台湾旅行に向けて「宗家の三姉妹」を約10年ぶりに見返しました。初めて観た時は、わかったつもりになってたけどあまり歴史を理解できてなかった気がする・・・。
上海のお金持ち(って表現がバカっぽいのですが)の三人娘。長女は中国一のお金持ち(それはそれで大きな意味がある)と結婚し、次女は辛亥革命をした孫文と結婚し、三女は台湾の初代総統蒋介石と結婚。
私は歴史が全然わかってなかったから、「蒋介石(国民党)が毛沢東(共産党)に敗れて台湾に逃げてきた」と聞いてはいてもピンと来なかったし、前回の台湾旅行では孫文も蒋介石もエライまつられてるから「台湾の人!」という印象だったけど彼らの生まれは中国大陸で、始めは台湾になんて全然関係ない人達だったんですね…。ちなみにテレサ・テン(台湾旅行に向けて最近調べて詳しいのだ)の両親も国民党軍にいて、蒋介石と共に台湾に渡ってきた人達らしいです。だからテレサ・テンは両親の生まれ故郷中国でのコンサートが念願だったとか。
台湾というのは、そうやって政治(内戦)に敗れて祖国から離れた人達が多く住む国(地域)だということがよくわかりました。が、この映画では台湾に行くところまではないので、台湾はあんまり関係ありませんでした・・・。ただ、歴史的にすごい三姉妹が実際に存在したんだなぁ、と心底感心しました!!