先週は専科の轟悠、英真なおき両氏と星組のカワイ子ちゃんツートップの夢咲ねね嬢、早乙女わかば嬢のたった4名の出演者による「第二章」の初日に行ってきました。この日は17日から初日を迎えるために東上していた「太陽王」チームも観劇に来ていて…トップスター柚希礼音他星組生と、そして元星組トップスター湖月わたる氏も客席にいるというなんとも豪華な回でした。
ブロードウェイの喜劇王ニール・サイモン作の、宝塚には珍しいストレート・プレイ。ウィットにとんだ台詞が跳ね回るコメディなんだけど、2幕には辛く重たい場面もありつつ、登場人物達の勇気と賢さとあたたかさで一歩前へ進む、観客を幸せにしてくれる素敵なお芝居でした。（チエ達が客席にいたことも大きな幸せの一つだったんだけど…）
今回初めてのニール・サイモンでしたが、やっぱりコメディといはいえブロードウェイのお芝居というのは、ハリウッドのコメディとは違ってペラペラじゃないな～と思い、図書館で戯曲を借りてみました。…しかし！！間違って「第二幕」という彼の自伝を借りてしまい…「似たタイトルつけないでよ～」とブツブツ思いながらも読み始めると、これまた面白い！！言葉の言い回しが頭良すぎるのに、あたたかくて押しつけがましくない！！さすが時を超えて（まだ生きてるけど）アメリカを代表する劇作家！と、久しぶりにクオリティの高い物に触れられた幸せに酔っています。