2013年8月30日金曜日

軽井沢日記3 有島武郎別荘「浄月庵」



追分を後にして南軽井沢に向かいました。バス停を降りれば「アラ素敵なカフェがある~ここでお茶しよ~」ということに(一人で)。そのカフェは有島武郎の別荘だとか。・・・・そういやそんなカフェがあったかも、前回も入ったっけ?と記憶が曖昧です。確か学生の時来た時には、まだただ移築された別荘を見学できるだけで「この別荘で有島武郎は心中したのか~気味悪いな~」と思いながらも、今はテラス席になってるベランダで写真を撮ったのは覚えてる。社会人になってから来た時に姉と二人でお茶をしたような…してないような…


ともかくお茶。レアチーズケーキと美味しいオリジナルコーヒー。砂糖壺は軽井沢彫り。(多分)ここで数枚はがきを書きました。子爵様のお別荘でケーキをいただくなんて、世が世なら私如きにはとてもとてもかなわないことです。ありがたや~ナンマイダ~。室内には軽井沢にゆかりの版画家ポール・ジャクレーの版画も。やっぱり素敵。


2階は有島武郎の資料館。とはいえ私は「或る女」しか読んだことなかった気がする…。あとは「カインの末裔」…?「或る女」って不思議なラストなんですよ。女主人公が腸チフスかなんかを患って「イタイ、イタイ」と叫んでるところで話が終わるんです。当時学生だった私には???ポカーン・・・な結末でした。今でもかな。


有島武郎の息子達。長男は俳優の森雅之。黒澤明監督の「羅生門」と「白痴」くらいしか観たことないけど。


大きくて素敵な別荘でした。もともとは三笠ホテルの近くにあったそうです。


道路脇から見るとこんな感じ↑こんな別荘が軽井沢にある人生。素敵ですね~。カフェ「一房の葡萄」、かなりの癒されスポットでした~。