Adieu...白薔薇のプリンス

 



臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。

…くらい私には衝撃的なニュースでした。昨日、宝塚歌劇団の「永遠の二枚目」「白薔薇のプリンス」「宝塚の至宝」と謳われた春日野八千代先生が亡くなりました。96歳という高齢で、いつ亡くなってもおかしくないと覚悟はしてたけど、私が初めて宝塚を観た頃から当たり前のように最年長のタカラジェンヌでいらしたから、劇団からいなくならない気が勝手にしてました。

さすがにここしばらくは舞台に立たなかったので、私は宝塚90周年記念祝舞「飛翔無限」で観た姿が最初で最後でした。そこで、専科の3人で松竹梅の着物で踊っていた当時88歳の姿は…もう神の領域でした。踊りが素晴らしいとかいうよりも、存在そのものが神々しくて、それを観て「寿命が延びる心地ってこういうことを言うのかなぁ…ナムナム」と思いました。（後日瀬戸内寂聴さんも同じようなことをおっしゃってた。）
ちなみに彼女のバリバリトップ現役時代の映像というのは、残念ながらほぼ残っていないと思います。数曲音源があるくらいじゃないのかな。一度観てみたいものです。
宝塚歌劇検定2級合格の際にいただいた春日野先生のサインは私の宝物です。上の写真は私が迷いに迷って厳選したブロマイド。後日宝塚バウホールでやるという歌劇団葬、行きたいなぁ…。

大正4年に生まれ、尋常小学校卒業と同時に宝塚の世界に入り、「生涯現役」を貫き、結婚せず、芸を磨くことに邁進し、劇場を接収されたりした戦時中戦後もトップスターを務め、晩年は数多くの後輩達から神様のように扱われる…どんな人生だったのでしょう。

とにもかくにも、春日野先生、ありがとうございました。今私が好きな宝塚は、きっと春日野先生の努力の賜のようなタカラジェンヌ人生があったからこそ。そして、どうかずっと宝塚を見守ってください。

でも少し怖い。宝塚は今斜陽に見えるし、そんな中での春日野先生の死は、なにやらよくない気がします。小林一三や宝塚の原点を知っている人がいなくなってしまった。まるで「僕は怖い」の♪何かの終わりが始まっている♪のような。この先大丈夫かしら、宝塚。。。

アメリカ予習 TOP GUN

イェーイ！今回サンディエゴへ行くのですが、ガイドブックを読むと、映画「トップガン」（1986）の舞台となった「ミラマ－海軍航空基地」とサンディエゴ動物園が２大見所だそうです…。というわけで、「トップガン」をこれまた20年ぶりくらいに観ました～。なななな懐かしい！！中学生の頃は、映画のすべてがカッコよく見えたけど、今観るとそうでもないなぁ…。でも「マーヴェリック」とか「アイスマン」とか懐かしい名前がいっぱい♡メグ・ライアン、ダサッッ！

基地内の見学ツアーもあるらしいのですが、時間ももったいないし、こちらはパスかな～。でも3番目の写真のお店は現在もあるらしく、ミーハーなもんで、そこにはちょっと行ってみたい…。それにしても、2番目の写真！！素敵な風景ですね～。パームツリーのサンディエゴ、楽しみ～。

頬杖ジュリエット

前回の続き。かの有名なバルコニーのシーンで、ジュリエットは頬杖をついてるんですよね。戯曲では何て言ってたかなぁ…とロミオの台詞を探してみると、深川図書館だけでも、こんなにたくさんの訳が～！！さすがシェークスピア（･ｖ<）－☆

第2幕第2場　キャピュレット家の庭園
ロミオ
・おお、あの片手に頬をよせかけた姿！（中野好夫）
・見ろ、片手に頬を預けている！（福田恆存）

・あっ！頬杖をついた！（三神勲）
・見ろ、小首をかしげ頬を片手に預けている。（松岡和子）

・ほら、なんてかわいく頬杖をついて！（河合祥一郎）

フムフム。私はやっぱり三神氏の訳が好きかな。で、原文を探してみたら…

See,how she leans her cheek upon her hand!
でした。フ～ム～…それにしても、シェークスピアって本当に一人言ばっかりですよね。（当時の舞台はセットも何も無いから、すべて台詞で表現するためだったとはいえ。とはいえさぁ…）

