高校生の時に読んでみたものの、永遠にグズグズして前に進まないお見合い話ばかりなので途中で放り出した谷崎潤一郎の「細雪」を最近読み返しています。20年ぶりに読む「細雪」はなんのかんのと底抜けに面白い!!結構テンポ良く話が進み、文体も簡単で「これは新聞小説か!?」と思うほど面白くまったく退屈しません。
さて、私は谷崎作品なんてどれも好きではないのですが…この写真!「細雪」のモデルになった谷崎3度目の奥さんの姉妹と娘(小説では幸子(中あんちゃん)、雪子(きあんちゃん)、妙子(こいさん)、悦子(娘(とう)ちゃん))だそうです。映画(見てないけど)よりもある意味よっぽど華やかで、芦屋に住む彼女達の京都へのお花見は、普段から着物の人たちながらもちょっとした「ハレ」感があって感動。関西のいいところの奥様とお嬢さん達のこの写真(私の好きな亀甲柄も!)、あまりにも素敵すぎますが、谷崎撮影らしくピントがいまいち甘いのが玉にきず…ですね。