聞えたような気がして、私は恥ずかしさで、頬が焼けるみたいに熱くなった。
(太宰治「斜陽」より)
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…何が言いたいかというと、キャンドル風呂のために6箱入りのマッチを100円ショップで買ったので、写真のように宝塚の写真を貼り、宝塚マッチをたくさん作りました。これは「斜陽」の主人公和子ちゃんが、マッチ箱にルノアールの絵を貼ったのを真似たものです。だから、その小説の一部分をご紹介しようと思ったら…あまりにも前後が好きで、削れなかった…。長かったけれど、読んでいただけたかしら?
しかし16歳で初めてこの小説を読んで早15年…とうに29歳も超えてしまったわ…(-。-;) ホヘーー。
ちなみにマッチは後列左から①エル・アルコン(星組)②激情/BOLERO(星組)③エリザベート(月組)④ME AND MY GIRL(月組)⑤再会(星組)⑥愛と青春の旅立ち(星組)、です。

2012年1月25日水曜日

キャンドル風呂




12月にIKEAへ行った時に、籐椅子の他に上の2つを買いました。キャンドル100個(399円!)とキャンドルホルダー4個(149円!)これで毎日「キャンドル風呂」をしてます。「キャンドル風呂」を友達にすすめると「オシャレだね」とか「優雅~」などと言っていただけるのですが…そもそもは、結婚式の2次会で余ったろうそくを大量にいただいた時、「これを点けて生活してれば、電気代が少しは浮くかも…」という、優雅とはかけ離れた貧乏生活から始まったものなのです。(灯火管制…)
でもね!!いいんですよ、コレ!!火事が怖いのでお風呂でしか使いませんが(地震もあるしね~)、お風呂の湯気で空気がボヤ~ンとしてくる中に、電気ではなく明るい火が灯って。お湯をはって、いただき物の入浴剤をいれて、豪華に6個くらいキャンドルを点けると(4つでも充分明るい)、ゴキゲンです。ちょっとお風呂で考え事したい時なんかにやっても、気持ちよすぎて思考がストップして、結局何も考えずに終わります(頭の中は時たまドリフの「いい湯だな」)。
家にある適当なキャンドルを集めて、是非お試しあれ!!