今年の初観劇は『白夜の誓い―グスタフⅢ世、誇り高き王の戦い―/PHOENIX 宝塚 !!―蘇る愛―』でした~。まぁ初観劇が宝塚なのはもうここ数年の恒例行事ですね。フッ。
さて、北欧にロココの風を巻き起こしたスウェーデン王グスタフⅢ世(フェルゼンの頃の王様です)のお話しで、使いまわしの衣装もたくさん出てきたけど新調の衣装もこれまたたくさん!!さすが100周年のトリをつとめる公演!!芝居のつまらなさに比例(反比例?)して豪華な舞台で、今回で退団のトップスター凰稀かなめの美しさと、天才有村先生の色使いの素晴らしさの相乗効果ったら!と写真でもおわかりの通りの眼福な舞台でしたが、暗転は多いわ、山場はないわ、登場人物の落ち着きどころが無いわ、ついでに名曲も無いわの惨憺たる作品でした…。
ショーの方も多忙を極める藤井大介先生の作品は、なんだかもう絞りきった雑巾みたいで…もう大介先生の引き出しのストックがカラッポで仕事が楽しくなさそうに見えました。今お稽古中の星組公演のショーも大介先生だよな…どんなショーになるんだよ!と目の前が暗くなる思い。
101周年、座付きの演出家の人員の増加と実力の底上げがとにもかくにも最優先だと感じる幕開けでした。お願いだから、もう少し頑張って、劇団!!!