2010年2月2日火曜日

雪の夜の話



昨夜はよく雪が降りました。私のアパートの裏の畑もキレイに雪が積もってます。
昨日の帰り道、街灯に照らされてしんしんと降る雪を見ていたら、太宰の「雪の夜の話」という小説を思い出しました。1回くらいしか読んだことなかった短編なのですが、夜の雪景色や、雪に喜ぶ女の子や、美しい義姉、しょうもない兄等が見えてくるような、なかなかいい短編なのですよ。

短いので是非「雪の夜の話」、読んでみてください。
夜の雪の町にわくわくするところ、美しさ、なんでこんな風に書けるんだろう。
そこに水を差すような、まるで太宰本人のようなお兄さんに、お上品なお嫂さん。ほっぺを真っ赤にして瞳を見せる女の子。貧しいけれど、ちょっとインテリでハイカラ?な感じのおうち。うーーーん。太宰、すごすぎるよ…(;_;)

週末の映画③「母べえ」



日曜の夜放送されてた「母べえ」。
われらが檀れい×山田洋次ということで、映画館で観ようかどうしようか、迷って結局観に行かなかった映画。テレビ放送してくれてありがたかったです。 そんなに期待してないで観てたら、結構全編泣き通し…
浅野君も、子役の二人も輝いてた。檀さんの演技には泣かなかったけどね。
「武士の一分」のテレビ放送の時も思ったけど、最近の山田洋次の映画は映画館の大スクリーンで観るよりも、おうちのテレビくらいのサイズで、あったかくしながらお茶飲んだり、お菓子食べたりしながら観るのが、ちょうどいいような気がします。 (コタツがあれば、なおよし)
寅さんシリーズは、一度大きい映画館で観てみたい気もするな。
できることなら作品は「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」。
(マドンナは小百合さまです!!)

2010年2月1日月曜日

週末の映画②「パリの空の下」



正式には「パリの空の下セーヌは流れる(1951年仏)」
これといったストーリーはなく、パリの様々な人達が話の最後になんとなくつながってくるゆるめな映画。
写真は、工場に立てこもってるスト中(ホントにフランスってスト多いんだな…)の父親の為に、親戚中で集まって、工場のすぐ近くのセーヌのほとりで銀婚式ピクニックをしているところ(を警察にとめられてる)。
写真にも写ってるような箱つきの台車自転車にお料理やワインを積み込んで、みんなでお祝いに来てました。
そこに3人の音楽隊(歌手、アコーディオン、ギター)が来て有名なシャンソン「パリの空の下セーヌは流れる」を歌います。
とても気持ちの良さそうな、幸せなピクニックシーンでした。

週末の映画①「殺人狂時代」



数週間前に、大家さんのご厚意で?私のヘボテレビデオも無事地デジとなりました。その上、J:COMのケーブルテレビまで見られるようになってしまい、ちょっと最近テレビっ子です。毎晩ビバリーヒルズ放送してるし…。

土曜日になんとなくつけていて、結局最後までみてしまったのが、
「殺人狂時代(1967年日)」。’67年だから、昭和42年か。
謎の組織の殺し屋が次々と送られてきて、それと戦う主人公が仲代達矢なのですが…何事にも動じない飄々としたキャラで、勿論ド☆ハンサム!!
うっかり惚れてしまいそうでした。
この映画自体、脚本にセットや音楽、すごーーーくオシャレな作りで、’67年にこんなセンスのいい映画があったなんて!と感動。
公開当時の興行成績は最低だったらしいのですが、リバイバルをきっかけに伝説的カルト映画になったそうです。

2010年1月29日金曜日

さよなら サリンジャー



一昨日サリンジャーが亡くなったらしい。
とはいえ、恥ずかしながら彼の本は、かの有名な「ライ麦畑でつかまえて」、1冊しか読んだことがありませんでした。野崎氏の訳と村上春樹の訳で1回づつ読んだだけだったかな。