月組公演「ロミオとジュリエット」

いやはや…いやぁはやぁ…現在上演中の月組公演「ロミオとジュリエット」、ものすごいチケット難になっております…。長いこと、2階席ガラ空きだった状況に胸を痛めていたから本当に喜ばしいことのはずなのですが…観たい身としては辛い。やはり作品に力があるのでしょうか。曲いいものね。
今回突出して素晴らしかったのが、本公演で娘役トップとなった入団4年目のジュリエット役、愛希れいかちゃん（右）でした～！体当たりのようで、全然力技に見えず、素直に役に乗っかってました。初演のブリッ子ねねちゃんのジュリエットとは全然違った等身大の瑞々しいジュリエットでした。（いや、ねねちゃんのあれはあれで神がかってたんだけど）
でも…でも…ま～たイケコが余計なことして…バルコニーでの演出が少し変わってました。ネタバレにもならないから書いちゃうけど、ジュリエットがバルコニーで頬杖をついてる図が、私は個人的に好きだったのですが、今回それがなかったブ～。（つづく）

横田めぐみさん写真展と早紀江さん

もう終わってしまったものですが、先日「めぐみちゃんと家族のメッセージ横田滋写真展～めぐみさん家族とすごした13年～」を日本橋高島屋で観てきました。

…これはもう、ただひたすら一点一点、涙をふんばって堪えながら見るのに大変な展示でした。子供なりに色々悩んだりすることは、ないわけではないでしょうが、たくさんの写真（のネガもちゃんと保存するご両親…）に写るめぐみちゃんは「一点の曇りも無い」という言葉がピッタリな明るくて朗らかそうな子でした。写真は私が好きだった3点。

上：双子の弟達。体が小さい方の弟をよくかばってあげたそうです。

中：バレエの練習のため、よくつま先立ちをしていたとか。

下：お母さんの昔のお着物。お正月は特別に口紅をしてもらえるそうです。寒い中、お父さんが頑張ってシャッターを切った写真だそう。

会場にはたまたま、お母さんの早紀江さんもお見えになってました。私が見てるだけでもこんなに辛い写真を前に、現実に目を背けず戦っているお母さん。私、自分のこれまでの人生の中でこんなに強い人は見たことない、と思いました。

Camille Lacourt

ギャーーギャーー、私のブログの中では「すみれコード」ギリギリの写真です！！（？）
ロンドン五輪、体操や競泳に随分とカッコいい選手がいるなぁ、と改めて五輪のイケメン率の高さに感心してたら…ぶっちぎりイケメン選手が！！フランス競泳背泳ぎのカミーユ・ラクール選手！！なんやらよく知らないけど、フランスでは、「最もセクシーなスポーツ選手」と言われてるらしく、chaumetやYves Saint Laurentの広告をしたり、天下のCHANELのショーにも出演してるとか！！んでもって身長200センチなんですって！スゴイ！！
今回の五輪ではおしくも4位とメダルへは届かなかったのですが（バンクーバーのランビエールを思い出します…）、あああこんなことなら、予選からバッチリ観戦しておけばよかったよ！！
でも、これだけカッコいいと、チヤホヤ☆キャーキャーされ過ぎて、すっかりテングかしらね…。（何の心配をしてるんだか）

アメリカ日記37 Edward Hopper③

と…とりあえず、これでアメリカ日記東海岸編は書きたいこと全部書いたかな…？？西海岸の旅行前に終わってよかったーー！！パチパチパチ…（感無量）

さて、最後はHopperのお土産です。日本ではHopperの本って、岩波から２冊、TASCHENから１冊くらいしか販売されてなくて…アメリカに行ったらたくさん売っててギャーギャーでした。でも画集って高いし重いしなので、選んだすえ上の３冊をもとめました。

左：ムックみたいな画集。ハーバード大学の本屋さんで。ボストン観光の一番始めに結構重い物を買ってしまい、一日中持ち歩いてました。。。

中：ボストン美術館のミュージアムショップで。「NEW ENGLAND」という本。ボストンへ来たからには、これは買わなきゃでしょう！！Cape Cod辺りの絵も何枚かありました。素敵…（T0T）

