2016年2月3日水曜日

ディーン・フジオカと池部良と・・・



小津安二郎監督の「早春」(1956)という映画を15年ぶりに見返しました。主演は元宝塚の淡島千景、当時新進の岸惠子、そして二枚目俳優池部良。
ひさびさに見た池部良、「おや?目元がディーン・フジオカに似てる?」と思いました。顔の輪郭が全然違うからまったく今までそんなこと思わなかったけど…黒目がちなところとか?(似てないかなぁ…)そんな池部良は映画の中で「ちょいとジェラール・フィリップに似た人」と言われていますが…それはさすがに褒め過ぎですよね。まぁとにもかくにも三人の共通点はイケメンさん。当時の言葉で間違いなく「二枚目」です。
この池部良、この度改めてWikiで調べたら太平洋戦争中最後は中尉になり、引用しますと
「1946年6月まで抑留され南方から苦労して復員船に乗る。他の隊の将校は海に放り込まれたりするが、池部隊では部下が円陣を作って隊長を守ってくれ、日本に帰る。」
ですって。いい人だったんですね~慕われていたんですね~。あんまり映画からはそういう雰囲気、わからないけど。おディーン様のお人柄はどうなのでしょう。(それにしても戦場でいばってた将校は海に放り込まれたんだ…日頃の態度って本当に大事ですね…)