学生時代に読んだ時は、うまくその世界をイメージできないなりに、ものすごい繊細さとゴン太さのある小説だという印象がありました。その後春樹訳を読み、その頃にはNYを旅行したということや、私が少し大人になったことや、春樹のシンプルな訳のおかげで、この本の素晴らしさにやっと触れることができました。
ともかく放校になった男の子が傷ついてないわけがないじゃないか、と。

タイトルの「ライ麦畑~(ドリフが歌ってる曲ですね。♪誰かさんと誰かさんが麦畑♪)」の曲を、セントラルパークの脇の道路で女の子が歌っているシーンなんて(うろ覚えだけど)、冬のキラキラした光と共に枯れ葉が足下に落ちてる光景が、まるでそこに立ちのぼってくるようです。

「ライ麦畑~」は私にとって特別な小説ではありませんが、どれだけ多くの人がこの小説を鏡に、自分の心を映し出し、救われただろうと考えると、その小さくて大きな宇宙に目眩がします。サリンジャーはそんな「多くの人にとって」特別な小説であり、小説家だったのだろうと思います。

2010年1月28日木曜日

クインテット



私にとって小さな幸せなニュース。
朝、たまに見ることがあった「クインテット」というNHK教育の音楽番組を
ちゃんとHPで調べたら、月曜~金曜毎朝7:25~7:35の放送とのこと。
たまに3チャンに替えてもやってたりやってなかったりだったのだけど、 10分番組だからその時間につけてなかったのね…。ちょうどメイクタイム!!

5.5人のパペットと、宮川彬良さん(唯一の実写の人間!)がくりひろげる
音楽劇??で、名曲を宮川さんが楽しく編曲したり、色んなジャンルの曲を
わかりやすく紹介したりする番組です。(それをパペット達が演奏するの!)
子供向け番組なのでしょうが、ベッタリせず案外シニカルで面白い。
とにかく、毎朝楽しい編曲とパペット達にものすごく癒されます!!
これから毎朝彼らと会えるのかと思うと、ホントに小さく幸せです。
是非、このお時間におうちにいる方は「クインテット(五重奏)」観てみて下さい☆

2010年1月22日金曜日

ボードレール



Hymne

À la très chère, à la très belle
Qui remplit mon coeur de clarté,
À l'ange, À l'idole immortelle,
Salut en l'immortalité!

Elle se répand dans ma vie
Comme un air imprégné de sel,
Et dans mon âme inassouvie
Verse le goût de l'éternel.

Sachet toujours frais qui parfume
L'atmosphère d'un cher réduit,
Encensoir oublié qui fume
En secret à travers la nuit,

Comment, amour incorruptible,
T'exprimer avec vérité?
Grain de musc qui gis, invisible,
Au fond de mon éternité!

À la très bonne, à la très belle
Qui fait ma joie et ma santé,
À l'ange, à l'idole immortelle,
Salut en l'immortalité!

今月から、週1でフランス語の詩の授業をとることにしました。
ホントはフランス概論?みたいな授業を申し込んでたのですが、
定員割れで、この詩のクラスに移されたのです…。
先生は、たくさんの著書を出されているソルボンヌ出身の生粋パリジェンヌ、
パワフルなドラ・トーザン先生。

先日はシャルル・ボードレールの「賛歌」という詩が取り上げられました。
まだ1回しか授業を受けてないのですが、「詩」ってスゴイ!!
フランス人のスピリットに触れたければ、まず詩を読め!!
ってくらい「ウオオオーーー!なんかフランス人っぽいーーー!!」
と何度も何度も感じた詩でした。
愛について語ってるんだけど…まだまだうまく説明はできないのですが、
こういう詩を読むと…多分翻訳じゃ伝わらない部分で、フランスという国の「愛を語らせたら、右に出るモノはいない!」という凄味?が、私でさえひしひしと肌で感じられます。

内容は…不滅の愛を謳ってるのですが、これがまた、なんかいい香りがしそうな夜の、しっとりした空気に包まれて…「運命の女」って本当にいるのね…、といったところでしょうか??(これ内容か?)