右：ポストカード集。ワシントンDCのナショナルギャラリーのミュージアムショップで。どれも素敵過ぎて好き過ぎて使えない…。とりあえず好きなハガキを数枚部屋に貼ってます（・・；）

去年の9月から1年ちかくにわたり、アメリカ日記におつきあいくださいまして、ありがとうございました。これからまた、西海岸予習編をアップしていく予定です…！！

アメリカ日記36 Edward Hopper ②

細々と続いているアメリカ日記「東海岸編」です。Edward Hopperの上の4つの作品を今回の旅行で観ることができました。上から

１．Cape Cod Morning（アメリカ美術館）

２．Cape Cod Evening（ナショナルギャラリー）

３．Room in Brooklyn（ボストン美術館）

４．Ryder's House（アメリカ美術館）

上の4作品、ごめんなさいだけど、私の中で好きな作品ではないのですが…でも！偶然にもCape Codへ行く前、行った後に「Cape Cod Morning」と「Cape Cod Evening」が観られるなんて！！各美術館、Hopperを数枚持ってる中で、時期によって出展しているものが違うだろうに、思いがけなくこれらの絵にめぐり逢えて本当に幸せでした。

猛暑アイス事情

「カワイイ」を目指してる私のブログに、こんなガリガリ君の写真は載せたくないのですが…
数年前エスプレッソメーカーを買ったので、アフォガードが家で食べられるようになりました。ハーゲンダッツのバニラアイスにかけると、それはそれは打ち振るえるほどの美味しさなのです。…でも…ご存じの通り、ハーゲンダッツってなかなか高価で…先日近所のスーパーでバニラアイスを買おうか迷っていたら、隣に！なんと同じお値段でガリガリ君７本入りの箱が…！！！！安さの前に、わずかばかりのオサレ魂を売り渡し、小学生の頃からの私の夏のお友達、ガリガリ君を購入してしまいました…。許されざるべき可愛くなさのガリガリ君。でも、ハーゲンダッツは１日で終わってしまうところ、ガリガリ君は４～５日間くらい楽しめます。。。ジレンマ！！
※箱が可愛くないし場所も取るから、と中身を出して冷凍庫にしまっていたら、ガリガリ君が折れてしまった…。食べにくい…。箱は可愛くなくても必要です。

ロンドン五輪☆開会式

今更ですが、ロンドンの開会式について。朝5時に起きて、寝ぼけながら観てました。イギリスの引き出しの多さに改めて感動。私の中でのベスト５です！

第１位

ダントツの１位はローワン・アトキンソン！！一人であの大きなスタジアムの空気を作り上げてました…もう顔を見てるだけで笑えて幸せ。一人早朝部屋で爆笑…。

第２位
大量のメアリー・ポピンズ。メアリー・ポピンズが100人近く傘で降りてきた～～！！あまりのシュールさにこちらも一人で笑ってしまった。この後ディズニー映画「メリー・ポピンズ」のミュージカル音楽がかかったら興醒めだったけど、それをしないのがイギリスの誇り！！

第３位
コーギー犬が出てきた時点で「おお！」と思ったら…、お約束の Her Majesty～～！なにせ宮殿の内装の美しさがホンマもんでした！！後日母からは「私なんかはショーン・コネリーの007しか知らないから、誰が何やってるのか全然わからなかったわよ！」と言われた…。色々としょーがない。

第４位
「ハリー・ポッター」の著者J･K･ローリング女史の朗読する「ピーターパン」。児童文学、ファンタジーの世界では、現在彼女の右に出る人はいないのでしょうね～。美しいシーンでした。

第５位
ポール・マッカートニーの「ヘイ・ジュード」。やはりイギリスの財産なんですね～。でも最近ポールも老け過ぎちゃって、以前のようなキュートさがないので５位。

あとはケネス・ブラナーが乗っていた馬車にも大興奮したし、

ベッカムは普通にカッコよかった！！！！キャーキャー！

閉会式も楽しみです～♪あ、もちろん競技も見てますよ！